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碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1902- 誕生祝いは何処から ?

2019-02-03 | 日記
 今年も、ホテルから誕生日の特典付きカードが届いた。この期間にレストランを使うと12センチ程のホールケーキがお祝いで付くと言う毎年案内がくる。
評判の美味しいホテル・ケーキで、一度呼ばれた友人が 今年も行くからと催促がくる程の人気だと聞いて 以前にランチが良かった印象もあり 今度は夜のディナーを・・・と三人で最上階のフランス料理に行った。
 量が食べられないので 小さめのフルコースにしたが どれも美味しいのに大分食べ残す無駄をしてしまった、店内の客も多く楽しい食事会だったが やはりコース料理は少し無理な歳だと反省。
注目のケーキはロウソク点火されたチョコレート包みの豪華なものが最後に登場、これはとても食べられず箱に入れて貰い 夜の道を持って帰ることになった。

 誕生祝と言うのは、何歳まであるのだろうか・・両親がいた子供の時期は記憶があるが 社会人となり兄弟が近くに入れば 普段会えない事もあって会う理由に呼んで集まる事もあった。
親も亡くなり、兄弟も遠くなった今は 本人は忘れているのに カード登録から誕生祝で割引するとか 今回の消費を促すための広告として使われ それでも忘れずに心掛けてくれる所があるのは良いのかも知れない。
 売上目的で本来の意味とは程遠い「誕生祝」なのだが 案内を受取っても放置しても別に何も変わらないが次の年には何処からも忘れ去られるだろう。

 フランス風の鹿肉でスパイスが効かせてあり、次の魚スズキのメインが来たときは既に満腹


これもメインの前に出たリンゴパイ・・食事の間に甘い物は欲しくないが これもフランスの食習慣なのかも・・


 31階から見たテーブルが映る不思議な夜景 フランス語の店名トランティアン・・数字の「un、deux、trois・・」から「Trerteetfun」・・簡単さに納得

1902- 蛙の独り言

2019-02-01 | 日記
 ネット新聞の後に海外新聞日本語版も良く読むのは 海外在住日本人ブログとか海外研究の大学教授記事には 外部から日本を見る別の視点での指摘で目が開かされる事が多いがこれがとても面白い。
街にも住宅にもお店でも、身近に海外の人がいるのに 国内メディァは国内の話題ばかりで もっと重大な世界の動きがあるのに公共放送にもメディアにも取り上げられず 情報が物足りない気がして島国感になるのだが 以前は多く登場していた 硬派の政治評論家も消えてしまったからかも知れない。
 政治ニュースでも「アベノミクスで景気は安定・賃金も上がり最長景気更新」とか良い話が多いが余り世の中の実態が良くなったと言う 実感は感じないのも発表と実態にズレが生じてきた。

 考えたことも無い「国籍を売る国」があると言う記事があった。慶応大 田所昌行教授の著書の紹介記事だったが、旅行のパスポート申請で国籍を意識する程度でも 水と空気はタダの様に 実は価値のあるものらしい。
ご先祖がいてこの国に生まれ、親の出生届で国籍が与えられる。その国の制度・支配下で教育を受け守られ 生活するので 国籍を持てば当然 国の為にも働く義務もある。人は国領地と同じ国所有物で、国境紛争になると戦争にも行かなければならないのだ。昔は、領民に移動の自由は無いし 国籍は血統と出生地で与えられ誰もが 国の行政に忠実に従うのが当然だった。
 ところが今は、国境の移動が自由になり市民と非市民が同じ場所に混在し国籍の異なる人が生活する様になった、移住する異国で国籍を取れば法律遵守して暮らすが 宗教の違いもあり生活習慣も違うこともある。米国は元々が多国籍人の集合体だが、国籍を与えられ 行政が良ければそれでも混乱も無く世界一の繁栄を築いてきた。しかしこれも大統領が変わって、国の経済を保護するのに 移民を拒絶し今はその派閥争いで混乱ているのだが・・・。

 人は移住国が選べるなら、税金の低い徴兵制度も無い安全な国に移住したいと普通は考える。その結果から僅か40万人小国マルタ島の例では1億五千万円で国籍を売り出し移民を歓迎している・・複数国籍も認めているので アラブのお金持ちが多く購入し住みついたりするので 国は栄えている・・と言う 日本各地にも外人街が増えるのもこんな背景もあるのかも知れないが 日本人には未経験な世界なのだ。

 米国在住ジャーナリスト冷泉氏はNEWSWEEKで有名だ。冷静なレポートで人気高いらしい。今月のレポートに日本の国民総生産貢献度では 最強と思われていた自動車産業が観光業に抜かれてしまったと言う記事があり観光人気で潤うのは良い事だが、真の原因は大手企業の本社・開発部門が次々と海外移転したのが原因で それは国内では「英語が通じない・生産性が低すぎる・雇用制度が硬直化」で世界と競争するのに適さない国内環境が企業活動には問題だからだと書かれていた。予定される五輪・万博など観光イベントは 人手が中心の一時的な行事で観光産業の延長的なものだが 観光で国経済を維持するのは以前の 太平洋の孤島・アフリカなど産業が無い後進国が唯一の事業として進めていた。以前に栄えていた欧州の大国も 今は観光資源が国の経済を支えているのだが 日本も似たような状況で 結局は国の衰退を示すものかも知れない。
 世界中で国籍を捨てて、安全な暮らしを求めて世界を流浪する難民 命がけで国境を越える人々・・日本人はあまり考えることも無い 国境とか国籍を世界地図を見ながら見直した方が良さそうだ。
残された道は、国の構造改革が急務なのだが「日本の国は一番良い」とマスメディアも含めて「井の中の蛙」でいると「茹でかえる」・・になってしまいそうだ。

 フリーイラスト素材「変な絵」netから 頂きました