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碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1807- もし、車がなかったら

2018-07-15 | テクニクス
 西日本集中豪雨、その後に続く猛暑に 被災地の生々しい惨状が連日伝えられる。まるで人間生活を排除する力が働いているかの様に 高い湿度と36度を超える気温では 庭の昆虫も 何時も出没する筈のヤモリも姿を消し 蚊も少なくなっている感じがかる。ノラネコも、ここ数日は見かけないし 煩いセミも朝方の30分位で 日差しが上がると姿を消す。生物達は、人間よりも賢くて車の移動手段も電気も使えないので 棲家には執着するのは諦めて 何処かの涼しい場所に避難しこの夏をやり過ごしているのだろう。

 私の古い建売住宅も屋根の雨漏りもなく 近くの河川にも辛うじて問題は出なかったが 知人の親戚が被災したと言う話もお聞きした。今頃になり、四国山間部で放水したダムで浸水した町に知人の住む「愛媛県野村町」と聞いて 慌てて場所を調べてみたが水没地域から少しずれ 大丈夫そうだった。
 他にも瀬戸内離島の本土との物流が遮断され、SNSネットワークで「助けて下さい・知らせて下さい」と言う悲痛なSNSが発信されていた事も最近になり報じられていた。
 当初の被害ニュースは、どのチャンネルも同じ大被害地域に殺到し 瀬戸内の海に点在する島とか 山間部の集落の情報がニュースには殆ど流れていなかった様に思った。情報が無かった・・と言う前に、地本の報道機関としての積極的な収集が足りなかった感じもする。この様な場合、真っ先に空中からの情報が最優先と思うのが、予算も力も無ければ行政が手を貸して速報の使命を全うすべきだと思う。被災地を歩いて取材するニュースも良いが、求められる存在価値は少し違うのだ。
 今は、放送メディアが何処も弱体化してしまったが 米在住の著名な日本人記者も、被害地の全体像が判らないスポットばかりのメディア報道・・と言うCNNニュースの中で言う記事が載っていたから 広域大災害なのに スポットニュース的だったと思うのは 私だけの感覚でもないらしい。
 しかし、 多くがスマホもネットワークを持ち 情報共有は広がると考えていたが この災害にはあまりその活用が出来ず救済体制も遅れたが国の危機管理に限ると またまだこの国は未熟なのかもしれない。それでも一般から駆け付けた大量のボランテイアの姿を見ると 良い国だと思うのだが。

 大量の車が、濁流に流され 道路も崖崩れで遮断されている様子も伝えられ 昔に水没した歴史を持つ 山間地にも広範囲に住宅が建てられて被害が拡大したのだと言う。犠牲者には高齢者が多かったが、人生の最後になって こんな結果が待っていたのはとても無念だったろうとご冥福をお祈りするばかりだ。

 一週間経ち、被災地では自宅の復旧作業をしながら 車とか自転車が売れているそうだ。車と道路が無ければ、物も運べず 生活用品も調達できない所ばかりなのだから当然なことなのだろう。しかし、私的には 過去の災害でもそうだが「 元に戻す、復旧する、防護壁を新設する」・・と言うのは昆虫たちに学ぶ訳でもないのだが 不動産屋さんの言いなりでなく 自然災害を考えると 地形とか立地条件をもう少し離れて見直す必要もあると思う。

 特に地方の生活は、車があり通信手段も水道・電気などのライフライン前提で山間部とか郊外に家を持っても これらが消えるなどは想定外で それは個人責任でなく行政責任と考えて思考範囲から除外してしまう。ニュースの被災者インタビューには「私たちの 考え方に甘さがあった」と言う反省を述べる人々が多かった気もする。

 行政は自然災害なので想定外・・で結局は、被災者の自己責任に依存される、同じように高齢化で車が運転出来ない時も来る・・やがて来る確実な未来なのだ。
この災害も「車・電気・水道・家」などが「もし、無かったら・・」の 常に自分に合う災害対策を持たないといけないことを教えてくれる。

1807- 近郊の田畑に 次々に新しい家・・

2018-07-13 | 日記
 近くのジムに通うのだが、途中の小道は田圃の埋立で分譲地にする工事 他の処も家解体と新築工事で 「工事中」ばかりで通れる道が少なくなって面倒になっている。この猛暑の中、作業者も交通整理の人も ペットボトル片手で 最近は日焼け防止の黒い顔マスクをつけている人もいるから少し怖い。出来る事なら真夏は避ければ良いのだが 雇われる弱い立場では それも出来ないのだろう。
 ここ10年、毎年の様に昔からの米農家の田圃が 次々と消えて宅地化されて 田圃の用水路沿いの狭い道の両側に大きな二階建ての新築の家とアパートが並んでしまったが 下の写真の農地も 今では造成とか家が既に建ってきたので 田圃は探さないと見つからない。

