昨日の元日に、曾孫様のご依頼で
戦争でお亡くなりになられた曽祖父様のご供養を。
今年で死後八十九年経ちますが、
元日が祥月命日のため命日に供養を受けることなく、
年月だけが過ぎていくという故人様にとりまして理不尽な日々が続いていたそうです。
しかし、今年初めて曾孫様が曽祖父様の
祥月命日のご供養をお願いしますと申し込まれました。
故人様は、死後初めて祥月命日にご供養をしてもらえたとお喜びでございました。
「これで、よくやく英霊として求めてもらえる」と。
これまでは、祥月命日では無い日に供養をされるので、
裏口から出て行くという惨めな状態が続いていたとのことでございます。
・・・裏口から出るという事の意味・・・
亡くなられた方は、霊界では常に修行しておりますので、
祥月命日や月命日に法要やが行われる場合は、
正門から正々堂々と出ることが許されるそうです。
しかし、それ以外の日に法要が行われる場合は
裏口からコソコソと出て行かなければいけないということ状態であると。
特に十二月の末や一月にお亡くなりになられた方は、
お寺の僧侶の都合、施主様の都合が優先されて
基本的に祥月命日の日にご供養はしていただけなくなっております。
故人様のための法要ではなくなってしまったのです。
また、施主様も忙しい、お休みでないと困るという諸事情から
多くの人が、祥月命日ではない土日にご供養されているようです。
このような悪習が続く限り
日本の国の繁栄はありえないでしょう。
ご先祖様が悪いと嘆く前に
祥月命日にご供養を。
南無大師遍照金剛