7月29日 めざましてれび
全国の公立中学校と高校の教員の平均年齢が過去となり、
ほぼ横ばいだった小学校と合わせて、
教員の3人に1人が50歳以上となったことが文部科学省の調査でわかった。
公立学校教員の平均年齢
小学校 44,4歳
中学校 44,2歳
高校 45,8歳
世代構成(文部科学省まとめ)
小学校 50歳以上38,4% 35~40歳38,2% 34歳以下23,4%
中学校 50歳以上34,0% 35~40歳47,7% 34歳以下21,3%
高校 50歳以上37,4% 35~40歳46,9% 34歳以下15,7%
世代構成はバランスがとれている様にみえるが、
50歳以上は増加し、中堅世代は大きく減少している。
少子化で小学校と中学校については少人数学級への対応で教員数は増加している。
これは34歳以下の教員数に表れているが大きな流れには至っていない。
文部科学省 教員の高齢化について
・ベテラン教員が経験を生かして指導できる。
・子どもの指導には体力が必要で肉体的には大変。
・バランスのとれた年代構成が望ましい。
第2次ベビーブームで1970年代以降に大量採用されたベテランが定年を迎えることから
若手への知識や経験の継承が課題となる。
2009年度にうつ病などの精神疾患を理由に退職した国公私立学校の教員が
合わせて940人にのぼっていたことが文部科学省の調査でわかった。
病気を理由に退職した教員は1893人で、
そのおよそ半数940人(49,7%)が精神疾患で退職。
精神疾患で退職した教員数が明らかになるのは初めてである。
三楽病院 真金薫子部長
「教職は生徒・保護者らとのコミュニケーションが必要。
人間関係がこじれるとストレスがたまりやすい。」
東京メンタルヘルス 武藤清栄部長
「教員は『先生のくせに』という批判をおそれ、
悩みを見透かされたくないと考えがち。
日ごろから本音をさらけ出したほうがよい。」