命光不動尊のブログ

貴方の知らない神道や仏教の教えが命光不動尊にはあります。

ご先祖様の嘆き

2022年09月15日 17時50分18秒 | ひと口法話

最近では、50回忌の法要をされる家は、

少ないとお聞きしております。

 

何時の頃からでしょうか?

33回忌や50回忌を弔い上げの法要とし、

亡くなられた方は、50年経つと神様になられますので供養の必要は要らないと。

 

弔い上げ後は、先祖代々として合祀され、

一般的には一故人(いちこじん)としての供養はなくなってしまいます。

 

何もしてくれない、ほったらかしの状態であると、

ご先祖様が嘆いておられます。

 

50年経ったご先祖様が言われるのは、

「50年と言う歳月が経っただけで、どれだけの供養をしてくれたのか」と、

文句を言われるそうです。

 

お寺さんの都合や施主様の都合で、月参りがないのが当たり前の世の中。

これでは、ご先祖様から文句を言われても仕方ないがないのです。

 

一故人様の供養は、

年に一度と言う家も珍しくないようです。

 

また、年に一度どころか、

年忌しかされないという家も珍しくないと聞きます。

 

このような供養で、

亡くなられた方が満足してくださいますか?

 

「これで、神様になれるわけないやろ」

ご先祖様のお声です。