中国は、7月に、2030年までに世界の
人工知能(AI)産業でトップに立つ
という計画を明らかにしたそうです。
AI関連特許の出願数は、2010年から
2014年にかけて7割増えました。
2010~2014年の5年間の出願数は、
米国が15,317件、2005~2009年と
比べて1.26倍、中国が8,410件、
2.9倍、日本が2,071件、3.0%減でした。
中国の出願主体別上位は、中国国家
電網公司(757件)、北京大学(442件)、
南京大学(385件)、浙江大学(359件)、
西安電子科技大学(284件)と国の
研究機関や大学が上位に名を連ねます。
一方、日本のトップ5は、NTT(567件)、
NEC(541件)、日立(420件)、ソニー
(387件)、富士通(352件)、東芝
(332件)です。日中の国家戦略の
違いが明白ですね。
監視カメラメーカーの世界一は、
中国の杭州海康威視数字技術
(ハイクビジョン)で、その
シェアは32.3%と断トツです。
2位も中国企業で、シェアは9.8%。
日本メーカーではパナソニックが
4位、2.5%です。海康は、人工知能や
ビッグデータ解析などの新技術を
導入し、カメラだけでなくシステムを
提供できるところが強みとなって
います。従業員の半数が研究開発員、
売上高の7%を研究開発に投じています。
日本メーカーは、太刀打ちできませんね。
最大の需要先である国内市場を中国政府
との関係で押さえていることで他社を
寄せ付けません。一時期、米国の
陸軍基地や大使館でも使われていた
ということですから、その圧倒的な
プレゼンスがうかがいしれます。
昨日参加したフォーラムで、
COP21に出席したハウスメーカーの
役員が、日本は言っていることと
やっていることが違うと連日にわたり
非難されたとこぼしていました。
世界は地球温暖化防止のためCO2
排出量の削減に向かっているのに、
日本は石炭火力発電の新設を計画
しており、それを輸出しようとも
している。これをたとえ話で言うと、
フィルムカメラがデジタルカメラに
取って代わられようとしている時に、
フィルムの改良をしようとしている
ようなものだと言われたそうです。
海外では太陽光発電のコストが
石炭火力発電並みの水準まで低下
したのに、日本のコストは2倍のまま。
日本の進むべき道は、再生可能
エネルギーよる発電コスト削減に
ある。エネルギーの安全保障の点
からも明白です。
ちなみに、そのハウスメーカーの
新築戸建のうちゼロエネルギー住宅は
74%を占めているそうです。
日本政府よりも、同社の顧客の方が
世界の流れを見ていますね。
江戸双紙に、磐音が病状の深刻な
お艶を背負って大山を登るとあり
ます。あの石段を、人を負ぶって
上り下りするのは怖い。
ライトアップは、今日で終了です。
昨日行った人に聞きましたら、
凄い人手だったそうです。
一日前に行って正解でした。
伊勢原駅から臨時便の直行バスが
出ていました。今日も天気が良い
ので、さぞ混むことでしょう。
大山寺。
今年も真っ赤でした。
米ウーバーテクノロジーズは、
5,700万人の個人情報が流出
したうえ、攻撃を仕掛けた
サイバー犯罪者に口止め料
として10万ドル払いました。
これは二重にダメですね。
外部のクラウドサービスに
保管していたデータをやら
れたということですから、
クラウドサービスも安全
とは言えませんね。
三菱UFJフィナンシャルグループが、
2023年度までに従業員数を自然減で
6,000人削減する見通しを出しました。
退職者よりも新卒採用を少なくし、
業務スリム化と合理化を進めます。
マイナス金利では、従来通りでは
やっていけません。でも、いまだに
地域担当と称して都銀や証券会社
から飛び込み営業がきます。
トヨタは、中国で製造・販売する
EVの開発を、中国の合弁企業に
任せます。自社で開発していては
間に合わない恐れがあるからです。
中国企業が主導権を握れば、一気に
EVへシフトする政策が取られる
機運が高まりますね。