goo blog サービス終了のお知らせ 

@MON PARIS

「わたしのParis空間で…」

Paris1週間@lundi

2007-03-22 04:12:19 | 旅/France&近隣都市


Lundi(月曜日)…この日もParisは暖かい
まだまだ陽が登るのは遅いけど、木々は芽吹きはじめ、
マグノリアの花もあちらこちらで咲き始めている…春はもうすぐ!
前日の遠足に少々お疲れ気味?イエイエ単にお寝坊してしまい、
ホテルの朝食を食べ損ね、またもや近くのODEONでカフェ。
うーん、本当はあそこで!あのパンを!なんて…どうも思うようにいきません
でもゆーっくり過ごすのも最大の贅沢?とカフェからぼんやり眺めて…。
時刻はすでにお昼もまわり、私には今日楽しみにしていたイベントが
夫とはここで別れ、一人メトロに乗ってようやく一番の観光地スポット?
であるシャンゼリゼ通りにやって来ました



そのシャンゼリゼ通り、一等地にたたずむこの立派な建物。
ここは、2003年にオープンした老舗Ecole Lenotre(エコール・ルノートル)の
教室・ショップ・カフェが併設された、
複合施設である「Le Pavillon Elysée」(パヴィヨン・エリゼ)

ここではアマチュア向けのレッスンがサロン形式で開講されており、
料理・菓子・ワイン・子供向けプログラムなど多彩。
時間も3時間とお手軽なため短期間の滞在、旅行中でも参加しやすいのです

というわけで私も1レッスンだけあらかじめ電話で予約
アマチュア向けとはいえど、常に新しい感覚のシェフ自らの
Lenotreの授業は魅力的ですもの!
光がいっぱいに入るこのサロンでの教室で、
どんな風に授業が進められるのかも興味津々。
…いつかこんな風にお教室ができたら!と参考にもなります



授業予約は電話かEメールでなのですが…もちろん仏語オンリー。
実はこの日の私の名前、なんと予約もれ
電話で何度も復唱し、先方マダムもちゃんと予約ばっちり
確認して切ったはずなのに、このアリサマ…。
私の会話力に問題もあるだろうけど、予約事項なんて簡単なもの、
おそらくその辺はお国柄…電話だけでも危険、メールだけでも危険。
個人で申し込む際は余念なく確認することをお勧めしまーす。

それでもこの日はクラスに余裕があり、なんとか授業が受けられることに。
教室に入り、SCHMITTシェフとご挨拶したらこんな風にカフェと焼き菓子が。
ルセットとペン、タブリエも用意されてあり、気分はすっかり上流マダム~



今日のレッスンは「LES FRUITS DE SAISON」(季節の果物)のコースから
「La Poire(洋梨)」
なんてたってフランスのポワールは種類も豊富、そして美味しい!
そのポワールのバリエの授業はいたって簡単なお菓子ばかりですが、
4品ほど同時に作る流れ。



こうしてシェフの手元を見たり、みんなで分担しながら進めます。
この日のレッスンに参加したメンバーはParis在住のマダムが2名、
ムッシューが1名、そして現在滞在中の日本人の女の子と私の5名。
(彼女はなんと同じ東京のお菓子学校卒業生でした!)
シャンゼリゼ通りに面した明るいサロンで和やかにレッスンは進み、
昨日Joelさんと丸1日仏語会話強化特訓(?)の成果もあり、
時に談笑も交えながら楽しくあっという間に時間が経ちました。
出来上がったのは…



Crumble aux poires(洋梨のクランブルケーキ)
ソテーした洋梨とレザンブラン(白ブドウ)をガルニチュールに
アパレイユを流し、クランブルをのせ焼き上げたもの。
洋梨を生かしたお菓子、優しい甘さで冷めたらまた一段と美味しかったです。



poires rôties sur dacquoise noisettes
(ヘーゼルナッツのダコワーズ、洋梨のロティのせ)
accompagnées de glace caramel(キャラメルのアイスを添えて)
この組合せは言うことなく美味しい
アイスももちろんこの場で手作り…卵たっぷり濃厚でみんなおかわりしました

