植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

熱中症 オカンが言うにはな

2020年08月21日 | 雑感
最近オカンが体調が悪い言うんやけど、なんていう病気か分からんらしいんや。

それは、心配やな。ほな俺がね病気の名前を当てるから、ちょっと特徴言うてみて。

オカンが言うにはな、なんか体がだるくて熱っぽいらしいんや。

それはもう、すぐわかった。コロナやろ。こういう時期体がだるくて熱が有ったらもうコロナの特徴や。検査してもらわなあかんよ。

オカンもそう思って検査受けようとしたら、濃厚接触してないとあかんと言われたらしい。なんか、頭も痛い言うてたな。

それは、コロナやな。やっぱりPCR検査や。
 
病院に行って頼みこんでやっと検査受けたらしいんや。そしたら陰性やったらしいで。

そやったらコロナではないやないか。もうちょっと他に特徴は無いか?

オカンが言うにはな、朝から草取りしてたら気分が悪くなってもうて、体が動かんようになったらしい。ここんとこ暑かったからなぁ

それやったら、熱中症やないか。暑くてぼーっとして体がうごかんようになったんなら熱中症や。
 
おれも熱中症や思うてんけど。オカンは咳が止まらんようになったらしい。

あーほなコロナやないか。咳が出たらコロナや。俺の目はごまかせん。そうやったら検査は疑陰性やないか。

最近では医療現場や病院ではこういう会話が交わされているそうです。(笑)
熱中症で亡くなる人はコロナを凌駕する勢いですね。すでに今月に入って都内で死者は100名以上!!

この暑いさなか、一日中口をマスクで覆うのは危険な行為です。マスクは感染者が人に移さないためには有効ですが、人から入って来るのを防止するのは効果が低いんだそうです。ましてや周りに誰も居ないのに表を歩いてマスクを外さないというのは「この人マスクしないんだ」と自粛警察に通報されないためだけとしか思えません。勘違いです。そういう人に限って、いざ人と話す段になると、あごにマスクを下ろして喋ったりしますな。相手に失礼、会話が聞き取れないからなんだそうです。

 そこで、熱中症対策であります。ワタシの家では長いことエアコンなしの生活でした。築50数年で、隙間だらけの木造建築でしたが、以前の夏の暑さは今ほどではなくエアコンなしでも凌げたのです。さすがに、20年くらい前から台所や亡義母の離れの部屋などにつけるようになりました。数えてみたら5カ所ありました。ところが肝心の、いつも夫婦で過ごして、夜には布団を敷く「座敷」の部屋「茶の間」、今風に言えばリビングルームには扇風機しかないのです。
 
 毎日暑い暑いと言いながら、日中誰もいない部屋にエアコンをつけ放しにしていて、夜もタイマーこそすれ、他の部屋から徐々に流れてくる微妙な温度の空気で暑さを凌いでいます。これは「間接冷房」あるいは全館空調システムとでもいうのでしょうか。(笑) 無駄の極致(あるいは贅沢か)でしょう。
 さらに愛犬スミレ。中気の年寄りがプルプル顔を揺らすみたいに、暑さの球えらい勢いで呼吸するので、外飼いの番犬がいつの間にか涼しい廊下に入って「座敷犬」状態になりました。この猛暑に分厚い毛皮をまとっているので仕方がないのですが、エアコンのよくきいた場所に、しかもサーキュレーターまで置いているのです。

 ふと、思ったのです。これは相当な無駄と不合理なのではないか。人間より犬の方が涼しい、エアコンのない部屋に他の部屋のエアコンの冷気を取り込むということは、よく考えるとなんか変です。

 で、結論として、エアコンを茶の間に付けることにしました。そうすれば、今まで稼働していたエアコンは台所だけで間に合います。ワンコは廊下の犬ケージに入れておけば今まで以上に快適でしょう。廊下と座敷あわせて16畳ほどなので、結構大出力で高額なエアコンですが、思い切ってK's電気で注文してまいりました。今月末に取り付けだそうです。
 暑さがどうやら今月いっぱいで収まると言っているのに、秋に向かってクーラーをつける。どこまでいっても不合理・的外れではありますな。
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コガネムシ。見えざる敵と戦う

