@MON PARIS

「わたしのParis空間で…」

巻寿司に寄せる…。

2006-02-03 18:16:49 | ひとりごと
今日は節分ですね。

私の母の生まれが大阪なので、小さい頃から細い巻寿司を縁起のよい方角に
向かって頬張るという恒例行事が大好きでした。
長い巻寿司を丸々1本、手でいただくなんて普段はないことですから、
この日だけは大好きな巻き寿司を好きなだけ頬張れる唯一の特別な日。
それに細巻きを一緒に作るのが楽しくて。
あれを「恵方巻」と称することは近年知りました…。

さて、2月に入り私達の滞在も先が見えてまいりました。
3月初めで夫の仕事にメドがたち、その後1週間ほどバカンスして帰国する予定です。
あと1ヶ月かぁ…。長くて長くてやや短く感じたこのグラ滞在…。
もう2度とこの街を訪れることがないかもしれないと思うと寂しいですね。
バルセロナとは違う落ち着いたこのグラノリエールの街。
何気ない普通の暮らしを最高の笑顔で楽しむ…、老夫婦や若い家族など全ての家族が
店などすべて閉店している休日に手を取り、幸せそうに街中を散歩しているのです。
そう、現代の都心にはない光景。
その風景を眺めるだけで幸せな気持ちになる、やさしい空気が流れる街。

スペインの家族は本当に仲が良いように思います。
やはりこれも昼休み、子供は学校からパパは会社から帰って自宅で家族全員で
食事を一緒にとるからでしょうか?

忙しい日本では難しいことですが、例えば今日のような食卓が行事に変われる日。
こんな日くらいせめて家族全員で一斉に同じ方角にお口を「あんぐり」開けて、
丸々1本の巻寿司をいただく…、
そんなお楽しみ&家族団欒な食卓がもっともっとあってもいいんじゃないでしょうか。

最近は全国に普及しているようですね~。
ぜひこのお行儀の悪い(!?)素晴らしく楽しい行事、どんどん広まって欲しいです。

あ!今年は「南南東」ですよ!