経済など、良く判らない事が多いのだが バブル崩壊の90年代以降の この国の財政赤字の大きさを見せられると 小さな蟻さんの家庭財政から 考えるととても 理解し難い不安に襲われる。今年も106兆円の予算が、国会を通過したようだが税収入は増税ても60兆しか無いのに マスコミも国民も赤字など毎年なのでそれに慣れてしまったらしい。赤字財政が30年近く続き累積債務は千兆円を超えているのに 国が安泰なのは 2千兆円の貯蓄が国と国民にもあるので 他国とは違うと言う説明なのだが「借りたお金は返しなさい」と教育されてきた世代には理解不能だ。
コロナ禍で、経済維持の補助金とか観光支援とか 収入も無いのに輪転機は回り一万円札の製造原価は20円なのだそうだ。印刷した1万円札は、希少価値があることで貨幣は流通しているが 沢山出回ると価値は減る筈だが そうとはならない。一般家庭なら、収入が無いのに借金すれば 当の昔に破産し路頭に彷徨うのが常識で現実なのに この世界は少し違うらしい。価値があると言う 国債を発行して売ることで 経済バランスを取れ 心配は無いそうなのだが 国債も印刷紙なので 結局は 狐の葉っぱを一万円だと信じ込まされて 貯蓄に励むウサギの様な気がしている。
以前は金価格と貨幣は、固定された価値だったので 貨幣価値の信用確実だったそうだが ニクソンショツク以来 金価格は変動相場制となって 貨幣の価値は変動して不安定な形になっていると言う。しかし、金は地球上全て取り尽くされているが もしも、地球の中心部からとか 探索機を送った火星から大量の金が新発見されたら金価格が総崩れして貨幣価値も混乱してしまう可能性もあるのだ。
「不思議な国のアリス」と言う話があった。アリスが白うさぎを追う内に穴に落ちて、不思議な世界・不思議な住人に出合うファンタジーな話だが 夢は必ず消えるのだ、しかし我が国の行政は財政・経済の専門家がコントロールしているのだから 恐らく船は沈むことはないのだろうけれど・・蟻さんはいつか起きる地震の様なものが 一つ増えただけかと思いながら生活を続けている。
財務省の発表資料から ・・・歳出と税収入の赤字の常態化
DISNEY映画広告から・・英ルイス・キャロル作品