このほかにもう一品
chutney aux poires et gingembre(洋梨と生姜のチャツネ)
これはとても変わったコンフィチュールのようなもので、
仏語読みでは「シュトネー」
果実に香辛料・砂糖・酢などを加えてよく煮込んだものなのですが、
初めて味わうような不思議なお味!
作ってる最中は「えぇ~?」と思っていたのですが、
ホテルに帰っていただいたら妙に美味しくて全部食べちゃいました。

行程は慣れたものばかりですが、
シェフのお話やテクニックは勉強になるものばかり。
やっぱり参加してよかった~、なによりこんな楽しいお菓子作りが最高に幸せ!
と、改めてみんなでつくるサロン形式の良さを感じてしまいました。

レッスンが終わったのは17:30。
お知り合いになった日本人の女の子とカフェでお話してから、
サンジェルマンデプレにあるGerard Mulot(ジェラールミュロ)で、
今夜のお夕飯を買っておうちに帰ることに。
基本的に夜はなるべくお部屋で、と考えているのですが、
Parisはトレトゥール(お総菜屋さん)が充実しているので、
それもまた楽しみなのです~



・鴨のサラダ
・タラマ
・鶏のポワレと野菜のグリエ
・バゲット
・ブリ・ド・モー
・ブルゴーニュの赤
   &
・Lenotreのデセール

プチParis情報
【Le Pavillon Elysée】
add:10, avenue des Champs Elysées 75008 Paris
Tel:01 42 65 85 10
URL:www.lenotre.fr

【Gerard Mulot】
add:76,rue de Seine 75006 PARIS
Tel:01 43 26 85 77

↓今日もぽちっ…大変励みになります
にほんブログ村 旅行ブログ 旅行グルメへ ありがとうございます

Paris1週間@dimanche

2007-03-21 23:30:44 | 旅/France&近隣都市


もうすぐParisもサマータイム。
この日もまさにドライブ日和、どこまでも続く青い空
ほんのちょっとParis市内から抜け出しただけで、
いかにもこれぞフランス田園風景といった美しい景色が広がるなんて!

はい、本日はJoelさんのサプライズアテンドにより、
マダムも一緒に4人で世界遺産の中世都市Provinsまでお出掛け
Joel夫妻は私たちの両親と同世代。
夫の姉を通じて一昨年お知り合いになって、
前回のparis滞在時は本当に親切にしてくださりお世話になりました。
今回は急な訪問の知らせにも関わらず、
できるだけアテンドしたいと申し出てくださり感激するばかり…。
昨日の私、ず~っと口に出すこともなかった仏語は言うまでも無くボロッボロ
でもお二人はとーって優しく何度でも聞いてくださるし、
ゆっくり話してくださるし、忘れていた単語も少しづつ思い出して…。

春の光り輝く太陽の光を浴びながら、一路Parisより南東90Km離れた
Provinsを目指すのでした。



小1時間ほど走り到着。
丘の上にたたずむ城壁で囲まれた街へと続く小道。
少し息を切らして駆けていき目の前に見えたのは…、



この町のシンボルでもある「セザールの塔」
12世紀建築のこの建物は当時見張り塔でもあり牢獄でもありました。



2時間もあれば充分周れるほどの街をぐるりと囲んだ城壁。
小道と城壁の間はお堀になっています。



さて、ここで少しProvins(プロヴァン)のご紹介を
ご注意いただきたいのが、ここはあくまでもParisの南東、
イル・ド・フランス呼ばれる美しい田園風景にある街郊外の小さな街であり、
南仏のProvenceではないですからね(よく間違われるらしい…)

Provinsはシャンパーニュ地方の商業の中心として、
11世紀から13世紀にかけて繁栄し、9本もの街道が交わる交通の要所であった
この街はまさに商業市場「シャンパーニュの大市」が定期的に開催されていました。
そのため百年戦争(1339-1453)の影響も少なからず、
先の城壁・セザールの塔もその名残のものということ。
14世紀以降、百年戦争・ペスト大流行・ジャックリーの乱などの歴史背景により
Provinsも未曾有の混乱に陥り、次第に衰退…この姿のまま取り残されることに。
それが幸いしてか、この完璧に保存された姿が2001年中世市場都市として、
世界遺産に登録されたのです。

