2月27日付 読売新聞編集手帳
東京マラソンを2時間半で走ったと自慢する人がいますけど、
もったいないでしょ。
沿道に用意された、あんパンやバナナもろくに食べられない。
私の場合は5時間近くもかけて走りながら、
飲み放題、食べ放題…。
市民ランナーで「ゑりの未楽」の落語家名も持つ作家、
衿野未矢さんのマラソンをネタにした新作落語は、
そんなマクラで笑いをとる。
著書「ファンランへの招待」(中公新書ラクレ)に誘われて走り始めた人もいるのでは。
ファンラン、
つまり楽しく走るのが市民マラソンの神髄だ。
きょう27日、
新宿から皇居、銀座、浅草を通ってお台場へ、
首都の名所を3万人以上がマイペースで走る。
もちろん「飲み放題、食べ放題」は落語のユーモア。
沿道には大勢のボランティアが連なって、
ランナーに甘いものなど差し出し、
励ます光景が見られるだろう。
走るも楽し、応援するもまた楽し。
石原都政の評価は人によって分かれるものの、
東京マラソンの実現は素直に「功績」とみなす人が大半ではないか。
始めたご当人が今年もスタートの号砲を撃つ。
さて、ところで都知事選の方はいつ鳴るのだろう。
東京マラソンを2時間半で走ったと自慢する人がいますけど、
もったいないでしょ。
沿道に用意された、あんパンやバナナもろくに食べられない。
私の場合は5時間近くもかけて走りながら、
飲み放題、食べ放題…。
市民ランナーで「ゑりの未楽」の落語家名も持つ作家、
衿野未矢さんのマラソンをネタにした新作落語は、
そんなマクラで笑いをとる。
著書「ファンランへの招待」(中公新書ラクレ)に誘われて走り始めた人もいるのでは。
ファンラン、
つまり楽しく走るのが市民マラソンの神髄だ。
きょう27日、
新宿から皇居、銀座、浅草を通ってお台場へ、
首都の名所を3万人以上がマイペースで走る。
もちろん「飲み放題、食べ放題」は落語のユーモア。
沿道には大勢のボランティアが連なって、
ランナーに甘いものなど差し出し、
励ます光景が見られるだろう。
走るも楽し、応援するもまた楽し。
石原都政の評価は人によって分かれるものの、
東京マラソンの実現は素直に「功績」とみなす人が大半ではないか。
始めたご当人が今年もスタートの号砲を撃つ。
さて、ところで都知事選の方はいつ鳴るのだろう。