植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

スポーツの秋だが、ここも秋風が吹いている

2023年09月25日 | スポーツ
先日書いたように暑さ寒さも彼岸までで、嘘のように急激に涼しくなりました。10日ほど前に壊れて冷えなくなった座敷の冷房は、暑くて眠れないと焦って修理してもらったのですが、もはやクーラーなど要らない室温に下がって、夜明け前には寒さまで感じるほどでした。

秋と言えばスポーツであります。
昨日だけでも、 クライマックスシリーズ (CS)出場をかけて3位ベイスターズと4位わが巨人の最期の三連戦が行われ、夕方にはわが地元の「湘南ベルマーレ」のJ1残留をかけた川崎Fとの試合がありました。さらに、夜には、女子バレーボールで、来年のフランス五輪の出場権をかけて最終戦対ブラジル戦が行われたのであります。

秋なのです。秋風が吹き冷たい風が吹く冬も来るのです。つまり成績が振るわなかったチームや団体・国の選手や指導者たちはオフシーズンで代表から外されたり、大幅な減俸となったり、「馘」を言い渡されたりするので、必死になっている選手も多いのです。

もう少し日にちを遡ると「なでしこジャパン」サッカー女子の国際大会が二日連続で開催されました。一つはアジア大会の予選です。これはアジアでは圧倒的に強いので、どの国とやっても居眠りしても勝てるような情勢であります。予選のリーグの相手は「ベトナム・ネパール・バングラデシュ」でFIFAランクでは100位以下レベルであります。日本女子は、なでしこの「代表選手」出場せず国内リーグの選抜選手が召集されました。野球で言えばファーム・2軍の選手です。

初戦が8-0の圧勝でありました。当然テレビ放送もなし。民放は下らぬバラエティーに古い時代劇やフィルムが擦り切れたような映画の再放送、通販番組等、金のかからない安直な番組しかやりません。NHKも然り、大相撲などごく一部の年寄りしか観ないのに、半日放送しております。

そして、翌日は久しぶりのフル代表の国際親善試合「アルゼンチン戦」でしたが、これも全く相手にならず8-0の完勝でした。ファンタジスタ長谷川唯ちゃんをはじめ、遠藤・宮沢・田中・長野・熊谷等々世界の強豪チームで活躍する1級選手ばかりなのです。あのワールドカップ優勝メンバーに匹敵する陣容であるとみています。出来ればもう少し国際試合を重ねアルガルベ杯などにも出て、ワンランク上のチーム作りをして、五輪や次回のWカップで優勝を狙ってほしいと思いますね。

さて、昨日の巨人は、新エースの戸郷の完封と、キャプテン格坂本勇人の2本塁打で快勝しました。3位との直接対決で3連勝すればCS進出も夢ではありません。

しかし、ここ数年の巨人の力は4位がいいところ、もう世代交代は進まず、平均年齢が高い。取ってくる外人選手はほとんどが役立たず、過去10年のドラフト上位の選手で、期待通りの活躍をしているのは岡本と今期けがから復帰した山崎伊織くらいのもので、他は怪我・引退・トレード・2軍と全く振るいませんでした。2008~2021のドラ1・2位28名のうち、一軍に定着して今年レギュラー級だったのは菅野智之・岡本・吉川尚輝・山崎のたった4人です。
負けるべくして負けていて、来年も期待できません。若手の生きのいい投手がいないからであります。

次に、地元の湘南ベルマーレは、前節何か月ぶりかで勝って、勝ち点3をとりましたが、昨日は負け、J1最下位の座は揺るぎません。町野やらレンタルの代表クラスGK谷晃生が抜け、実力選手は30歳杉岡くらいのもので、頼りの外人タリクは35歳と平均年齢も高くて全く期待できません。もはやJ1降格は確実であります。

次に行われたバレーボール。結果はフルセット戦って2-3での負けでありました。このトーナメント常に相手のチームの平均身長は日本を十数cm上回る長身選手揃いでした。体型からみても同じ競技を戦うのか?と思えるほどの格差があります。昨夜のブラジルも、パワー・スピード・高さどれをとっても日本をはるかに凌駕していました。日本は途中からスパイクを打つことを諦めフェイントや山なりのアタックに切り替えたのは、バックアタックを含めてスパイクが相手のブロックに引っかかるので、まともに打てなくなったのです。
今大会では世界ランク1位のトルコと4位のブラジル相手ですから、到底勝てる相手ではありませんが、それでも2試合ともに取ったセットがあるのが救いですね。

フランス五輪には世界の強豪12か国が参加し、予選リーグで6チームが内定します(負けた日本はこれに入れませんでした)。開催国フランスを除くとあと5か国の枠が残っているそうです。予選リーグで勝ち残る国が無かった大陸の上位1チームが出るので、実質あと4か国、これは来春までの国際試合の結果で出される世界ランクの上位からの順番になるのです。現在8位の日本なので、順当にいけばオリンピック出場は間違いないのです。
しかし、強豪国には絶対的な長身のアタッカーがいます。昨日のブラジルはものすごい身体能力の「ガビ」、一昨日のトルコは「バルガス」というエースに集めればほとんど決めてくれるのです。

そんな選手は、大和民族からは出ません。身長が低く筋肉が付きにくいぽっちゃり型です。日本のスポーツを強くしたかったら、解決策は、小さな子供にホルモン注射や成長促進に役立つ医療措置を行うか、子育て支援ではなく、外国人との国際結婚支援(難民受け入れを含む)で混血の選手に期待するしかなさそうです。
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