7世紀も以前、戦争・疫病・混乱のものものしい舞台であったとは
想像もできないほど現在のこの街は、
美しいシャンパーニュの緑に囲まれ、
ゆったりとした時間が流れる静かな田舎まち。。。



伝統的な木組みの家々の間をそぞろ歩けばまるでおとぎ話の世界にいるよう。



世界遺産としては新しいので、日曜の観光客も実はフランス人ばっかり!?
生粋のパリジャンであるJoel夫妻も関心度大でリーフレット片手に観光



ランチは中心であるPlace du Chatel(シャテル広場)のビストロ、空の下で。
他の3人はmenu(コース)を。
私はフライされた温かいシェーブルがたくさんのったサラダ。
広場には他にカフェ、クレープリーとたくさんお店がありました。



ランチの後はいよいよセザールの塔を登り…、
一望に広がる古い町並みとシャンパーニュ地方の平原を見渡す。



こちらはSt.Quiriace(サン・キリアス参事会管理聖堂)
12世紀頃に大規模な建設が開始されたましたが、
王国の予算不足の為、未完成のままだったそう。

マダムったら観光の合間にもアンティークショップにて、
素敵なランタンと花台をお買い上げ…ベランダに飾るんですって。
ささっとインテリアをコーディネートしてお買い物する姿は
そのセンスも合わせて「はぁ~」と惚れ惚れ。
そしてそれほどご夫妻の御宅は素敵なのです

実はこの日、Joelさんから観光後はそのご自宅でお夕食にと
お誘いいただいていたので、もう帰るのかな?と思いきや、
すでに夕方なのに、そのままFontainebleau(フォンテーヌブロー)を
経由しながら戻るというのです。



経由といっても40分くらい走って到着した時刻は17時。
またもや宮殿は閉館…(以前もそうでした
それでも4人で歴史ある広大なお庭を散策。



10世紀中世封建時代のカペー王朝からナポレオン3世まで、
歴代の王が愛したこの宮殿と森と庭園。
現代もこうして休日は近郊の人々の憩いの場になっているようです。
この日もお天気がよかったせいか、大勢の子供連れの家族が
おもちゃや乗り物を持ってきて遊んでおり、
サイクリングや、日光浴を楽しむ姿も。



ル・ノートル設計のフランス式庭園から宮殿を。



公園の間、運河も夕陽を浴びて美しい。

…さてさてこれで帰路へと思い、車窓を眺めていると
小さなかわいい街に到着!
またまたJoelさんサプライズ、Fontainebleauの西北西約10Kmという
すぐ近くにある小さな村Barbizon(バルビゾン)に車は停まっておりました。



ここは19世紀中頃、素朴な農村風景と美しいフォンテーヌブローの森に
魅了された多くの芸術家が暮らした村。



代表的なのは「落穂拾い」で有名なミレー(↑ミレーのアトリエ)
まさに農民とともに生活し、働く農民の姿を描き続けたミレーをはじめ
当時アトリエで制作するのが普通だった時代に戸外に出て、
ありのままの自然を写実的に描いた彼らはバルビゾン派と呼ばれ、
後に印象派を生む土台ともなりました。



小さく静かで暮らしやすい村は、Paris市内に住むパリジャンたちの憧れらしい。
こんなお洒落な車も停まってるし、ちらっと不動産屋さんのアンノスを見ると
あららら!ここってばどうやら高級住宅街のようです
(Joelさんの主観による談ですけど)



古いポストと工事?の柵…なんでもないんだけど画になるのね。



この村唯一のエピスリー?とてもかわいいお店構え
さてこれで本当に本日の観光は終わり…一路Parisへと車を走らせ…
そのまま15emeにあるJoel夫妻のご自宅に到着



時刻はもう21時…そう、お部屋からエッフェル塔も眺めることができ、
ちょうどイルミネーション点灯が始まったばかりでした。
驚くのはこればかりではない!
だって、朝から丸一日一緒に観光に出掛けていたのに、
ご夫妻は一休みもせずテーブルは素早くセッティングがはじまり、
リビングではシャンパンとドライフルーツが用意されちゃんと4人で乾杯
「ここでしばらく待っててね!」とJoelさん。
「何かお手伝いを…」と申し出ても、全く心配ご無用と返され、
キッチンではマダムがさささっと準備されていらっしゃる。
そしてほんの十数分後、私たちはダイニングを囲んでおりました



前菜のポタージュをマダムがサービスしてくれ…



いただきます
冬野菜がたくさん入った温まるスープはごく一般的に家庭でよく作られる。
マダムは「だからなんにも特別なことはしてないのよ」と笑うのでした
2種のパンもすっごく美味しい…近所には6軒もパン屋さんがあるんですって!