 空き家が四軒に一軒、と言う感じの近郊住宅地だが 一人暮らしの家も多くなり 古い農家の地主さんも歳を取り作付けなども出来なくなった結果だろう。作付けをやめると国内の法制では 土地税金と相続税が大幅に上がるので 貸家を新築したりアパート経営にして 税負担を避けたいと考える人が多いのだ。
 以前ニュースで、そんな困っている農家に地主にアパートを建てさせ「サブリース」と言うアパート経営をする第三者に委託するのが流行っているそうだ。しかし、同じ地域に アパートばかりが増えて 空きが埋まらず 約束の資金回収も利益も出なくなるそうだ。一定期間で家賃減額を強いられ 回収できずに窮地に立たされる人も全国には多いと言う。民泊とか、安い宿を求める外国人旅行者しかの 温床になるのかも知れない。
 しかし、この地域の新築には 直ぐに住人も入っている様子なので車さえあれば 便利なベットタウンと言う評価なのだろうが 空き家の課題は何も解決されないままで広い家ばかり増やして 住宅行政は何処に行くのだろうかと心配もする。

 家主さんの借金も今は、長期ローン30年とかで次世代の負担にもなり この国経済状況では返済も難しいと思う。金融庁の高官が「個人と金融機関の顧客の資金運用し、利益を上げるのが使命なのに 貴方たちはその仕事をしているのか」・・と銀行マン証券マンの専門家の会合で問いかけのが話題になっている。
 今の金融機関は、手数料を値上げして生き延びているそうだが 存在している意義が無くなりば絶滅するしかないからこの言葉は当然だ。
不動産会社が、高齢化で困っている農家に入り乱れて参入してきた結果と言う感じだが これもマネーゲームであり あまり信頼してはいけないのだろう。

 今までは ジムに通う道は、トンボが飛び 自転車の前をカエルが跳んで逃げていたが もうその姿を見る事も少ない。

左上の3か所の農地も、現在は造成され家も建っている・・写真はグーグルマップ(3年位古い?)

1807- プログラム・ライター

2018-07-08 | テクニクス
 自分の持ち物の処分は苦労して入手して、少し理解できた様な物ほど 多少の愛着も残っているので決心がいる。
興味があったロボット制御に使う「ステッピング・モーター制御」を理解したいと思った。この技術は最も苦手の「電子プログラミング」技術は採り付き難く現役時代には学ぶ暇もなかった。
 10年ほど前に、ロボット作りが流行るのを見て早速 秋葉原の通販から モーター・ドライバのキットと複雑な動作プログラムを作る「ブログラム・ライター」と 思いついた電子工作部品を一括で購入して 制作と技術習得に夢中になった一時期がある。

 ドライバは半田ごてを駆使して自作し、ユニポーラのモーターの正逆駆動と速度制御は簡単に成功した。次にモーターの「回転数と停止、指定角度を動かして停止、左右回転の指令」のドライバ搭載のRAM素子にプログラム書込みに挑戦した。PCを「RS232C」通信規格で接続し 専用ツールを英語サイトから入手し 手作りの様なマニュアルを 読みながら数か月も掛かったが何とか理解し 実験も成功させたが 昔アセンブラ言語を少し 使ったことが役に立ったらしい。

 次はロボット応用に進むのだが、ステッピング制御の入り口で単にプログラム指令通りに、速度を変えたり回り方を変えるものだが 設定は自在でも忠実過ぎて面白くも無い当たりな動きをする。
 自在に手足を動かすロボットの応用も 数十個のステップモーターと機械部品、更に姿勢制御に関わるセンサー技術を組み合わせで出来るのだと理解したが 考えただけで気が遠くなるこの作業は若い、柔軟な頭脳と 体力知力と忍耐 更には精密作業が可能な視力と感性そして経済力があってこそ 出来る代物なのだろう。

 今見ると面倒な物で、再び触る気もしないが 熱中したのは10年前の半年位の期間だった・・通信規格もどんどん高速になり RS232Cのコネクターも最近のPCは適合しないらしいので持っていても意味がない、私にとっては過去のテクノロジーの残骸でしかない。
 
 右はプログラムライター、左はモーター・ドライバー基板 ・・・電源入れると正常動作する。この技術があり、今の技術があるのだが。

1807- 影が薄い 夏の海水浴

2018-07-07 | 日記
 先月に本棚を占領していた、古いアルバムを大量に整理して身の回りが軽くなったが 古い白黒写真に 湘南海岸で会社行事の夏の海水浴スナップを見つけた。
砂浜でスイカ割して 大騒ぎしていた湘南海岸を見ると 最近はスイカが高いからそんな遊びも無くなったとも思えないが 楽しいものだった。
 当時の同僚に関西とか、地方出身のも多く 初めての体験とかの仲間もいて 普段と違う意外な友人の側面を発見し 益々親しくなった気もする。

