@MON PARIS

「わたしのParis空間で…」

カサバトリョ

2006-01-23 06:17:08 | 生活/BCN2005-2006
ガウディ建築の中でもその外観の美しさに一際お気に入り。
日曜日ふらりと見学に行ってみました~。
ほんの一部を公開。



メインルームからパッセジグラシアを臨む。
この窓パーツごとに上下に開閉するの。
曲線のデザインも素晴らしいけど、実用的なところもすごい…。



屋上から。いつの間にか日が暮れていた。
ガウディデザインのおうちっておとぎの国みたいですね。

滞在もあと1ヶ月くらい?なので少しづつ観光もしていくつもりです。
mizuさん夫婦初め会社のほとんどの方が帰国されました。
ここアテネアもすっかり寂しくなりました。

ルーアン、パリ…と滞在の終わりが近づくといつも感じていた1日の大切さ。
ここでもまたその終わりが見えてきた今、どんどんこの街に魅かれていき、
残りの毎日を大切に過ごそうと思います。

焼きネギ

2006-01-22 09:01:20 | 生活/BCN2005-2006
ここカタルーニャ地方の名物「カルソッツ」なるものを探し求め、近所の八百屋さんへ。
この時期1月~3月、そしてここでしか食べることの出来ないネギとは一体
どんなお味なの…。これは何としてでも食さねば!

セニョーラに明日入荷すると言われ、1日待って再度行ったら、
「はい!これよ。カルソッツ。」
と覚えててくれて、手渡しされたのがこんな1束!
こんなたくさん2人で食べきれるんだろうか…。



カルソッツの調理法はいたって簡単。
側の皮が真っ黒になるまで火にくべて焼くだけ。
食べ方はその外側の皮を指先でべロンとはぐと、真っ白でほこほこのカルソッツの
裸体がお目見えしますので、特製ソースにひたした後、反対側の緑色の葉の部分を
つまんで顔の上に掲げ、お行儀もなにもなく口を天空にむかって大きく開け、
(いえ、これこそがこのネギの正しい食べ方でカルソターダというお作法らしい)
ツルンと一口でいただきます。ネギの甘味とホワイトアスパラガスに似た食感。
そして、アーモンド、へーゼルナッツの風味がきいたロメスコソースがカルソッツを
一層引き立たせ、口中で得も言われぬ幸福感があじわえます。
実際食べてみた時にはなぜにネギがこんなに美味なのだ、と感じました。



なるほどこんなに美味しいものであれば一人何本でもいただけそう。
こっちの人々はこれをメインとして食べるというからおどろき。
食べている途中から全身がぽかぽか温まってきて、ネギパワーを実感し、
やっぱりこの地方の人々が冬にこのネギを大量にいただくというのに納得。

ロメスコもいいけど、途中わさび醤油に替えたらこれがまた激うまっ!
やっぱり日本人ですもの。焼きネギ&お醤油万歳~!

大トロ発見!

2006-01-19 22:55:43 | 生活/BCN2005-2006


みっ、みなさま!
見ての通り正真正銘の大トロでございます!
ついに、ついに発見してしまったのでございます!

…失礼。少々興奮気味。
以前よりこのグラの街にはどこ探しても超赤身しか置いてないので、
残りのトロ達は捨てられているのか?もしくは日本に輸出されているのか?
とずっとその行方をさがしておりました。
先日前々より興味のあったバルセロナの台所「サン・ジュセップ市場」
(ボケリアと呼ばれる)に行った折、探してみたところ多数ある魚屋の1件だけ
この立派な大トロが置いてあったのです。
お店のセニョーラに「生で食べれる?今日獲ったの?sushi,ok?」なーんて
聞いてみたら「もちろん、バレ!バレ!(OK!)」と満面の笑み。

うほほ~い!
というわけでついにGETした大トロで今夜はお丼。



ご飯は煎りゴマ入れた酢飯にして、きざみ海苔たっぷり、ポロネギの白髪ネギを添え…。
(微妙に灯りの都合、色彩がおかしいですが。)
完全にとろけました。
この手のトロ、銀座で頂いたら一貫おいくらなの?的なとろけ具合。
恐るべし、地中海本まぐろ。
こんなのが30€/Kgで頂けるなんて!
バルセロナよ、ありがとう~。

…しかし、何事もやり過ぎるのはよくありません。
丼にのせきれなかったものを「炙りトロ~」なんて食べ過ぎましたら…、
元々実は大トロは若干苦手なので、食後胸焼けしました。
ワタクシには中トロちゃんが程良くお似合いなようでございます。