2020年08月20日 | 植物
とにかく暑いので、日中の外仕事は危険であります。早朝と夕方に水やりと草取りだけは欠かしませんが。夏野菜の調子がいまいち、スイカも役割を終えたので撤収いたします。
例年以上に今年は菜園の作業が手抜きになりました。長い長い梅雨で野菜たちが生長し損ね病気にもなってしまいました。梅雨が明けた途端に猛暑で、もはや戦闘意欲はゼロであります。

 果樹も、ぽつぽつ収穫シーズンになり、ネクタリン、プルーン、イチジクなど食べることが出来ました。あと数週間でブドウも甘くなります。
 シャインマスカットは、とうとう袋掛けなしで、この時期になりました。多分いまから袋をかけても意味がないと思います。毎朝10匹以上のコガネムシ駆除は続いております。黄金虫、園芸生活を始めて、世にこんな悪い虫がいるとは知りませんでした。春から秋までこいつに頭を痛め対策をとり、今なお被害に遭っています。こいつを熟知しているつもりでしたが漢字で「金亀子」とも書くそうです。知りませんでしたなぁ。

 さて、コガネムシの襲来は10月頃まで続きます。見かけなくなって安心したら一大事、これが大変な惨劇の元になります。こいつらは、餌を食べに来るのはあくまで手段で、目的は産卵なのです。すでに、土中に卵を産み孵っているのです。
 親は一度に20個ほどを産み付けるとそのまま死に絶えます。これを放っておくと、土の中で幼虫は、腐葉土などを主食に生長し、そのうち草花から樹木までお構いなしに根を齧り傷めるのです。

 鉢植えの木ならば、一冬放置したらまず枯れ死するほどの被害になります。ハイビスカス・薔薇・盆栽・ボロニアなど随分やられました。数年前から、ダイアジノン粒剤を植え付け時に混和させることが習慣になっています。それも3%ではなくて5%の成分が強いものを使います。しかし、残念ながら永久的に効き目が継続するわけではなく、基本1シーズンと考えなくてはなりません。

 したがって、そろそろ、数百個ある鉢植えにコガネムシの幼虫駆除用薬剤をばら撒くことが非常に大事になります。理想は、木々が植わっているすべての土に満遍なく散布するのですが、これはちょっと厳しいです。ダイアジノン一袋で千数百円いたします。庭や菜園全部に撒くとすれば最低10袋くらいは必要で、数万円の出費になるのです。使える植物には一応制限がありますし、食べるもの(果樹)にはあまり多くを使いたくないのです。地面に産卵されても、幼虫が分散して生息するので集中的な被害は免れます。バラなど比較的有機肥料を多めにつかっている場所に部分的に撒くということになりますね。

 土の中にいる害虫は見えざる敵であります。暇を見て、樹木の株元や叢を掘ってみるといいです。今はまだ小さい幼虫ですが、もし発見したら今のうちの手当てが肝要です。ワタシも、ネットでダイアジノン粒剤5をネットで注文いたしました。一個1300円ちょっとの8個セットです。大事な植物たちを守るのにはいたしかたありません。

コロナも見えざる敵ですが、こちらにはまだ特効薬がありません。土をほじっても、辺りを見回しても見えません。
 かかりつけのドクター井上先生によれば、マスクをしてない人を見かけたら2M以内に近づかない、話さない、が有効だそうです。
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ビオトープからメダカ飼育へ

2020年08月19日 | 動物
屋上を緑化しようというアイデアは、当然建物を建設するときから温めていたものであります。3階建てのコスト負担が無理だと分った時、サンルーム的な構造物を作り、花壇を設けようと思いました。それまで、都会のヒートアイランド対策、都市部の緑地確保には屋上緑化しかないと考えていたのです。考え方だけはいっぱしのエコロジストでありました。設計段階で、水道の蛇口と電気のコンセントをつけて貰いました。

