かおringo vol.3

辻香織の企画イベント、かおringoの3回目。出演者は仲良しの松崎ナオと、最近知り合ったばかりというはせがわかおり。はせがわかおりのライブを辻香織が聞いて、いいな、と思ってアドレス交換したら、はせがわかおりのアドレスがkaoringoだったから、企画を思い出して出演交渉をしたんだそう。

はせがわかおりと松崎ナオは、大阪のライブで一緒になってから仲良くなって、はせがわかおりが東京に来はじめた頃は松崎ナオの家に泊まることも多かったらしい。で、その家には小型犬くらいのでっかい猫がいるそうな。

はせがわかおりは、はきはきした明るい声でしっかりと強いギターを弾く弾き語りシンガー。その若さとはうらはらに、歌は昭和のフォークを思わせる感じでした。

自主企画恒例のイベントはセッション！ということで、はせがわかおりは自分のギターと松崎ナオのピアノで『川べりの家』を演る。松崎ナオに「普通セッションは自分の歌をやるだろ」と突っ込まれていたが、「今年は自分が歌いたい歌をどんどん歌うんだ」宣言で、押し通しました。この2人のコーラスがまた綺麗で、イベント企画のよさを実感しました。

松崎ナオは、ドラムのハブヒロシと2人編成。このハブヒロシのドラムがかっこよかった！『つめたいあたたかい』の細かなリズムに痺れて、松崎ナオとのコーラスも良くて、その後も緩急の効いたリズムにはまりました。コーラスが入ると、一人のときよりも歌の幅や奥行きが広がるような気がします。

ハブヒロシは、2月の1ヶ月アフリカはセネガルに太鼓修行に行っていたそうで、アフリカ仕込みのビートだったのかな。松崎ナオは、普段より大人しめな感じ。でも仲良しでイベントやっているのを楽しんでる雰囲気が伝わってきた。

セッションは辻香織のピアノに松崎ナオはギター、そしてハブヒロシのドラムで『ただ残るイメージ』。これは、前に2人でセッションしたことがある曲みたいだったけど、3人のコーラスが絶妙で、ピアノとギターとドラムの響きもよく、相変わらずいい歌でした。

辻香織は、ベーストヨカツとピアノ上田壮一の3人編成。東京マラソンの話で熱く盛り上がり、2月に作ったできたてほやほやの新曲『花びら』も披露して、ライブ告知よりも何よりも、この日の打ち上げ代のために夜なべして作ったリンゴパイの宣伝をしてました。

『私からさよなら』ではギターを置いて歌に集中しましたが、他の曲はしっかりとギターを弾いてくれて満足です。希望をいうなら、トヨカツか上田さんがコーラスやってくれないかなあ。

セッションははせがわかおりを呼び込んで、ダブルギターで『なごり雪』。はせがわかおりがYoutubeで辻香織のこの曲を見て、やろう！となったのだそう。声質はまったく違いますが、はせがわかおりの声といい感じのハーモニーでした。ギターの音色はやっぱりはせがわかおりの方が強い感じで、それもまた優しい辻香織のギターとコントラストがあってよかったかな。

アンコールは、6人全員狭いステージの上に登場して、松崎ナオはタンバリンでリズム隊になって、辻香織がはせがわかおりを見初めた？聞き初めた？という『深夜高速』をみんなでセッション。こういうロックな曲だと松崎ナオの歌がますます光ります。

大満足のかおringo vol.3でした。

＜セットリスト＞

はせがわかおり

１．父さんの教え
２．初めて作ったバースデーソング
３．口笛が吹けるようになったら
４．春がくる
５．何もいらない（木村充揮カバー）
６．悪い夢
７．川べりの家（w.松崎ナオ）
８．ふわふわひらり
９．曲名不明

松崎ナオ

１．あけびの空
２．流星に眠る子供
３．つめたいあたたかい
４．新曲
５．払いのけダンス
６．愛のキャベツ
７．ただ残るイメージ（w.辻香織）

辻香織

１．Bon Voyage
２．Pocket
３．私からさよなら
４．なごり雪（w.はせがわかおり）
５．ガーベラ
６．花びら
７．グライダー

アンコール

深夜高速（フラワーカンパニーズ）

3/5　池袋　鈴ん小屋

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