至福なお土産。

2006-01-18 22:48:20 | 生活/BCN2005-2006
この週末mizuさん夫妻は最後のヨーロッパステイということで、
ずっと楽しみにされていたパリに1泊で飛ばれており、
もう1人の駐妻在仲間のnorinoriさんは先週よりご主人のドイツ出張に同行され、
月曜日久々に3人集まって最後の「サロンアテネア」(勝手に命名)を会しました。

mizuさんに出発前に「amonさんパリで何か買ってくるものある?」と
尋ねていただき、ずうずうしくも大好きなラデュレのマカロンとロクシタンの
アロマブジーをお願いしていたのでございます。



そして、別にメゾンデュショコラのボンボンまでお土産に頂き、なんて幸せ…。
こうして眺めているだけでもうお腹いっぱい。(いやもちろん食べますとも!)

さらにnorinoriさまからは、ドイツ本場のシュトーレンのお土産。
全て手作業で昔ながらの製法を守る「Backerei-Konditorei Engelhardt」まで
わざわざ買いに行ってくださった最高級シュトーレンに舌鼓。う~ん絶妙
会話も倍弾み、気付いたら外は真っ暗。(いつものことですが…)



中央にローマジパンが入り、やさしい甘さで何ともいえぬ美味しさ。
まさに良いとこ取りのお土産、まさに至福の午後TEAタイムでございました。
これで3人そろってのお茶会は最後になり、寂しくなります。

ワインめぐり

2006-01-16 20:33:12 | 生活/BCN2005-2006
お天気の素晴らしく良いこの土曜日、去年よりおあずけだった世界のトップワイナリー、
バルセロナの星(なんだって!)TORRES社の見学に行ってきました。

日本にも多く輸出され、どこかで見たこともあるなじみ深いこのTORRES社について
少しお勉強を…。なんかお約束になってきたなぁ、まぁまぁ。

地中海沿岸、歴史と文化が香る古都バルセロナの近郊"ペネデス"。
この地は世界のワイン愛好家垂涎の名酒"トーレス"の本拠地として知られるワイン銘醸地。
創業1870年以来トーレス家はこのペネデスに葡萄畑を所有し、
当主ミゲル・トーレス氏は世界的に著名な醸造家の一人。
ペネデス地区が位置する地中海寄りの一帯は、もともと気候・土壌に恵まれた
理想の地だそうで、起伏に富んだ地理的な特質により、標高別に地中海に隣接する
温暖なペネデス低地、適度な冷涼さの中央ペネデス、より冷涼なペネデス高地の
3つのエリアに区分されています。
トーレス社は、この気温・標高・土壌の異なる3つのエリアに多数の自社葡萄園、計1500haを所有。

さらに名門トーレス家の兄弟、兄ミゲルはチリに380ha、長女マリマーはカリフォルニアに
51haをそれぞれ所有するという。
なんて成功を収めた素晴らしい一家なのでしょうね~。
そんな輝かしきトーレス一族の歴史ビデオ上映から始まった(半分寝てた)見学ツアー。
新しく立派な館内に映画館かと見まごうほどの上映室の奥の長い石造りの
渡り廊下に連れられ、光りとアロマを使ったブドウ栽培の1年をイメージした演出…。
最初何が起こっているのかさえ分からず何とも不思議空間でした。
(読んでいる皆様はもっと理解不能ですよねぇ?説明の仕様がないですぅ)
とりあえずトーレス家はお金持ちってことは伝わりましたが…。

それから屋外に出て、専用カートに乗っていざ畑&カーヴ見学へ!



この日、見学者は私たちともう1家族と1カップルのみ。
見学は予約制で無料なのですがちょっと寂しいですね。季節が季節ですしね。



世界の車窓から。
すっかり冬模様のスペイン。空が澄んでいてとても綺麗です。



巨大な圧搾機。ここである程度発酵させます。
ここは赤オンリー。とにかく巨大な敷地面積でした。



250mのカーヴ。これが4ヵ所もあるそう。
厳選されたフレンチオーク樽に移し整然と並べられ定期的に樽洗浄も行われる。
このオークの香りが移り熟成されたワインを想像するだけで幸せです。



お待ちかね、試飲タイム。
これはロゼですね。その他ワインの試飲は別料金で可能となっております。

赤・白・リキュール・デザートワイン・ブランデーと調子に乗って5本お買上げ。
なんとこの後、前日食したシーフード(生牡蠣1つ含む)にどうも中ったらしく、
動けないほどの腹痛、そして…(書けない!)に襲われ、
BCN市内までなんとか電車でたどり着きましたが、そこから何時間も動けず、
結局タクシーでおうちへ。どこまでも悲惨なオチつきなのね、ワタシ…。