 2階建の店舗が出来上がってから、屋上で最初に着手したのがプラ舟や、枕木を用いた花壇作りでした。実はそれまで園芸など全く興味もなかったのです。ただ漠然と空中庭園というちょっとリッチな空間を手にしたいとイメージしていたのです。ウッドデッキがあって、幾つかの樹々が風にそよぎ、芝生の脇にしゃれたリゾートホテル風のソファやテーブルをしつらえる、みたいな。

 全くノウハウも道具もないので、最初は専門業者に頼もうかと思いましたが、存外高いのです。坪当たり10万円以上かかるんです。20坪ほどの屋上面積ですから最低2百万円!お金なんぞ、すでに建設費で払底しております。自宅でもない事務所兼貸店舗、誰も来ない屋上にそんなお金はかけられません。
 そんなわけで、ぽつぽつ自分でDIY、自作庭園を造ることにいたしました。人工芝を敷き3カ所に花壇を設け、幾つかの木製テーブルやら、プランターやらを作りました。温室兼サンルームあわせて60万円位かかりました。

 そこで、九州に住む兄から教えてもらった「ビオトープ」が次の目標となりました。ビオトープは出来るだけ自然に近い環境のもと、池(沼)と生き物、植物を人間が手をかけないで生態系を作るというような概念です。ちっぽけな建物の屋上に再現するなんて言うのは、どだい無茶な試みもいいとこなのです。

 とはいえ、プラ舟に、小砂利を敷き水生植物を植え、浮草を浮かべて、メダカと石巻貝を投入いたしました。一応ビオトープもどきであります。餌をやらず、水替えをしないというのは、ちょっと厳しいですね。屋上では温度が高く水質が悪化しやすいのです。強風・乾燥と高温で自然界の環境にはなりません。
 石巻貝は、コケを食べてプラ舟を掃除してくれるのですが、単独では繁殖できません。二枚貝に卵を産むのだそうです。二枚貝を買いそびれるうちに半年でみんな死に絶えてしまいました。
 代わりに現れたのが、サカマキガイ・アラマキガイというスネール達でした。水草やメダカの水に紛れ込んで繁殖します。最初の内はいくらかメダカの糞とか水苔などを食べていたようですが、繁殖力が半端なく、そっちの排泄物で水が汚れます。最初は見つけると掬ったり指でつぶしたりしていました。しかし、きりがありません。プールがスネールだらけになるのです。なにより目障りなのです。

 さらに、秋になるとトンボが卵を産みます。ヤゴになると片っ端からメダカを捕食するのです。こうなると、しょっちゅうメダカプールの水替え、スネールなどの退治などで、ビオトープどころではなくなりました。

 いつの間にか、掃除に邪魔な砂利は撤去、ホテイアオイなども捨て、睡蓮などの水生植物は別のたらいに移して、メンテナンスしやすいメダカだけがいるプールとなりました。結論から言うと、金と時間の余裕のあるかたなら、大きめの人造池を作り循環式にして水流を作ってろ過しながら管理してください。となるとやはりビオトープとは言えなくなりますね。

 そこで、ビオトープ計画はあえなく頓挫し、さっさとメダカの飼育と繁殖に切り替えたのであります。

サンルーム(笑)


以下は続きます、乞うご期待


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もう災害庁作るべきだ

2020年08月18日 | 時事
 連日、各地で最高気温になったとメディアが伝えます。熱中症対策がどうだとか、現地では肌が痛いとかなんとか。昔よく石垣島に遊びに行きましたが、炎天下の刺すような日差し、アスファルト・コンクリートからの照り返しと熱気を思い出しました。もはや内地でも、都市部や内陸部を中心に、沖縄なみの夏の暑さなんです。

 いまだに地表部から1.5mで、日照を防ぎ芝生みたいな照り返しの無いところに設置しているのでしょう。継続的・定点測定の必要性は言うまでもありません。過去からの記録を同じ条件で測定して、長い期間のトレンドを見定めることが出来るのですね。
 
