植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

秋になったようです「暑さ寒さも彼岸花」

2023年09月22日 | 植物
のお彼岸に入っております。彼岸の入りには、お寺さんへのつけ届やお墓参りは家内に任せました。
今年の夏が酷く熱く、梅雨時期から降水量が極端に少なかったせいで、植物もずいぶん枯れました。メダカもいっぺんに大量死することが3度ありました。バラの鉢植えも2つ枯らしたのでなじみのカナちゃんの花屋さんにLINEしても既読が付きませんでした。夜中の返信があって、「お彼岸なので(切り花のお客さんが殺到するので)携帯など見ている暇もなかったそうです。

昨日は、仲間たちの(月一)ゴルフでした。若いころは夢中になって練習場に足を運びお小遣いさえ許せば、月に数回ラウンドしていました。しかし、10年くらい前から人生を四季に表すと秋に入り、だんだん回数が減ってきて打ちっぱなしの練習にもいかなくなりました。

それでも健康のために最低月に一回は行くようにしております。ゴルフ自体は先月プレーしてから一度もクラブを触っておりません。朝4時起き、眠い目をこすってティーグラウンドに立って素振りもそこそこのぶっつけ本番ですから、まともにボールは飛んでいくはずもなく、1,2番ホールで9と7を叩き、早くも7オーバー( ノД`)シクシク…。それでも気を取り直してなんとかボギーとパーを重ねて最初のハーフ(アウト)のスコアが48と、なんとか恥の50を切ることが出来ました。ちょと気持ちに余裕が出来て拾ったのが、栗であります。これを見ると「」の到来を感じますね。
ハーフが終わってお昼を軽く済ませましたが、後半までの待ち時間が1時間40分、冷房が効きすぎたクラブハウスの食堂で話をするのはやはり昔話に花を咲かせるのです。4,5年前にはプレー仲間だったT君、若年性認知症を発症してゴルフに来れなくなりました。今は、介護施設のデイサービスを利用しているらしいのですが、本人は「朝お迎えの車が来て、日中は食堂みたいなところでお年寄り相手に雑談などする仕事をしていて、夕方家に送り届けてくれる。」と語ったそうです。もう介護しているのかされているのかの区別がついていないのですね。

さて、待たされたゴルフの後半には遠雷が聞こえ小降りの雨が降り始めました。秋雨前線が活発化して関東のあちこちで激しい雨が降ったようです。そんな中、何故か前半とうって変わってショットが好調になりました。3パットを2回やったのに、上がってみるとスコアが3オーバーの39でありました。近年にない好スコアでしたが、すでに冬の時代に突入しているワタシ、また、最近人の為に働いたり動いたり、何かと苦労している半病人のこのワタシに、ゴルフの神様がサービスしてくれたのかもしれません。

戻ると「彼岸花」が咲いております。ゴルフ場のそばにもあちこち咲いていました。曼殊沙華とか地獄花とか言います。その赤く儚い花にも、彼岸の時期に咲くことからも昔から人生の終わりや仏教的なイメージを想起させるの花であります。球根にも茎などにも植物全体に強い毒があって、昔これを口にして亡くなったことが影響しているかもしれません。

先日は頂き物の「カナダ産の松茸」で、すき焼きを食べました。そして昨日夜は倅のお嫁さんの実家から届いたお米「新米」が食卓に上りました。お米はピカピカつやつやで、甘みがあって大層美味しいものでありました。松茸も新米も今年の「初物」であります。これで1年寿命が延びたな、と家内に言ったら「馬鹿ねあんた、初物を食べると寿命は75日延びるのよ」と笑われました。初物食べて1年長生きできるならずっと死ねません(笑)。

この初物で75日というのは、江戸時代の死刑囚の話からきているという説があります。その頃死刑執行の前に、何か食べたいものがあるかと聞いて食べさせるという習わしがあったそうな。その時囚人がずっと先に収穫になる食材を指定したせいで、75日間執行が延びたというのです。本当か?ちょっとできすぎた話にも見えますね。
どちらかと言えば、旬の初物を食べて幸せな気分になれるような境遇であれば、健康で長生きできるのではという願いに近いような気も致します。
コメント
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