植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

雑草や悪い奴は根絶やしにしないと無意味

2023年09月12日 | 植物
今朝は4時起きでありました。ワタシは目覚まし時計もスマホのアラーム機能とも無関係で、5時間以上寝て目が覚めたら、もう無理して寝ようと思わないのです。中途半端な時間で目が覚めてから、布団の中でゴロゴロして1時間を無為に過ごすくらいなら、起きてしまえ、と考えております。

篆刻の、大東文化大主催の全国書道展用作品作りが一区切りついたので、今の優先的課題はガーデニング、秋野菜の植え付けと草むしりであります。真夏は朝から30度越えでそれどころではなかったのです。ワタシの極めて小規模な農園・果樹園は基本的には、誰の目にもつかない建物に囲まれたエリアにあるので、もし作業中に倒れたら誰も助けに来る人はいません。そうでなくてもいくつか持病を抱え、熱中症のリスクを考えないで作業に没頭する性質なのですから。

ここにきて朝晩ようやく涼しくなり秋らしくなりました。
今朝の相模川の朝焼けであります。早起きは三文の得です。
そういうわけで、暑くなる日中を避けて早朝から草刈りにとりかかったのであります。

やんごとなき身分の方は、雑草と呼ぶ勿れ、それぞれに名前が付いたれっきとした植物なのです、と言って勝手に草一本抜くのも許されない、と聞いたことがあります。ワタシら下々にとっては雑草は「害草」と言っていいくらい厄介で性質の悪いものです。
鉢植えから通路までどこにでも蔓延って、野菜にせよ草花や樹木にせよ、植えた植物のための水分や肥料分を横取りします。根を広げて草木の根っこを追いやり、上に延びては野菜の日照を妨げ、時には枝に巻き付いて枯らしたりもするのです。見た目も草ぼうぼうだと、だらしなく荒れた土地に見えます。蚊や害虫の住処・隠れ家にもなります。なので、ワタシにとって雑草は「不倶戴天の敵」と考えて駆逐すべし、であります。

その雑草の駆除は、ワタシは「除草剤」をブン撒いております・・・そんなわけはありません。どこかのビッグモーターじゃあるまいし(笑)。

外仕事用の厚手のゴム手袋が一番です。これで、ただただ土に両手をめり込ませ、土ごと草を「根こそぎ」とる、のが大事なのです。草の上を引っ張って地上部が無くなるとOK,というのは無駄な作業というものです。
殆どの雑草は、根が残っていれば10日もたてば何事もなかったように繁茂いたします。
両手を半開きで曲げた指に力をこめて、ぐーーっと引っ張り、5センチくらいの深さまで土ごと掻き出します。

こうすると、ほとんどの根が取れるし、土中に潜むコガネムシの幼虫やヨトウムシの有無も発見できます。土もやんわりほぐれるし、いいことばかりなのです。その代わり手袋の先はすぐに破れ爪に土が詰まって黒くなります。安い百均の手袋なので惜しげもなく捨てていけばいいのです。

暑いのでだいたい1時間やるか、90l入りのゴミ袋が一杯になったらワンクール終了。無理はしません。誰かにやらされているでなし、自分が好きなようにやればいいのです。これを一日1,2回やれば十分としたものなのであります。

ビフォー


そしてアフターがこんな感じになります

雑草は、空からも近隣の土地からも、土の中からもどんどん侵略してきます。根っこがあれば根絶できません。放置すればすぐ開花して種をばらまきます。悪い雑草を根絶やしにすることは、この社会も一緒であります。雑草の上だけを草刈り機で刈っても。あっという間に元通り、根っこが残っていれば何も改善されません。

ジャニーズにせよビッグモーター・損保ジャパンにせよ、頭(社長)だけとっかえて(地上部だけ刈る)地面の下には根っこがびっしり残っているのではないか、と思いますよ。そうでなくても草の種はどんどん舞い降りてくるのですから。
コメント
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