メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

まさかの場所でヨークシャープディングに

2016-12-09 20:03:45 | レストラン

小説などにもよく登場するイギリスの「ヨークシャープディング」なるものに
ずっと憧れていた文学少女&食いしん坊のメイおばさん。

プディングと言ってもデザートではなく
ローストビーフに添えられる伝統的なsomething。
くらいの知識はあっても、なぜか実際に出会ったことはありませんでした。

それなのに、ロンドンではなく、ふらりと寄ったワシントンDCの真ん中
ペンシルべニア通りのブリティッシュパブで出会ってしまうなんて!!

このパブ「Elephant & Castle」の雰囲気が大好きで

メイおじさんとメイおばさんはちょこっと寄るのです。

いくらアメリカの首都のまん真ん中とは言ったってなんせパブですから

たいていはカウンターでビールとおつまみ(笑)。

 

たまに、とてもお腹が空いていたりすれば

テーブル席に座って、きちんとビールを飲んで(笑)

きちんとお食事をします。

ええ、もちろんイギリス式のね(笑)。

そこで見つけたんです、ヨークシャープディングを!

ホースラディッシュのソースとマッシュポテトと一緒に
ローストビーフに添えられて出てきました。

 

というか、ローストビーフがヨークシャープディングなるものに挟まれて出てきたと言うべきでしょうか。


すごいボリュームでしたけれど勉強が肝心と一生懸命平らげましたよ。

なんかお麩みたいな感じがしなくもない不思議なもの(笑)。

 この店が面しているのは「ペンシルべニア通り」。

斜め前にこんな大きな文字が掲げられていたのはこの3月。

 

まさかこの5文字の御仁が次期アメリカの大統領になるなんて

メイおばさんも友人たちも

誰一人思いもしませんでしたよ。

 

これ、選挙のキャンペーンではありません。

ホワイトハウスと国会議事堂の間の

アメリカの首都140年もの歴史を持つ美しい建物

「Old Post Office」(郵便局)が

19世紀の美しい装飾を保存しながら

263室の優雅で豪華なホテルに変身しようとしていたのです。

その工事現場の看板でした。

 

新しい名前は「Trump International Hotel Washington DC」

(トランプ・インターナショナルホテル・ワシントンDC)です。

 

その後、この建物はホテルとなって9月にオープンしました。

来年の1月には、この通りでトランプ新大統領がお披露目のパレードを行うのです。

 

このお店、きっとすでに予約でいっぱいでしょうが

もしも予約が取れたなら

メイおばさん、トランプなんて見向きもせずに

ローストビーフとヨークシャープディングを食べながら

イギリスのエールを飲んでいたいなあ、、、(笑)。

 

ところで、こちらは東京のプライムリブの店「Lawly’s」のヨークシャープディング。

 

そしてこちらはメイおばさんがいつも作る簡単ヨークシャープディングです。

所変わればヨークシャープディングも変わります。

読んでくださってありがとうございました。

ランキングの方もどうぞよろしくお願い致します。

       ↓