 気象庁というのは、そうした気候や天候を把握し、日本全体に重要な情報を発信する役所なので、気象衛星や百葉箱のような観測設備が欠かせません。同時に、地震・台風・集中豪雨。洪水などの大災害が発生した時も、その情報発信の所管は気象庁なんです。気象・天候に関わる情報や数字を集めて記録するのはいいとしても、そうした災害に直接関与できる組織ではありません。警察や消防、自衛隊などの実働組織を指揮するでもなく、病気や人的被害の対策をとるような機能も無いのです。総務省・厚労省・防衛省・国交省などにそれぞれ部分的に部署があるだけで、いざという時に、てんでばらばらに動き始めます。

 日本が災害大国と言われるようになって久しいのです。一年中あちこちに災害が発生しております。有数の地震多発国、活火山噴火があり、近年では地球温暖化による水害・洪水が年々増えてきました。勿論台風の通り道でもあります。そろそろ日本の省庁の中に「災害省庁」のような組織を作るのがいいような気がしますね。天気予報を扱う気象庁に、災害派遣や緊急対策の指揮をとれというほうが無茶です。今回のコロナも含めて、大きな災害が起きるたびに、政府や自治体の対応が遅く被害の拡大を招いています。
 被災地域の救助にしても、県知事の要請が必要、とか、災害復興はボランティア活動に依存するとか、まともに国民の生活・安全を考えているとは思えません。

 ワタシが総理だったら、自衛隊の災害派遣部隊、消防署の指揮を行える専門組織を作ります。感染症研究所なども含めて、自然災害から感染症まで幅広く防止・救援を実行部隊を伴う権限と責任をもたせます。あの東日本大震災、横浜クルーズ船、九州の河川氾濫なども、そういう組織があったなら結果として助かった命、防げた被害も多かったのではと思います。我が国の危機管理のお粗末さ、災害への想像力・予見性の欠如や縦割り行政の弊害など言うまでもないです。

 で、話は戻りますが。気温測定です。気温は命を脅かすバロメーターでもあります。実際に市民が生活し行動している現場の温度をベースに熱中症などの高温対策を考えなければならないと思うのです。
 つまり、百葉箱ではなく、人が大勢住んだり移動している場所に出来るだけ多くの温度計を設置し、実際の温度を計測、リアルタイムに監視、警戒情報を発するべきではないかと思います。ワタシのメダカたちが暮らす屋上は、数日前44℃を超えていました。町中でも条件次第で40℃以上になるところはいたるところにあります。
 生活圏内の実際の気温を発信して警戒を促す、これから更にヒートアイランド化が進む中、今からでも遅いくらいです。これは気象庁では無くて、危機災害管理庁(仮称)の仕事ですね。アッ「危機管理省」のほうがカッコいいか。
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コロナが教えるもの その5 経済は死なぬ

2020年08月17日 | コロナ
ここのところ、著名人・芸能人関連での感染者が目立っています。吉本関連のお笑い芸人やアイドル、今度は錦織圭、です。別に有名人に罹りやすいわけではなく、全体の感染者が急増しているので、確率的にも有名な知ってる人が感染するわけです。
 こういった方々を、三密になっていたのではとか不用心でケシカラン、という気は起きません。もはや、コロナが広がり始めて半年以上、生活のため、あるいは一部の業界の要請で、スポーツ選手や芸人さんが嫌でも引っ張り出されるのですから、家にこもっていればいいのに、などと考えてはなりませんね。

 ワタシら、ただの年寄りは重症化が怖いので、自粛して人に合わないようにしています。もっとも、ワタシに限っては、コロナ以前から一人でガーデニングとメダカ飼育、書道、一人カラオケ、オフィスでブログ、などほとんど誰とも会わない生活なので大した変化はありません。

