@MON PARIS

「わたしのParis空間で…」

パリジャンとデート

2005-10-01 10:01:07 | 生活/Paris2005
今週土曜から夫の姉とそのお友達がパリに遊びにやって来ます。
そこで、そのお友達が以前パリである事故に遭い、助けてくれた紳士と
今も交流をもってらっしゃって、今回はその紳士のアパートにステイさせてもらう
とのこと。

それが、その連絡が言葉が通じず、なかなかうまくいかなくて
大変な混乱を招いているということだった。。。
そこである日、私の携帯に突然電話が掛かってきた。
「アロー、セ モワ ジョエル!」
唐突の電話でびっくりしましたが、とにかく会いたい、とのことで
急遽うちのアパートの近くのカフェでお話しすることに。

ジョエルさんはパパが中国の方でママがフランスの方、そしてパリ生まれの
パリジャン、60歳の素敵な紳士でした。
パリに来ていろんな人と交流をもつ機会が増えたものの、
なんだか難しい話で誤解が生じないよう、
ジョエル氏はゆっくりゆっくり分かりやすいフランス語を話してくれ、
私は辞書を引き引き、たどたどしいフランス語で会話をすること1時間。

何度も確認し、分かったことは、
彼の今住んでるアパートには一人しか泊まれないということ。
もう一つアパートを持ってるけど、そこは家具がないから
一度一緒に見てもらって、泊まれるかどうか決めて、ということ。

そして、空港に車で一緒に義姉たちを迎えに行くということ。

というわけで、その翌日もジョエル氏と待ち合わせすることに・・・。
今パリで最もホット(!)な界隈、北マレ地区に以前お住まいだった
アパートを所有されているということで、駅で待ち合わせ。
その前に母がキャッシュディスペンサーで現金を引き出したら、
全て10ユーロで出てきて、全部取りきれないうちに中に戻ってしまうという
信じられないハプニングが!!

そこへ登場したジョエル氏に一部始終を説明。
親切で本当に心優しい彼は、
「今は銀行が閉まってるから明朝9時にここに来て。言ってみよう!」
とおっしゃってくれました。もう諦める覚悟だったけどありがたい・・・。

それから、アパートを見学。
素晴らしい!建物は17世紀のものと相当古いというのに、
(そもそもマレ自体歴史的建造物だらけで国の保存指定だらけ)
綺麗に保存され、日当たりも良く、しかも広い!
今は借り手がいないらしく、募集中だそう。

でも、ほんとに家具も何もなくがらんとした空き部屋。。。
ときどき息子さんが利用してるらしくクローゼットに
ベッドマットと布団一式と寝袋(!)が。
ちなみに息子さんは今フリーターで旅が趣味でパッカーらしい。
うーん、これでは滞在は無理じゃないかしら・・・。
ま、それは義姉たちに伝えて決めてもらいましょう。

カフェで、ジョエルさんのチベット旅行したお話など聞きながら
お茶をして別れた。とにかくお話好きなのね、パリジャンは。
やっぱり語学学校より勉強になるかも・・・。
話に興が乗ってくると早口になる傾向が、、、はい、勉強になります。

さて、またまた翌日。
同じ駅に9時集合、すぐに銀行に入り、一部始終をジョエル氏が銀行のおばさまに説明。
そして、おばさまがジョエル氏に超早口で応対。
そして、ジョエル氏が私にゆっくりフランス語で説明・・・。
なんだ、この会話形態は・・・。
おばさまも不思議そうな顔。そりゃそうよね、なんの通訳だっつーの。
あとで「ゆっくりなら分かるの、早いと聞き取れないの」と言ったら
笑ってました。は、恥ずかしい。

そして待つこと1時間。
つかみきれなかったお金は10ユーロ札6枚。
もちろんそんな証明はなんにも出来ないけれど、一生懸命さが伝わったのか、
さっさと「はい、これ。サインして」って6枚差し出してくれた。
びっくり!完全に諦めてたのに、これも全てジョエル氏のおかげだわ。

なんだかんだこの3日間、連続してこの素敵なパリジャン・ジョエル氏に
お世話になりました。
明日はいよいよ義姉たちがやって来ます。
雨止むといいな・・・。








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1 コメント

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ほんとよかったよね (choco)
2005-10-02 01:35:39
ほとんど諦めてたから、戻ってきて良かったよね。

だいたい全部10ユーロっちゅうのもありえないけど

言えば通じる仏社会にほんとびっくり。

仏は奥が深いです。