goo blog サービス終了のお知らせ 

碧い山・青い海

趣味の山登りとか、技術とネット情報を照合し個人メモに・・

1902- 経度測定のクロノメーター

2019-02-13 | テクニクス
 英米作品「LONGITUDE(2000)」・・経度への挑戦と言う古い映画を見た。3時間を超える長編だったが地球の経度の事を知った事と 時計の歴史なので興味深かった。緯度は北極星の位置と、日照時間が判れば北半球にいる人なら計測できたが基準がなく経度計測は至難で大航海時代には多くの船が遭難しコロンブスがインド諸島をインドを発見した間違いも経度を勘違いした結果だと言う。
 現在は、小さなスマホがあれば緯度・経度ばかりか 高度・現在地名を瞬時に教えてくれるのだが ここまで来るのには長い歴史があったのだ。

 船上で正確に動く時計を作ったのは英国「ジョン・ハリソン -1759」、それがクロノメーターと呼ばれる懐中時計だった。国際会議が、開かれてグリニッチビレッジ天文台の位置を子午線基準「0度0分0秒」が決議された。この経度の日付変更線を基準に360度24時間を東半球・西半球とし15度=1時間に分割し時間を東は進む、西は戻す事に決めると 船上の正確な時間が判れは船の現在地も分かるようになったと言う。
 この古い歴史を映画化した作品だが 映画館が取り上げる興行作品ばかりでなくこんな地味な作品をWEB投稿してくれた方には感謝したいし WEB映画には過去に作られた忘れ去られた良い作品が他にも沢山あるのは映画好きの人間には現代の恩恵だろう。

 今から260年前で、そんなに古い昔でもないのにも驚くが 経度を天文学者の星の位置か 時計技術かどちらが信頼できるのか・・二組の技術競争は 現在の水面下の技術競争とは違って一般にも目に見える戦いとなり 国中が注目する中でオープンな競争が繰り広げられる様子はとても懐かしい。

 英グリニッチ天文台紹介ページにあった入口の時計・・同天文台紹介ペジから


 発明者「ジョン・ハリソン」は 腕時計ブランドとして現在もあるようだ
この記事についてブログを書く
« 1902- 泳げない若者が増える ? | トップ | 1902- 平成はどんな時代・・ »