植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

松山、池江 この子たちと同じ時代に生きていて良かった

2020年08月30日 | スポーツ
今日は、安倍政権の8年間を振り返るを、お伝えする予定でしたが、急遽予定を変更してスポーツ情報2題にいたします。まずどこよりも早い松山のPGA速報です。

 プレーオフ第2戦「BMW選手権」の三日目を終えて、松山英樹選手がトップタイのー1でホールアウトいたしました。例年にないほどグリーンなどのセッティングが難しくて、名だたる世界のトッププレーヤー70名が出場し、ほとんどスコアをのばせず、アンダーパーは松山と世界ランクトップのD.ジョンソン二人だけです。

 いきなりのチップインイーグル、3番でのバーディーと最高の三日目のスタートでしたが、その後少しづつボギーで3つの貯金を吐き出しました。しかし15番PAR5の2打目、左足下がりの難しいライから、目の覚めるようなドローボールで、2オンし、イーグルパットはショートしましたが、きっちりバーディーを取りました。
 BMW選手権で優勝すると最終戦「ツアー選手権」にはー10からスタートできるというハンディがもらえます。優勝1500万ドルという巨額の賞金に加え、5年間のシード権、年間王者という名誉まで狙えるのです。誰も必死で戦うのです。

 松山は2017年からPGAの優勝がありません。あの年、全英・全米でも素晴らしいプレーを見せ、最後のメジャー全米プロゴルフ選手権は最終日一時トップに立ちながら、逆転されて男泣きしました。あの頃から、彼の持つポテンシャルと、全英などで見せたメンタル面のアンバランスがあったように思います。以降は、怪我が続いて思うような結果を残さず、優勝から遠ざかって3年目、この3月「ザ・プレーヤーズ選手権」では初日トップに立ちながら、直後にコロナによる大会中止、という不運もありました。

 今朝は、早い時間からテレビで、彼の表情とショットの打ち終わりのアクションを注視いたしました。顔は真っ黒に日焼けし無精ひげが伸び、さながら野武士を思わせるような風貌、その中で眼光が強く鋭く輝いておりました。多くの困難を乗り越えて自信が戻ってきたように見えましたね。

 更に、フィニッシュ後、割合いいショットでも目を伏せたり、クラブを振り下ろすという癖が少なくなりました。新しいドライバーがしっくりきて、信頼できていることと、自分のイメージのままのショットが打てている証でしょうか。カギは、欲とプレッシャーという精神面にあります。今日のように迷いなくショットパットが打てれば明日、とんでもない光景が見れるかもしれません。

 もう一つの朗報は、池江璃花子ちゃんの水泳復帰です。
あの白血病を公表したのが、昨年2月、日本のほとんどの国民がショックを受けました。激烈な闘病生活を経て無事に昨年暮れに退院しました。もう、病気を克服できただけでも十分なのです。あの頃に公開された彼女の体のシルエット、余りに細く筋肉が落ちて、病気の恐ろしさと彼女の苦痛を痛感いたしました。
 それから、この春には水に入り、昨日、都特別大会というローカルな競技ながら、競泳に復帰したそうです。50mを泳ぎ、タイムは26秒32で、日本学生選手権の標準参加タイムを難なくクリアしました。

 個人的に言えば、生きて元気なだけで充分、競泳生活になど戻らなくても素晴らしい人生の再スタートだと思います。無理せず焦らず、楽しんで欲しいと願うばかりであります。

 さて、今までのパターンだと、早起きしてゴルフ中継を見ると、日本人プレーヤーは、最終日大体スコアを崩すのです。
 いや、渋野日奈子ちゃんは優勝したぞ。


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