岩手県の感染者ゼロについて、単に
人口が密でないとか海外からの観光客が
少ないだけと考えていたら大間違いでした。
岩手県知事は、世界のコロナ感染者数を
集計している米ジョンズ・ホプキンズ大学の
国際研究高等大学院修了者でした。
2007年の知事就任当初から、行政による
感染症対策を練ってきました。2月7日に
「県新型コロナウイルス感染症対策専門委員会」を
設置。政府の緊急事態宣言が出される前の3月30日、
東京都や大阪府などから来県した人に対し、
来県後2週間の不要不急の外出自粛要請、
慎重な行動を要望しました。
初動からして違いますね。
また、9年前の震災の経験が、予防に対する
県民の考え方や行動様式に生きていると
言われています。
知事は、『感染者が出ないことは好ましいが、決して
感染者ゼロを目標にするものではない。誰もが感染者
となる可能性があり、感染者第一号となることを恐れ
ないでほしい。(PCR検査で)陽性となることは「悪」
ではない。 』と語っています。
感染者に対する差別やいじめを、未然に防ごうとの
配慮が感じられます。