損害保険大手4社では、250万件に
のぼる個人情報の漏洩が発生しました。
不適切な方法で取得した個人情報を
利用して、ライバル企業の保険を切り
替えてきました。損保会社は銀行系や
自動車ディーラーなどの代理店に
2,000人規模の出向者を送り、契約者
管理などの手間のかかる業務を担いました。
出向者は、出向先の代理店の契約内容などを
出向元の損保会社に漏洩していました。
出向者が引き上げると地銀系の代理店では
保険ビジネスが成り立たなくなるおそれが
あります。出向者は情報漏洩に際し、
一般的なメールソフトではばれるため、
チェック機能がないメールシステムを
使用したということですから悪質です。
与野党ともに個人情報漏洩を前提とした
事業モデルを批判しており、損保大手は
事業運営で徹底的な改革が求められて
います。