植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

うちに来て初めての珍しい花が咲いた アイスクリームバナナとホヤ

2023年09月04日 | 植物
バナナが咲き始めて、悩みがまた増えております。
一つにはアイアスクリームバナナには2種類あり、ブルー・ジャヴァ・バナナ という生食できる甘いバナナ、ハクムック系と呼ばれる 料理に使われる品種、ナムワ系というタイでは一般的なバナナで、一説によればりんごのような風味があり、甘くておいしい「バナナの王者」と呼ばれることもあるそうな。

ワタシの果樹コーナーで3年目にして初めて咲いた)実が付いたバナナがどれに該当するかわからないのです。出来れば料理用のハクムックでないことを願うばかりであります。 
これが生まれて初めて見るバナナの花であります。

悩みはそれだけではありません。花が咲き始めたのが8月中旬から後半でありました。このバナナが完熟になる(収穫できる)ためにはおよそ110日位かかるそうです。8月15日から起算するとなんと11月末頃になりますね。寒くなってから熱帯性のバナナが熟していくのか?これが最大の難関になります。

こちらが二つ目の花↓

また、実がついて肥大していくと最大で40kgの重さになるのです。偽茎が傾いて倒れたり、バナナと幹(偽茎)を繋ぐ太い茎が折れる心配もあります。さらに、これから台風のシーズンでもありますから、どんな被害が出るかもわからないのです。それで、鉄パイプで囲って箱型に組み上げた中に育てているので、それに支柱や虎ロープで固定するという補強をいたしました。
実はまた3つ目の花がついたのでこちらもなんとか、支柱に添わせて大きくなるバナナを支えるように考えたいと思います。

で、あちこち鉢物に水やりしていたら、ついに発見、初めての開花がこれであります。
「ホヤ」が3年育てて初めて開花しました。(種類はわかりません)



なんでしょう、この花。花びらというより艶やかな実がついたような風情であります。知り合いの方からは「ホヤは、株が充実しないと咲きませんよ」、と聞いていましたので、まぁ予定通りというところで、ワタシとしては大満足であります。

しかし、それにしても、この天気は異常であります。猛暑が梅雨時期からずっと続き、赤とんぼが飛び始めてもまだ35℃前後の場所が多いようです。異常なためか、庭木も初夏に咲いたクチナシが忘れ咲きしております。
これ以外にもニオイバンマツリもぽつぽつ咲いているし、月下美人はかれこれ3か月咲いては散り、また蕾をつけを繰り返しております。いままで、こんなに開花期が長く続いたのは初めてであります。

また、一・二度咲いたっきり、ここ数年開花しないのが「ポポー」とロンガン(龍眼)であります。ポポーは、自家受粉できず花が咲いたのに実が付きませんでした。それで泣く泣く伐り倒したのですが、根っこが生きていて4年前に芽を出して大きくなりました。ロンガンは、熱帯性の果樹なので、大きめのポットに植え、寒くなると屋内で越冬させる、ということを6年ほど続けております。ある年だけ実がついて食べられたのですが、もう3年間花が咲きません。
解決策は、①一度ポットから取り出して新しい土を入れて鉢増しする、②思い切って地植えする、③もう処分する、のいずれかであります。

ワタシは思うのです。この異常気象は今年に限ったことでは無かろう。来年はもっと暑くなるかもしれません。いろんな催しスポーツで、小さな子供さんや鍛えあげた若い選手たちが「熱中症」などで病院に運ばれ、亡くなることも増えています。

元は、人類がこの地球環境を破壊し、我が物顔で君臨してきたその結果の一つであります。大昔から、こうした地球上で繁栄した動植物はいずれ廃れ滅びる運命にあるような気がします。人類が地球上で文明を持ったのはわずか数千年前、地球が誕生したのは46億年ほど前と聞きますから、それに比べたら瞬きくらいのものです。環境破壊か核戦争・あるいは質の悪いウィルスかなんかはわかりませんが、ほんの瞬き位の近い将来(せいぜい数千年後)には、人類は存亡の危機に見舞われているのではないかと危惧するのであります。
コメント
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