この後、メインにブーダンブロン(白ソーセージ)とポム(リンゴ)のソテー
をいただき、残ったワインでフロマージュ(カマンベール&シェーブル)を楽しみ…
そしてやっぱり仏人家庭でも欠かせないデセール!



なんと、こちらもまたお手製
キャトルキャール生地にキャラメリゼされたアナナスを焼きこんだ素朴なガトー。
ふんわり甘くて美味しく、相当おなか一杯なのにぺろり…。
もうお二人の心づくしのおもてなしにひたすら感動しぱなしの私たち。
一緒に出掛けて一緒に楽しみ、食事ももてなし一緒に楽しむ!
これは私の今のところ大いなる課題なので、この日は何もかもが勉強になりました。
食事中にJoelさんいわく現在「居候中」の息子さんOlivierが帰宅。
彼は英語がペラペラ、歳も同じくらい、ようやく夫も和み、
夜が更けるまで楽しい夕食会は続いたのでありました

プチProvins情報
【Office de Tourisme】
add:chemin de Villecran
Tel:01 64 60 26 26
URL:www.provins.net(日本語ガイドPDFあり)
4月~10月は特にイベントが多く楽しそうです

【セザールの塔】
4月~10月 10:00~18:00
11月~3月 14:00~17:00(ご注意!)
料金:€3.40

↓今日もぽちっ…大変励みになります
にほんブログ村 旅行ブログ 旅行グルメへ ありがとうございます

Paris1週間@samedi

2007-03-21 04:53:45 | 旅/France&近隣都市
いきなり到着時ハプニングから書いてしまい、ご心配をお掛けしました
さ!気を取り直して、徐々にParis日記をUPしてまいりたいと思います

今回の渡仏は、ひょんなことから決まったのですが、
いわゆるビザの関係で一度米国から抜けるというのが目的でした。
US・カナダ・南米以外の国で、米国時間に合わせてお仕事が
できる環境が条件だったのですが、そうなれば東京かParisしかないじゃないのねぇ…
東京は遠いので(おぃっ!)Parisにすんなり決定しました…えっ?イヤイヤ。

なので、夫はあくまでもお仕事です!
Paris時刻で15:00~0:00はホテルで仕事ですから、
かなり微妙な時間帯しかウロウロできませんね~…まずnightlifeはナシ
あーあ、バスティーユで飲み歩きたかったのに…。えっ?イエイエ!!

そうは言ってもできるだけ美味しいものを食べるという目的は捨てきれず、
今回もちょっとばっかし予約を入れたり、旅準備に余念なくいざ出発しました。

えっと、先にお断りですが…
先ほど写真を整理し厳選してみたのですが、(元は400枚…)
それでも90枚近くになってしまい、どれも削れない…(なんて優柔不断な!!)
アルバム状態になると思いますが、それでもよければどうぞ最終日まで
お付き合いくださいませ(その分文字を少なくするよう努力…ムリかな…)
画像はかなり小さく処理してますので、目が粗くなっていますがご了承ください
いわゆるPairsの日常を切り取ってお届けできれば!と思います

また世界でも最大の観光都市Parisですもの!
ご存知の方も多いと思いますが、いつかご旅行にお役立ていただけるよう
最後にできるだけプチ情報をまとめておきたいと思います
…ほとんどが食べ歩きに偏りそうですが…えへへ

vendredi(friday)の夜、GSOを出発。
ワシントンでAir Franceに乗り換え約7時間のフライト後、
日付が変わって翌日samedi(satday)お昼頃CDGに到着。
今回の宿泊もやっぱり以前滞在していた5emeカルチェラタンに。
ソルボンヌ大学のお膝元rue des Ecolesにある古い古い建物を
何回も改装し、何年もそのたたずまいを変えないParisらしいプチホテル。