 湘南の海と言えば私は直ぐに「サザンオールスターズ」をイメージするのだが 今は海水浴と聞いても彼しか思い浮かばない。彼を知ったのは義兄の話だ。
青学後輩だったので「新宿西口で毎晩、裸のハチマキ姿で ギター片手に変な歌を歌う奴が大学で有名になってる」と聞いたので 一度見に行こうとしていたのだが・・・。
 その彼がヒット曲を出し、「桑田圭祐」だと後から判った。湘南ボーイと自称する彼は、独特な発音を駆使してフォーク歌手として半世紀以上も続け 今は日本が誇る偉大な歌手となったが 生まれたのもこの時代で湘南海岸と言うのが面白い。

 夏が来ると新聞トップ画面は湘南海岸の「50万人以上の人で海は芋の子を洗う」と毎年ニュースになるのが常識だった。広告も「小麦色の肌・・とコカコーラ・バヤリースオレンジ」の健康的なものばかりで 毎週のように多くある湘南海岸へ友達と通ったが 砂浜には海の家が立ち並び 着替えてから海に向かって長い砂浜を1キロ近くも走り 冷たい海に飛び込んで 海岸が見えなくなるほど沖に向かって泳いだものだ。

 現在は、海も汚れ貝殻が拾える砂浜も減り 健康上で紫外線ガンとか、皮膚病とか美容上とかマイナーな方向になり 海水浴場も海の家も海水浴を楽しむ人も 半分近くに減っていると言う統計らしい。
 海をこんなに楽しむ国民はいないだろうと思っていたし、「海水浴」と言う言葉も、時代遅れだが何かのんびりとした 楽しい雰囲気があり 私は好きなのだが。






1807-CMSホームページ

2018-07-04 | テクニクス
 地域のページが、委員会メンバーが直接投稿となり活性化してきた様子。
昨年から、ホームページ作成の「ホームページ・ビルダー」を「ワードプレス」と言うクラウド型のホームページ(CMS型)変換した効果だろう。
 全て地域行事、身近なニュースでも アクセス数は低調で変化はないが スマホを持っていても関心が無い人とか WEBと無関係な人達が9割以上なのだから仕方ないのだが 恐らく家族・自分・生活とは違う次元の情報なので 新聞チラシの様に見る必要がないのだろう。
 作る側は地域の歴史とか活動記録を残したい・・形が出来れば地域の誇りも生まれると と懸命に努力しているのだが 多くの住民はその事には無関心で 仕事に追われていたり 協力も出来ない 又はしたくない人がいるのだ。
 中々魅力ある街づくりとは 一筋縄では築けないと今年で10年間になるが少し空しいが 兎も角「地域の概要・歴史・活動状況」がWEB上で誰でも見れるのは成果なのだ。

 ページ作成が大昔、IBMから1994年に「ホームページ・ビルダー」ソフトが発売され 国内では今のオフィスと同じくらいに大ヒットし今ではバージョン21となっているらしい。しかし初心者には馴染めない HTMLソースとかページのアップロードのサーバー周辺知識のが欠かせないのと 最近の物は追加機能満載で必要なものが判りづらくなり 逆に難しくなった様な問題もあると言う評価もあるので 販売量も激減していると思われる。

 私はビルダーも勉強してページまでは作ったことがある。しかし維持管理は知識と作業量から とても無理と諦め ページを作る目的ならブログが良いと思えた。
今では CMS型に大勢が移行しビルダーは古典的と言われる。PC前提に作られたビルダーがスマホ画面の小型化で不適合になったり、継続する人は過去からの画面が定着してしまい簡単には 止められないと言う事だろうが 多分そのページ継承してくれる次世代はいなくなるのではないだろうか。
 無料版でも有料版(企業向け)でいろいろあるが私たちの「WordPress」も通常文章作成のスキルがあれば出来るのでブログと大差はないのだから。

 10年前は地域ページは、ビルダーの編集手間に恐れをなして「ブログ」を提案したが、「日記みたいなページはダメ」と反対された。今はブログも次々と進化されてページ作りも 設定テンプレートを選び 文字写真を入れるだけなので 同じような作成手順で出来る感じだ。
 企業ページもブログで済ましている所も多いのだから ‥簡単に投稿出来て簡単に改変可能なのら何でも良いが 何のためにWEBページを作り 誰が利用しているのか・・と言う辺りの詰めは まだ先の話なのかも知れない。