ぴゅ~っと木枯らし吹く季節になっちゃいました
そんな寒い中、東京のあっちとこっちからお客様が。
あっちにお住まいのSちゃんなんてまるで端から端まで移動するほど遠方さん。
我が家は本当に遠路はるばるいらして下さるお客様がとても多いので、
いつもお迎えするときは感謝の気持ちでいっぱい、とっても幸せ
特に初めてこのへき地に足を踏み入れてくださるお客様には
熱烈歓迎でおもてなしをして差し上げたいという思いに駆られるほど嬉しい
なかなか体調が優れず、どんなに奮い起こしても
そんな気力も起きなかった辛かった時期も終わり、
最近はとっても体調がよく活力がどんどん湧いてきて今こそ招き時
…というわけで、今日はいつものお菓子仲間プチセレブ会in amon parisでした。
3回目のrukaさんと、なんと初めてのSちゃん。
前記事に載せたケークをみんなで考察しながら作り、焼き上げた後は
前日仕込みの簡単ランチでおもてなし
みなさまからレシピリクエストのお声をいただきましたので、
僭越ながらまたまた掲載させていただきまぁす
この冬おもてなしメニューのお役に立てれば幸いです。
「森のきのこマリネ」
すっかりうちの定番前菜。
前日から冷蔵庫で仕込んでおけるのでおもてなし向き。
きのこの豊富な秋にはもってこいだけど、一晩もマリネするとかなり冷たいので
サーブの前に少し冷蔵庫から出しておくか、ほんのちょっと温めるか、
お部屋を温かくしてお召しあがりくださいませ~。
・マッシュルーム 1パック
・しめじ 2パック
・生しいたけ 1パック
・お好みでえのきなども
・トマト 1個
・玉ねぎ 1/2個
・ベルギーエシャロット 1個
・にんにくのみじん切り 2かけ
・白ワイン 80cc
・レモン汁 1/2個分
・固形コンソメ 2個
・しょうゆ 小さじ1
・塩・こしょう 各少々
・オリーブ油 カップ1/2
1)マッシュルーム・しいたけは石づきを取り四つ割。
しめじも石づきを取りほぐし、えのきは食べやすい大きさ半分くらいに切る。
2)フライパンにオリーブ油を熱し、玉ねぎ・エシャロット・にんにくのみじん切りを
香りよく炒めたらきのこ類を入れサッと炒め合わせる。
3)そこに白ワインを注ぎ、強火で沸騰させたら固形コンソメを入れて溶かし、
しょうゆ、レモン汁、塩こしょうで調味。
ボウルなどに移し、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
4)トマトは湯むきし種を取り、5mm角に切って上に飾る。
(写真は下にルッコラを、グリーンサラダの上にのせても
)
「カリフラワーとエビのピンチョス」
旬の花野菜とエビ、ガーリックの相性がたまりません。
カイエンヌのピリ辛で間違いなくワインすすむ君です
・カリフラワー 適量 今回は1/3個くらい
・エビ 人数分 2×3で6匹
・にんにく(スライスして芯をとる)適量 1かけ
・カイエンヌペッパー お好みで
・塩コショウ
・イタリアンパセリ
1)カリフラワーは小房分けし、食べやすい大きさに。
エビは殻をむき、背ワタをとる。
2)鍋に湯を沸かし、塩を入れたらカリフラワーを30秒茹でザルにあげる。
3)フライパンにオリーブ油とにんにくを入れ火にかけ、じっくり炒め、
カリフラワー、エビを加えしっかり色づくまで焼く。
(途中にんにくが焦げそうな時は先に取り出すこと)
カイエンヌペッパー、イタリアンパセリ、塩コショウで調味。
そのままお皿盛りにしたらおつまみ風ガーリックソテー、
お一人ずつ串に刺してサーブすると食べやすいし、味のバランスも良い気がします。
メインはずっと食べたかったフランス南西部ランドック地方の郷土料理「カスレ」
本場フランスのものは白インゲン豆とこれでもかーっていうほどの鴨、
コンフィ、鴨脂…(ランドックは鴨の名産地)が入り相当コッテリしているらしいのですが、
身近にそろう材料で、あっさり自分好みのカスレを想像して作ってみました
郷土料理といっても始まりはマンマの家庭料理。
地方によっては入れる肉類も様々なようで、味付けも結局はなんでもOK。
肝心なのは「白インゲン豆」と「肉類」をグツグツ煮込めばそれでカスレになるということ
スペインにも豆料理がたくさんありましたが、
カスエラ(土鍋)で白インゲン豆とハモンを煮込むんだものなんてほとんど同じようなもの。
そう、カスレとは「キャセロール」=「土鍋」という意味。
意味は単純に深土鍋を使った料理だけど、
その幅の広さといい、バリエといい、奥深い…身体の芯から温まるお料理です
サーブするとこんな感じ。
たっぷりのお野菜と豆、骨付きのお肉からなんともいいお味が出ました。
初めて作ったのでまだまだ試行錯誤の段階
いろんな方法でこの冬もうちょっと追及してみたい煮込み料理になりそうです。
長くなるので「カスレ」の備忘録レシピはまたこのあとで
さっ!お食事のあとはケークの仕上げをして紅茶とともに試食タイム~
さらにそのあとも和室(また普段は締切りの開かずの間)に移動しておしゃべりターイム
柿羊羹と工芸茶でホッと和みながら、
時間がいくらあっても足りない、幸せなひとときを過ごしました~
コルドン在学中も含めもう結構長いお付き合いになるのに、
毎回会うたびに新しい話、初めて聞くことが尽きず、
また生活の楽しみや考え方、いろんな方面の話まで…
そのたびにいつも新鮮で心地よい刺激をいただけるとっても貴重な存在
ひとつみんな共通していえるのは「作ることが大好き」
これってシンプルだけど、すべてのことにあてはまる最高の共通点じゃないかな?
お料理・お裁縫などの手仕事もそうだけど、
人との和を作ったり、場を作ったり…。
だから、みんなおうちにお招きするのが好きな人種なのね
この日もいろんなことが勉強になった一日でした。
いらしてくださったrukaさん、Sちゃんありがとう~~~