ホテル前の風景。
ここは賑やかなSt.MichelやODEONからちょっとだけ離れているので、
とても静かで過ごしやすいところ。

ホテルに到着後、すぐにロビーから電話が。
前回滞在時にお世話になったJoel氏がロビーにおみえとのこと!
び・び・びっくり~、旅の詳細はメールしていたものの、
まさかこんなすぐに再会に来てくれるなんて。
ロビーでしばし1年半ぶりの再会を喜び、
改めて私たちのスケージュールを確認…日曜はフリーだから、
以前NHKで見たParis郊外にある世界遺産の街"Provis"(プロヴァン)に
行ってみようかなということもメールで伝えてあったのですが、
なんとその日は車で一緒にそこへ連れてくださるとのこと。
なんでもjoelさんも行ったことがないらしい。恐るべしNHKの取材力。

そんなこんなで明日の打ち合わせをしてお別れし、
私たちは午後のサンジェルマンを散策することに



デ・プレ教会の前にはアンサンブルの演奏。



土曜日の午後はすごい人の出…この通り、カフェLes Deux Magotsもいっぱい!



そういえば小腹が空いていたのでカフェを探すが、
表通りはどこも本当にいっぱい!!
仕方なくrue de Buciのカフェに落ち着き、
ようやくショコラショーとタルティーヌで一休み。
あぁぁー、これだわ!やっぱりフランスのショコラショーは美味しい



大好きなデパート"Le Bon Marche"へ向かう道…
夕暮れのこの交差点の風景も好き。実際はもっともっと綺麗な色でした。



その手前にあるやっぱり大好きなチョコレート屋さん
"La Maison de Chocolat"に寄って…
はいっParisで一番に食べたお菓子は最も好きなこの方。
エクレール・オ・キャラメル…絶品です
スタイリッシュな細身のこのお方、まさにパリジェンヌなお味。

うぅ~んまさにここは花の都Paris!
そしてグルマンの都Paris!

Je suis a Paris!!!

この日の晩ごはんは、近くのコスパ最高タイ料理屋さん"Chieng Mai"で。
翌日は楽しみにしていたProvins観光…早めにおやすみなさ~い

プチParis情報
Hotel Claude Bernard
WIFI FREE&朝ごはん付き♪この辺りでは貴重なバスタブあり♪
add:43,rue des Ecoles 75005 PARIS
Tel:+33 (0)1 43 26 32 52

プチホテル検索にお役立ちサイト
PETIT HOTEL DE PARIS

【Le Bon Marche】
add:24,rue de Severs 75007 PARIS

【La Maison de Chocolat】
add:19,rue de Severs 75007 PARIS
他パリ市内に3店舗あり。

【Chieng Mai】
add:12,rue Fredreric Sauton 75005 PARIS
tel:01 43 25 45 45

↓今日もぽちっ…大変励みになります
にほんブログ村 旅行ブログ 旅行グルメへ ありがとうございます

リアル"ターミナル"経験

2007-03-20 01:06:14 | 旅/France&近隣都市
みなさま、おひさしぶりでございます!
17日夜Parisより懐かしの我が家Greensboroへと帰ってまいりました

えぇ、正確にはアメリカにはすでに16日到着しておりました…。
スケジュールではフィラデルフィアで数時間のトランジット後、
その日のうちに我が家へ到着している予定でした。

それが…それが…

雲行きが怪しくなったのは、
すでに到着時刻が近づくAir Franceの中。
目の前の画面、通常の空路表示はまっすぐ1本のはずなのに、
目的地手前の上空でぐるぐる渦巻きを描いておりました。

…そう到着地フィラデルフィアはかなりの悪天候だとのこと、
もし着陸できなかったらどっかに引き返すとかなんとか放送が流れる中、
5旋回ほどしたのちなんとか無事到着。

窓の外は真っ白で横なぐり?の吹雪
Parisでは日中晴れていたこともありコートの下は半袖という、
ふざけた格好の私、いきなり氷点下の外界へ放り投げられ…、
もちろん今夜は全便欠航

