宇宙航空研究開発機構(JAXA)の無人探査機
「SLIM(スリム)」が月面着陸に成功しました。
旧ソビエト、アメリカ、中国、インドに続いて
世界で5ヵ国目です。JAXA宇宙科学研究所所長
による評価は、「ギリギリ合格の60点」です。
着陸に成功したものの、太陽光発電が稼働して
いないなど、今後の探査機の運用が綱渡り状況
にあります。SLIMの重量は燃料を含めて約700
キログラムと、2023年に月面着陸したインド製の
約半分です。搭載した太陽電池の重さは従来製品
の5分の1でした。スリムの名前は、
「Smart Lander for Investigating Moon」の頭文字
から来ており、小型探査機による高精度着陸技術の
実証を目的としています。