ファーストリテイリングは、管理職の
外国人比率を2023年8月末時点の56%
から2030年度を目途に80%へ、執行役員
レベルでは19%から40%へ引き上げます。
本社機能を日米におき、店舗開発から展開、
調達、IT化まで世界規模で体制を整えます。
同社は、国内のオフィスでも幹部レベル以上は
全て英語で会議や資料配布を行なっています 。
2023年度の新卒採用約1,100人のうち海外
採用が6割を超えました。
主要７カ国（G7）の気候・エネルギー・
環境相会合の共同声明の原案に、再生
可能エネルギー発電の安定化に欠かせ
ない蓄電池や水素などの電力貯蔵が
盛り込まれます。昨年開催された
国連気候変動枠組条約第28回締約国
会議（COP28）では、世界の再エネの
設備容量を2030年に現状の3倍に増やす
ことで合意しました。G7では、2030年
までに蓄電池や水素など用いた電力貯蔵
容量を2022年比6.5倍に増やすことを
目標とします。
日本は、2023年に送電網不足により再エネ
発電の出力制御（発電した電力を使わずに
捨てる）が前年の3倍の約290回になりました。
九州では、再エネ電力の9%が廃棄されました。
2023年に、中国国内で50社が電気自動車
（EV）など新エネルギー車を生産しました。
2024年は10社以上が経営破綻、もしくは
破綻に近い状態に落ちると予想されています。
2023年の工場の稼働率は、供給過剰により
損益分岐点の8割前後を下回る5割程度に
とどまりました。2025年の中国の新エネ車の
生産能力は3,600万台と国内販売の1,700万台を
大きく上回ると予想されています。余剰能力は
海外市場に向けられます。2023年の新エネ車の
輸出台数は前年比78%増の120万台でした。
2025年は350万台に達すると見られています。
欧米では、中国車の洪水のような流入を防ぐ
措置がとられます。いきおい日本車が大きな
市場占有率を握る東南アジア市場がターゲット
となりそうです。
4月25日から4年ぶりに北京国際
自動車ショーが開催されました。
展示面積は東京ドームの4.7倍。
完成車や部品などを手がける
約1,500社が参加しています。
電気自動車（EV）やPHEVの
展示が約280台と全体の3分の1を
占めます。マツダの社長は、「携帯
電話に例えるなら、ガラケーではなく
スマートフォンを選ぶのと同じだ」 と
言いました。新車の開発は、従来の
3～5年に対し、中国EVメーカーは
2年程度で進化が速い。
ファーウェイや小米（シャオミ）など
異業種からの参入も見られます。
車から家電を操作したり、スマホから
車の一部機能を操作することができる
「走るスマホ」を実現しました。
クルマ屋の発想では中国市場の変化に
ついていけません。
トヨタ自動車は、中国IT大手のテン
セントと戦略的提携を発表しました。
昨日、東京都心は最高気温が
25度超の夏日になりました。
環境省は、24日に「熱中症
警戒アラート」から一段階上の
「熱中症特別警戒アラート」に
運用を移行しました。今年の
長期予報では、梅雨入りが遅れ、
長引くものの、明け後は猛暑が
予想されています。
家電量販店のエアコンや扇風機の
売れ行きは、例年より早い立ち上がり
を示しています。
全国1,729自治体・地域のうち4割を
占める744自治体が人口減少のため
消滅する可能性があります。民間
有識者でつくる「人口戦略会議」
による見立てです。10年前の同様の
推計では消滅可能性自治体は896でした。
人口推計を上回る人口減少が起きてい
ますが、外国人の増加がリスクを緩和
しました。問題は、若い女性が出生率の
高い地域から転出し、出生率の低い東京都
区部、大阪市、京都市などに転入している
ことで人口減少に拍車がかかっていること
です。2022年の合計特殊出生率は、
全国の1.26に対し東京は1.04でした。
健康保険組合連合会（健保連）によると、
全国約1,400組合の2024年度予算ベース
の経常収支は合計6,578億円の赤字が
見込まれています。予想赤字額は過去
最大となり、赤字を見込む組合数は
1,194と全体の9割弱を占めます。
高齢者医療への拠出金の増加が赤字の
主たる要因となっています。少子化
対策財源への拠出と負担が増すため、
赤字は構造的な問題となります。
全国の健保組合の保険料は前年度比
0.05パーセントポイント増の平均9.32%に
上昇が予想されています。料率が10%を
上回ると企業が自前の健保組合の解散する
分水嶺となります。収支を均衡させるための
保険料は、10.27%が見込まれています。
企業が自前の健保を解散すると、加入者は
協会けんぽに移されます。運営に公費が
充てられ、国家財政を圧迫する要因となります。
「地獄のゆるふわガールズバンド」
NEMOPHILAは、2月に武道館公演を
成功させました。ところが3月末に、
最年長のGt.SAKIさんが方向性の違い
から脱退。ロゴの家紋は五弁の花ですが、
メンバーが四弁になってしまいました。
ギターが１人減ったので、ベースソロが
増えました。
ブリヂストンサイクルのスポーツ
タイプの電動アシスト自転車は、
カタログ上の航続距離がパワー
モードで62km、エコモードでは
200kmになります。回生ブレーキ
による発電で「走りながら自動充電」
できます。他のメーカーの航続距離は
パワーモードは同程度でも、エコ
モードは90km程です。
太陽誘電は、2015年ごろからブリヂ
ストンにシステムを販売していますが、
今回、ニデックと組み、航続距離を
1,000kmに伸しました。効率の良い
ニデック製モーターを採用し、航続
距離を従来の5倍としました。
新しい電動アシストシステムを搭載
した自転車は、5月にも発売されます。
日本は、昨年に名目GDP（国内総生産）で
ドイツに抜かれました。国際通貨基金（IMF）の
見通しでは、来年、インドに抜かれ５位に転落
します。円安が大きな要因のひとつになっています。
2024年4月に発表されたIMFの「世界経済見通し」に
おける経済成長率は2023年実績と2024年と2025年の
予想の3ヶ年の推移は、日本が1.9%、0.9%、1.0%
ですが、インドは7.8%、6.8%、6.5%です。ドイツの
成長率は、△0.3%、0.2%、1.3%です。日本による
再逆転は見込まれていません。
インドは、2027年にもドイツを抜き、世界3位に
なると予想されています。現在の1人当たり名目
GDPは2,000ドル半ばと中国の5分の1程度です。