まぁ、こんなことはよくあるさ!と強気でいたのも束の間…
翌日の変更チケットを取るためにターミナルを移動すると、
そこにはあふれんばかりの人の波&どこが終わりかもわからない行列。
テレビ局まできていたので、相当の異常事態だったのでしょうか。
結局16:30に到着してからチケットを手にしたのは22時すぎ。
私たちは翌日午後便でラッキーな方だとか…、
中には2~3日後しか取れない人もいるそうで、かなり皆さん深刻な面持ち。



さて、今夜は一体どうしようかと思案の間もなく、
「ホテルは無理でしょ」と係員の言葉に死刑宣告をくらったよう
こ・こ・この極寒の中、こんな汚いところで一晩過ごせと???
暗い気持ちの中荷物を引きずり、
わずかの希望で隣接する唯一のホテルMarriottへ向かうと、
道すがらそこいらじゅうにごろごろ死体が…(失礼)
案の定Marriottの中も難民キャンプのようにごろごろ…。

空港ロビーより綺麗だし、寒さもましなので、
私たちもMarriott難民仲間入りを決行!
かくして齢2●歳にしてめでたく野宿デビューを果たしたのでありました
とはいえ、地べたに寝るのは抵抗が…。
イスをうまいこと並べ上に寝てみるが当然眠れない…
朝4時にはクリーニングの理由で追い出され、再び空港ロビーへ。

これなら早々にチェックインして中で過ごす方が食べ物もあるしと、
(そうなのです、周りには何もない!)
カウンターが開くのを待って行ってみると、
すでにまた昨晩の悪夢再びで、長蛇の列と大混乱。
その列は欠航便の代わりチケットを求める人と、チェックインと入り交ざり、
誘導する係員もいない、なんの秩序もなくいつ報われるのかも見当つかない。
極寒の外には荷物預かりだけのサービスをしているとのことで、
仕方なくそっちに数時間並ぶも、ターミナルが違うと言われ移動…

これまで行き着くのに何回も何人もの空港係員に聞いたのですよ!
それなのにこの仕打ち…ひどすぎる!
みんな知らないくせにウソをつくのです…
知らないなら知らないって言えばいいのに。
ターミナル移動後はスムーズに?2時間後くらいして無事チェックイン。
厳戒セキリュティーを抜け中に入れたときは「やっと帰れるのね…」と涙が
時間もすでに昼頃、温かいアジアンデリを口にしたときは、
被災者の方々が真っ先に温かい食べ物の有難さを
語っていたのを思い出すほど、気持ち的にはそんな感じ。
このままここで15時のフライトを待てば帰れるんだわ!と安堵したのも束の間。

当然ながら、この後も各フライトは数珠繋ぎの遅延。
何度となくアナウンスなしに変更されるゲートに振り回され、
忘れがたきこのフィラデルフィアの地を飛び去ったのは
午後7時をまわる頃でございました。



約27時間のリアル「ターミナル」な貴重な経験でしたが、
そんな中でも唯一私の精神を救ってくれたのが、
大切に手荷物で持っていたピエールエルメとラデュレのマカロンたち。
極寒の中並んでいるときも、明日の見えない混乱の中でも、
一粒食べれば、不思議とパワーが湧いてきて、
自分でもあれ?と思うくらい実は
あんまり悲惨な状況と感じず過ごしたのでした

ただ単に疲れているときのブドウ糖パワーだったのか、
ただ単に私が単純な性格だったからか、
どっちにしても乗り切れてよかったよかった

一つ教訓になったのは、
こういう事態も想定していつでも難民グッズを携行したほうがいいこと
だって中にはレジャーシート?や毛布や寝袋のようなものに包まれた人々を
見かけたので、みんな偉いなぁーと感心してしまったから。
ま、二度とこういうことは起こらないで欲しいですけどね!

