米NGOの調べでは、石炭火力発電への
投融資額が三菱UFJFGが約1,5000億円、
みずほFGが約1,200億円、三井住友FGが
約400億円だそうです。ただし、三菱
UFJFGは、再生可能エネルギーの融資
アレンジメント実績で世界第1位です。
だからといって、石炭火力への投融資が
非難されないことにはなりません。
国際エネルギー機関(IEA)の試算では、
温暖化ガス削減などの国際目標が達成
された場合、化石燃料による発電量は
現在の65%から40年に20%に低下する
ことになります。
日本のエネルギー基本計画では、
石炭火力の割合が32%(化石燃料
合計では84%)から2030年に26%へ
引き下げられますが、水準が高めです。
今秋に、国連環境計画・金融イニシア
チブが、「持続可能な銀行原則」を
公表する予定です。金融の面から、
日本の石炭火力の目標達成は困難に
ならないのでしょうか。
ESG投資をするノルウェー政府年金
基金は、石炭火力発電の比率が高い
中国電力と北陸電力をポートフォリオ
から除きました。
「保護主義はリスク」が一面の見出し
ですが、同紙面に「セクハラはリスク」
と読める囲み記事が出ていました。
昨年10月に、役員が航空会社の女性従業員に
セクハラ発言をし、同役員と同席していた
社長が、今年1月に退任に追い込まれました。
役所では、スマホで性的なメッセージを
女性に送った男性職員を戒告処分に、
その上司が譴責を受けました。
こうなるとセクハラ問題に意識が高い
学生を採用しないと、上司は安心して
仕事ができませんね。体育会系は未だに
男尊女卑の気質が残っているのでしょうか。
車載電池の出荷量が世界トップの
CATL(中)が年間生産能力を
2020年に50GWhへ増やす一方、
第3位のBYD(中)が現在の4倍近い
60GWhに拡大する計画を発表しました。
BYDは、現在の年産能力が16GWhである
のに対し、昨年の出荷量は7GWh程度に
とどまったようです。自社のPHV・EV
だけでなく、電池の外販に注力する
ようですが、能力拡大に見合った
需要を獲得できるのでしょうか。
市場がより搭載量の多いEVにシフトする
かがポイントですね。
トヨタのプリウスPHVの電池容量は8.8kWh、
日産のリーフ(EV)が24~30kWhです。
ハナショウブの写真を続けて
アップしていたら、花から実に
なってしまいました。
東京五輪が開催される2020年に、
東京の宿泊施設は3,500室ほど
不足するとみられています。
大型クルーズ船をホテルとして
活用するホテルシップは、リオ
五輪でも実績があります。JTBが
活用する横浜港に停泊するホテル
シップは、1,000室と帝国ホテル
東京と同規模になります。
東京、千葉、川崎港もホテルシップの
誘致準備を進めています。
2017年の訪日クルーズ旅客数は、
前年比27%増の253万人、クルーズ船の
寄港回数は、同37%増の2,756回と
過去最高を記録。
五輪特需がなくなった後に、東京の
ホテルの需給が大きく悪化するのが
避けられるグッドアイデアですね。
HR(Human Resource)テックは、
人事労務の領域にクラウドやAI
など新しい技術を取り入れるもの。
2022年度の市場規模は663億円と、
5年間で4.2倍に拡大することが
予想されています。アプリは、
採用管理クラウド、人事・配置
クラウド、労務管理クラウド、
育成・定着クラウドがあります。
最大分野の人事・配置クラウド
では、AIを使って社員の特性を
数値化し、AIを活用して適材適所に
配置します。「AIがデータを駆使
して論理的な判断を下す一方、
ヒトはヒトしかできない付加価値の
高い仕事に特化できるようになる」
ということです。どうもヒトが
苦手で、客観性が担保されにくい、
重要で付加価値の高い業務をAIに
任せるととれます。過度に上司を
おもてなしする日本の企業文化では、
AIの判断の方が社内の不満も少なく
なるかもしれません。
世界の企業が必要とするAI人材が
100万人であるのに対して、実際に
活動している人は30万人と70万人の
需給ギャップがあります。世界の
約370ある教育機関が排出する人材は、
年2万人程度で、とても需要を満たせません。
日本は、AI研究で修士課程を終える
学生は、年に2,800人だそうです。
データサイエンティストの年収は、
平均4,500万円ということですから、
優秀な学生たちが殺到しないのが
不思議なくらいです。
これからは、銀行員がデジタル
レイバーに取って代わられる時代です。
米国証券会社のゴールドマン・サックス
では、600人いたトレーダーがAIに
置き換えられ、2人に減りました。
実際は、200人のITエンジニアが
運用するロボットトレーダーに
取って代わられたということです。
同社の全従業員の3分の1にあたる
9,000人がITエンジニアだそうです。
かつてシャープがパソコン部品の
納入が遅れたときに、東芝の後に
社長となった田中久雄氏に
『この三流メーカーが』と罵倒
されたそうです。業界上位の
NECや富士通がパソコン事業で
赤字決算を報告していたときに、
東芝は不正会計で黒字を装って
いました。これは、三流以下。
驕れるもの久しからずです。
表面を取り繕い、謙虚に現実を
見ていなかった。今では、主従逆転で、
シャープが東芝のパソコン事業を
買収する側に立ちました。
東芝の立川事業所の社員は、個人的に
シャープは好きじゃないと言って
いますが、赤字を会社でそんなことを
言ってられる状況でない。現実を見ないと。
郊外の戸建て住宅に住んでいた
老夫婦が、子離れ後に、便利な
都心のマンションに移る
都心回帰ということが言われて
いました。最近の記事では、
都心から郊外の老朽団地に
引っ越す高齢者が増えている
そうです。都心の住宅を売って、
値下がりの激しい郊外の団地を
を買い、差額を老後の資金に
しようということでしょうか。
それらの人たちは、もちろん
老朽団地の建替えには反対です。
国交省の調査では、2012~2016年に
建替えられたマンションで、
所有者の持ち出しは平均1,100万円強
でした。
六月梨。
新聞に掲載されていた、
大迫の決勝ヘッドの写真が
見事です。ボールがちょうど
頭に当たっているドンピシャの
瞬間を捉えています。
どんなカメラを使っている
のでしょう。AF/AE追従で
最高20コマ/秒の高速連写を
可能にしたソニーのα9とか
ですかね。