金融庁は、銀行の経営のモニタリング
業務に人工知能（AI）を活用します。
現在は、ベテラン分析官が一定の
条件の下、将来シナリオを分析して
います。都銀や地銀から債務区分の
変化や貸出金利の動向などのデータを
集めた共同データプラットフォームを
立ち上げ、来年春にも本格的運用を
開始します。膨大な取引データや非財務
データをAIに学習させることで、個別銀行
ごとにシナリオ分析ができる見通しです。
例えば個別企業の業績悪化で、支払金利や
取引先数、現預金率の変化などが予測
できます。銀行ごとの審査能力、地域や
業種ごとの与信管理の巧拙などが把握
できる可能性があります。
誰よりも銀行経営者自身が知りたいでしょう。