そんなわけで先に最終日からのUP(しかも長文)になっちゃいましたが、
またぼちぼちParis日記UPしていきたいと思います

↓今日もぽちっ…大変励みになります
にほんブログ村 旅行ブログへ ありがとうございます

Milano~26日

2005-12-29 23:17:47 | 旅/France&近隣都市
3日目。
早めに朝食に行くと4組の日本人客に遭遇。
逆に日本人以外のお客が1組…すごい確率の空間です。
快適だったお部屋を後にし、チェックアウトを済ませ荷物を預けてお出掛け。

まずは24日ミサだけ参加したドゥオモに。
再度じっくり見学して賑やかなダンテ通りを抜けてスフォルツェスコ城へ。
しかし今日26日も祝日(聖ステファノの日)、全ての美術館はやっぱりお休み。
仕方なく外部の建物とひろ~い公園を極寒の中散策…。

お城に近い地下鉄Lanzaから今回行ってみたかった場所ナヴィリオ地区に向かう。
ふと思うのだけど時期がクリスマスだからなのかいつもそうなのか、
地下鉄にはほとんど人が乗っていない。
特にホテルの最寄の駅は駅員すらもいない全くの無人駅状態…。
やっぱりミラノっ子はトラムを自由自在に乗りこなすため必要ないのね。
そんなわけで地下鉄に乗るときが一番緊張する瞬間でもありました。

ナヴィリオ地区は中心部からちょっと外れたPoltaGenova駅から歩いてすぐの運河がある界隈。
昔ミラノは至るところに運河が巡らされていたそう。
しかしその多くが埋め立てられ、今ではこの一帯しか残っていない。
この運河はドゥオモ建築の際、大量の大理石を運ぶために造られたもので、
その造営にはダヴィンチも企画に携わったとか…それくらい古く趣のある風情は
どこか懐かしく、切り取られた古い1枚の絵画のように美しかった。



細い路地裏を覗くと共同洗濯場があったり、熱心な地元の信者が集まる瀟洒な教会、
運河沿いには素敵なレストラン、カフェ、画廊、アトリエ、雑貨屋とお洒落なお店ばかり。
ほとんど人のいないひっそりとしたこの運河一帯も毎月最終日曜には蚤の市が
あるそうで、その時ばかりは大変な賑わいになるそう。

お腹が空いたけど、この運河沿いは残念ながら全てのお店がお休み。
隣の大通りの開いているお店に飛び込むと、
そこは地元客で賑わう釜のある本格ピッツェリアだった。

 定番カプレーゼ

 定番アリオリペペロンチーノ

 やっぱり定番ボンゴレ

 そしてこれも定番なピッツァ

このレストラン家族でやっているような5人くらいのお店なのに、
テーブルクロスはきちんと取り替えるし、全員がほんとに良く動いて
何でもやるし、とても高感度抜群なお店でした。(←どこ見てるのって?)
それよりも全てのお料理が本当に美味しかったのですよ~!
イタリアでよほどマズイ店を探す方が難しいと言われるのが本当なのか、
こうして飛び込んだお店でこんなに幸せな気分になれるなんて嬉しいことでした。

他にティチネーゼ門近くの教会内の美術品やカタコンベを見学し、トラムに乗ってホテルへ。
今度は国際空港Malpensaから出発する22:20のフライトのため、
チェントラーレからエアバスに乗って約50分。
よほど疲れていたのか出発前から熟睡し、気づいたら空港でした。

淡い期待を寄せていた空港内の免税店も21時を過ぎたためほとんど閉店。
1件だけかろうじて開いていたお店に市内で売り切れだった姉のリクエストを発見!
よかった~、こんな奇跡的なこともあるんだ~と自分の分もこっそり買って
いそいそと帰りのフライトはVuelingボーイングへ。
VuelingはRyanと違って席は指定だし、国際空港だし、タラップじゃないし、
かなりの高級感(?)を味わい、シートに着くが、
コックピットは入ってすぐ左手に見えるし、緊急時のアナウンスパフォーマンスは
全員バラバラでそれを見ていたチーフのお姉さんはため息つくし、
だんだん不安になってきて、また「落ちたらどうしよう…」と弱気に。

そんな今回のミラノの休日も約1時間半のフライトで幕を閉じ、
無事我が家ホテルアテネアへと帰ってきたのでございました。

さ、それではほっとティータイム。
おみやげの老舗菓子屋の名物パネトーネを召し上がれ!



このパネトーネ、中にレーズン・オレンジ&レモンピールが入って薫り高く
そしてしっとり大変美味しゅうございました。
今までのぱさぱさパネトーネ概念が崩れたのでございました。わ~い!