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碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

2103- 国経済の不思議に

2021-03-07 | 日記

 経済など、良く判らない事が多いのだが バブル崩壊の90年代以降の この国の財政赤字の大きさを見せられると 小さな蟻さんの家庭財政から 考えるととても 理解し難い不安に襲われる。今年も106兆円の予算が、国会を通過したようだが税収入は増税ても60兆しか無いのに マスコミも国民も赤字など毎年なのでそれに慣れてしまったらしい。赤字財政が30年近く続き累積債務は千兆円を超えているのに 国が安泰なのは 2千兆円の貯蓄が国と国民にもあるので 他国とは違うと言う説明なのだが「借りたお金は返しなさい」と教育されてきた世代には理解不能だ。

 コロナ禍で、経済維持の補助金とか観光支援とか 収入も無いのに輪転機は回り一万円札の製造原価は20円なのだそうだ。印刷した1万円札は、希少価値があることで貨幣は流通しているが 沢山出回ると価値は減る筈だが そうとはならない。一般家庭なら、収入が無いのに借金すれば 当の昔に破産し路頭に彷徨うのが常識で現実なのに この世界は少し違うらしい。価値があると言う 国債を発行して売ることで 経済バランスを取れ 心配は無いそうなのだが 国債も印刷紙なので 結局は 狐の葉っぱを一万円だと信じ込まされて 貯蓄に励むウサギの様な気がしている。

 以前は金価格と貨幣は、固定された価値だったので 貨幣価値の信用確実だったそうだが ニクソンショツク以来 金価格は変動相場制となって 貨幣の価値は変動して不安定な形になっていると言う。しかし、金は地球上全て取り尽くされているが もしも、地球の中心部からとか 探索機を送った火星から大量の金が新発見されたら金価格が総崩れして貨幣価値も混乱してしまう可能性もあるのだ。

 「不思議な国のアリス」と言う話があった。アリスが白うさぎを追う内に穴に落ちて、不思議な世界・不思議な住人に出合うファンタジーな話だが 夢は必ず消えるのだ、しかし我が国の行政は財政・経済の専門家がコントロールしているのだから 恐らく船は沈むことはないのだろうけれど・・蟻さんはいつか起きる地震の様なものが 一つ増えただけかと思いながら生活を続けている。

 

 財務省の発表資料から ・・・歳出と税収入の赤字の常態化

 

  DISNEY映画広告から・・英ルイス・キャロル作品

 


2103- 家を住み替えると

2021-03-02 | 日記

 昨年45年近く住んだ家を売却したが、雑木の庭も小さい家も 気に入っていたので 壊すのでなく出来れば リフォームで買って欲しいと希望したので 結局、地域のリフォーム業者の手に渡たり その上で再販されることになっていた。

 それを思い出し、あの家は今どうなったのかと検索すると 驚いたことに再生建築としてネット紹介されていたのを見つけた。懐かしかったが、その変わりようにも驚いた。南の雑木林の庭も4台の駐車場にされ、 家の形はそのままだが 内装が今時の軽い装飾に変わり 台所もすっかり今時の「キッチン」にされていて もう過去の面影も無くなっていた。

「現代の市場ニーズだと、こうなります」と言う事なのだが 過去に住んだ当人には とても納得できないが これも当然の成り行きで時代は変わるのだ。やはり、家を売る時は取り壊して更地にした方が良かったのかも・・・、

 ヤドカリを飼っている方の情報では、別の立派な貝殻に住み替えしても結局 元の貝殻に戻るそうだ・・小さくても 住み慣れたのが良いのだろう。

 

 水槽ウオッチ動画から


2103- コロナの前には戻れない ?

2021-03-01 | 日記

  先月から、読み始めた本・・今度は世界の賢人が語る未来「新しい世界」と言う新書だ。先日本屋さんに行ったら、私が読み終わった山口周氏の著書「ニュータイプの時代」と言う本が話題本となって良い気分になり この本もその隣に積まれ似たような未来予測なので続編みたいな内容だろうと購入した新書本を読み終えたところだ。

 この混乱したコロナ下では、私同様に多くの人が時代の未来に 不安と興味を持ち こんな本がベストセラーになるのは 今までを立ち止まって考えるのには良い事だろうと思う。この内容も視点はいろいろで どれも 素晴らしいのだが中には、難解な哲学の様な話もあり私の頭では難しいのだが その中でカナダ出身の作家で活動家のナオミ・クライン氏の対談の内容が興味を引いた。

 気候変動も天災もコロナ感染も、世界の万民に平等に降りかかる災難だと言うがそれは真実ではない。平時の状態を更に悪化させているのたと。例えば長期療養で粗野な扱いを受けていた人、倉庫の隅で働いていた日々の生活を支えていた人なとは更に耐え難い苦痛に置かれているのを忘れてはいけない。

 米シリコンバレーの技術開発は以前から人間の身体的経験の殆どをテクノロジーによって代替させる努力をしていたが、コロナ感染以後「非接触テクノロジー」と改名しコロナ時代は人の接触こそが問題であり 人間は有害物質になるが機械はそうならないと・・その結果、教育をバーチャル学習に・対面診療をリモートに・対面配達をロボットにと既にこれらは世界中で進みつつあるのは間違いだと言う話。 

 もう一人、仏の人類歴史学者エマニュエル・ドット氏の「産業機構が弱くなり、行政が経済問題を解決できなければ 市民同士の争いに」と言う話はもっと怖い予測だが 紛争国では難民移動とか争いも現実になっている。

  しかし、コロナ以前から人の対面コミニュケーションは 希薄で婚活とか友達・代理親など人紹介業がこの国も増えているが コロナではオンライン化が進み更に 人情の消えた無味乾燥な世界を加速するだろう。一方では、活動自粛で生活がスローダウンして 今までの活動をやっと 「我々の未来は、それで良いのか」と気が付かされるのは コロナのお陰なのかも知れない。人は人の関係が無いと、生きられない動物なのだからスマホとか機械だけでは人の生活ではなくなる。

 コロナタイムは 過去の人間のマネーとスピードゲームで争うことに ブレーキが掛かり 未来と過去を考える時間も出来たのだから悪い事ばかりでもないのだろう。