 そこで、本日は経済の話。
 日本のGDPでいうと、ここ1-3月は年率換算で3.4%の落ち込みでした。4-6月は更に悪化し、年率27%減になるのではともいわれています。(もっともこれは、政府が意図的に出している数字ではないかと邪推しています)。政府の出す統計値や情報が信用できないことは、ここ数年の安倍内閣と官僚のやってきたことから考えれば十分にあり得る話です。これだけ景気が落ち込んでいるのだから、Go-Toキャンペーンなどが必要なのだという正当化に使われるのですから。ですから、あえて経済の話でも、数値は出来るだけ出さないようにしましょう。

 確かに、海外旅行客が0になり、観光地は閑古鳥、繁華街からも人が消え、興行スポーツ関係も惨憺たる有様であったのです。自動車メーカーなども、中国からの部品輸入がストップしたりで生産中止に追い込まれました。外食産業の営業停止などのあおりで農海産物が売れないと一次産業でも悲鳴が上がっています。百貨店などの小売業・アパレル業界も相当なダメージ、なんらかの影響を受けて無い産業は皆無ともいえるでしょうね。

 しかし、一方でコロナの恩恵を受けた業界も少なくありません。まず、マスク・殺菌消毒剤メーカーから始まって、ドラッグストアを含めてメディカル関連です。次に食品持ち帰り・ウーバーイーツなどの宅配ビジネスは売り上げを伸ばしました。何よりネット販売です。三密を避けて家にいれば、欲しいものはネットでなんでも買えます。買い物が小売業からネットにシフトしているのです。夢グループの社長は顔色がいいこと。ジャパネットのCMは、BS・地上波を問わずやたらと宣伝しています。
 スーパーや普通の飲食店は、すこしづつ平常営業に戻りつつあるようです。コロナでも、人間食べなければ死んでしまいますから、需要は必ずあるのです。在宅が増えるにつれ家の建て替えやらリフォームまでも活況だと聞きます。つまり、すべての産業でマイナスということは無く、何割かは別の形で消費・売り上げの増加に結びついているのです。

 旅行に関していえば、よく持ち出される統計数字に「貿易外収支」があります。大部分を占めるのが旅行の収支なのです。最近ではインバウンドという言葉が一般的になりました。外国人が日本に旅行することを指すことが多くなりました。(一方で、日本から海外に行くのをアウトバウンドというのですが、海外旅行者でいいと思います。)いずれも、コロナ以降は限りなく0になっています。
 ここで、留意すべきは、日本人が海外に行かない分、浮いたお金と時間の一部はそのうち国内の旅行や金額が大きな消費に向かうだろうということ、つまりその分だけは景気的には純増になり得るということです。
 インバウンドが一向に回復しないのは、日本の検疫体制や病院の受け入れ・検査が全く不十分で、世界に警戒されるほど緩いコロナ対策が主因であります。本来は、1月からずっと徹底的な感染防止を行って、世界で最も安全な国をアピールし、海外にむけてCome-onキャンペーンを行うぐらいのことを目指せばよかったのです。

 横浜クルーズ船で躓いて、世界に無為無策が知れ渡り、以降、やることなすことが中途半端、「日本モデルが成功した」と言って胸を張った安倍さんは、とっくに雲隠れしました。

 もう一つ、忘れてならない真実があります。ワタシら年金生活者を含めて、国民のかなりの部分は、幾らかの不便自粛生活を強いられながらも、余計な外出が減り補給金10万円を貰い、外での飲食費・旅行費・遊興費が大幅に減った分だけ手元資金が潤沢となっているということです。国内での消費の落ち込みの何割かは個人の金融資産の増加になっている計算です。
 公務員・大手の会社員、売り上げが好調な業界、目先が利いていち早くコロナに順応した経営者なども、意味は同じです。
 ワタシなんぞは、ケチなヤフオク落札以外にお金が出ていかなくなりました。毎日コンビニで冷たい飲み物を買うだけで財布のお金が減りません。

 コロナを、なんとしてでも収束させるという強い意志と有効な対策、必要な予算を講じれば、その先には十分回復できるだけの消費が期待できます。ゆとり(お金を使い、消費税を支払う)を持った国民、旅行に行きたい、遊びたいと思っている人たちは決して少なくないのです。


 


 
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