@MON PARIS

「わたしのParis空間で…」

スペインのパン事情

2005-10-14 07:24:04 | 生活/BCN2005-2006
やって来ました!
未知なる国スペイン・バルセロナ。

・・・と言っても、夫の滞在しているホテル、
すなわち私たちのおうちになのですが、
ここはバルセロナから20km(RENFEという国鉄で35分)
離れた郊外の街Granollersという、とにかく何にもない普通の住宅街で、
小さな小さな街なのでした。
このホテル、アパートホテル(HA)というもので、
各部屋にキッチンがついており、長期滞在者の為のホテルなのだそう。
一応4つ星で、とてもきれい。

夫はこのホテルに5月から滞在しており、
その間ドイツに上海にフィリピンに・・・と出張を繰り返し、
ようやくその妻が到着したのでございます。。。
この5ヶ月間まことに不便を掛けました、、、。
今日からは真面目に主婦致したく宜しく候・・・。
とは言っても、ホテルですから、
一応朝食はあるし、毎日掃除は入るし、お夕飯作り以外あんまりやることもない。

夫は(私もですが)ホテルの朝食は食べないので、
代わりにお昼を重視しておりまして、、、
しかし、会社の近所は何も無い所らしく、社食は高くてまずいとのことで、
毎日のお弁当を作ることになりました。
・・・と言っても、炊飯器ないし、日本のお弁当のようなものが
必ず作れるような食材環境ではないので、
「美味しいボリュームあるサンドイッチを」というオーダーが入りました。

ふむ。サンドイッチ、お安い御用。
そして、到着翌日からとりあえず近所のパン屋を大捜索。
・・・ない。ない、ない。
あるにはあるが、フランスで云われるブーランジェリーというお店はないのです。
みんな、どっかから運ばれてきた焼成直前のパンをちょろっと焼いただけ、みたいな。
いくつか買って試しました、大体硬い。
特にバゲット、白っぽくて、クープも開いてないし、かちかち。
ちぎったらボロっとこぼれてしまう感じ。
・・・なぜ?こんなお近くのお隣の国なのに、ここまでパン文化さえ
違ってくるのでしょう。

果たしてサンドイッチにして食べやすいパンはあるのか。
それから現在もまだ探し求めていろんなパン屋のいろんな種類を
試し歩いております。

その後、レストランなどで食べて気づいたのですが、
このお国には「パン・コン・トマーテ」なるものがありまして、
それは日本のスペインレストランでも食べて知っていましたが、
本場のものを食べて思ったのです。
これは完熟したトマトの断面を直接バゲットなどにグリグリ浸み込ませて、
さらにエキストラバージンをたーっとかけていただくものなんですが、
今までトマトがよく採れるから、パンにぬったくるのかー、と思ってました。
違ったのですねぇ、パンが硬めだから、ジューシーにして食すのだわ。
・・・ん?違う、トマトを塗りたいから、硬めに焼くのか?
あぁ、分からない!どっちが最初なんだか。
ま、とにかくパンというものはほんとに合わせるもので
素晴らしく美味しく変化するので、決め付けられないのですねー。

スペインの食文化、前々から興味あったので、
今回どこまで追求できるか、むふふ。楽しみになってきました。