メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

やっぱり自分で作りたいコックオヴァン

2016-12-24 15:24:46 | ワシントンDCレストラン

左腕を骨折して
これまでのようにチャチャッと料理ができなくなってしまったメイおばさんを家族や友人たちが,心配したり、慰めたり、元気づけたりしてくれます。

「お昼をちゃんと食べれば夕飯は簡単でいいでしょう?」とばかりに
連れ出してくれるのです。
ありがたい話です。

昨日ご紹介したフレンチレストランは
仲良しイリスが。

今日ご紹介するやはりフレンチレストランは
わが夫が。

たまたまフレンチが続いてしまいましたけれど
全く違う雰囲気です。

昨日の洗練された瀟洒なレストランと違って
今日のフレンチはいかにもパリの街角にありそうな
小さな家族経営の店。

場所は昨日と同じ、ワシントンDC、アレキサンドリアの
オールドタウンです。

壁も窓も、過剰なぐらいに飾られて


狭い空間にたくさん置かれたテーブルの間を
小太りの小柄なマダムとその息子が行き交います。

キッチンで働いているのはどうみてもお父さん。
これはこれでまたいいものです。

夫が頼んだのは、キッシュとビーツのサラダです。
トッピングされている白いのは山羊のチーズです。

メイおばさんが頼んだのは、コックオヴァンとシーザーサラダです。

ほうら来ましたよ。
ね、レストランというよりは「家族の食事」的な盛り付けでしょう(笑)?

 

ま、たまにはいいですけれど
人口密度が高すぎて、昨日の店のようには優雅に落ち着けませんし
コックオヴァンはいかに何でも
山盛り過ぎだし、塩辛すぎだし(笑)。

これじゃ自分で作った方がいいわ、などと思いながらも 
これはこれでまた楽しめる雰囲気。

メイおばさん、コックオヴァン(Coq Au Vin)を作る時には
鶏肉を一晩赤ワインに浸してから
ペコロス(小玉ねぎ)やマッシュルーム、ベーコンと一緒に
たっぷりの赤ワインで煮込みます。

牛肉をことこと赤ワインで煮込めばブッフブルギニョン。

一回の料理に赤ワインを1瓶あけてしまいますけれど
コックオヴァンもブッフブルギニョンも
冬になると無性に作りたくなるお料理です。

ワインの赤がクリスマスを思わせて
ワインをちびちびやりながら
気長に煮込むのもまた
この時期のお楽しみ(笑)。

さあ、左腕が使えるようになったらば
まずはどっちを作ろうかしら。

コックオヴァン?
ブッフェブルギニョン?

読んでくださってありがとうございました。
ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。