暦の上ではもう秋なのですね。今は残暑ということになりましょうか。
昔から、夏には怪談話が風物詩で、ゾクッとして肝を冷やすなどの納涼策だったというのですが、うーんそれはどうでしょうか。ワタシの家内が言うには
「お化けも幽霊も、生きている人間に比べたら少しも怖くない」のだそうです。
「何が怖いって、米びつにコメが無いのが一番怖い」とも言いますな。
怖いと思っていたら「正体見たり枯れ尾花」などとも申します。猛烈な残暑ではありますが、すすきの季節までは、もう1,2か月の辛抱であります。
辛抱と言えば、世の中の人たち、長いコロナ自粛に辛抱堪らず、旅行や観光、カラオケ、酒盛りとタガが緩んできたせいもあって、感染者数は右肩上がりです。自民党・政府の議員などは、重症者が少ないとか、病院のベッドが余裕があるからまだ大丈夫、とか抜かしていましたが、案の定ここにきて死者・重症者がじわじわと増えてきました。感染者がこれだけ増えればタイムラグがあって、同じ比率で重症者が増えるのは当たりまえです。しかも、すでに、入院できずに自宅待機(調整中)の感染者が大勢いるのです。
当初から、コロナ対策で最も重要なPCR検査が、ほとんど実施されないため、医療関係者・マスコミなどが挙ってその拡充・民間委託・一般病院等での実施を叫んできました。これが出来ないことにもっともらしい様々な理屈をならべていたのが自民党の武見という政治家です。麻生さんなどとも縁戚関係がある上級国民のようですが、その風貌はワタシに言わせるといかにも怪しげ、胡散臭い人相をしております。
(私見でありますが、人間の顔の相は、後天的だと思います。不細工な顔をみて、親をうらめなどと言いますが、人間、二十歳を過ぎたらだんだん、自分の内面が顔に現れます。人相が悪いのは生まれつきでは無く、自分の過去の行い・考え方・生活すべてが投影されているで、自分の顔はしわの一本まで自分で責任をもつべきなのではないかと思います。)
この御仁は、検査数の増加を、政府はやろうとしているのになかなか環境が整わないとか医療現場の負担が大きな負担とか言っていました。
そうしたら、最近急に「民間でPCR検査をビジネス化している、法外な料金をとっている。検査の信頼性が無い、ケシカラン」などと情報発信したそうであります。
ははーん、正体を見つけましたよ。ついに馬脚を現しました。
何故、PCR検査を保健所と国立感染症研究所の管理・一元化しようとしたか。それは、法外な料金が取れるおいしいビジネスを民間に取られたくなかったのでありますな。マスクでも消毒液でもすべて商品、ビジネスですよ。その証拠にマスク不足の時に価格が高騰しました。みんなコロナを商売にしたのです。料金が3,4万円と高すぎると言ったらしいですが、自費でやれば3万円以上というのはとっくに言われていたことであります。今まで独占的にやっていたな検査を、民間に持って行かれると「うまみ」がなくなるのです。
国会も議員さんも夏休み、政府与党は、いつ解散すれば選挙の票を減らさずに済むか、ヘタって来た安倍さんの後継を誰にするかしか興味は無いようであります。野党に至っては、ミニミニ野党に成り下がっているのを更に「分党」するとか、合流後の党名をどうするとか、みみっちい話になっているようです。コップの中の嵐ならぬおちょこの中の嵐でしょうか。やんぬるかな。
コロナ蔓延は、世界的歴史的な大災難・国難であります。過去に例が無いほど多くの人命と生活が脅かされているというのに、それでもなお私腹を肥やし、利権にしがみつこうとする人種がこの世の中を動かしているのです。
おっと、ゾクッと来ました。クーラーのせいか?
生きている人間のほうがワタシャ怖い、その通りでありますな。