ハイライン・ハイプレスの脅威
横浜F・マリノスは高い最終ラインを保ち、前から激しくプレスをかけた。
前半20分にアクシデントで攻撃の要マルコス・ジュニオールが天野純と交代したが、この天野が魅せた。彼はすばらしいサイドチェンジに要所を突いたラストパス、と八面六臂の活躍だった。
横浜FMは前半41分に天野が右サイドから左に長いダイアゴナルなサイドチェンジ。これが最終的にはオウンゴールを呼んで1-0だ。
続く後半35分には神戸GKのパスミスから押し込んだ横浜FMが、天野のシュートで2点目を取りシャットアウト勝ちだ。横浜FMはこれでリーグ戦4連勝。J1リーグ戦の11試合で負けなしとなった。
激しい横浜FMのプレッシング
横浜FMのフォーメーションは4-2-3-1だ。スタメンはGKが高丘陽平。最終ラインは右から松原健、チアゴ・マルチンス、畠中槙之輔、ティーラトンである。
2セントラルMFは喜田拓也と扇原貴宏。トップ下はマルコス・ジュニオール。3トップは右からエウベル、オナイウ阿道、前田大然だ。
立ち上がりから横浜FMのプレッシングが激しい。彼らはボールを奪うと2タッチでスルスルとパスをつなぐ。ハイテンポで攻め、ハイテンポで守るサッカーだ。ラインも高い。
神戸・古橋が振り向きざまにシュート
だが最初のチャンスは神戸に訪れた。前半15分にセルジ・サンペールのパスにFWの古橋亨梧が抜け出しゴール前で振り向きざまにシュート。GKの好セーブで得点にはならなかったが惜しいチャンスだった。
バルセロナのカンテラ(下部組織)で育ったサンペールは「ここ」という要所を逃がさない。一撃必殺の好パッサーだ。
一方、神戸のエース古橋はいつものように最終ライン際で駆け引きする。で、ライン裏に抜け出す得意の形で何度もチャンスを作った。
また彼は守備に回ると敵のビルドアップに激しくプレスをかけた。非常にいい選手だ。将来、日本代表のエース格を狙う逸材だろう。
天野が1点目の起点になる
横浜FMのビルドアップはSBを高く上げ、チアゴと畠中の2CBで組み上げる。今日はセントラルMFの扇原は2CB間に下りない。彼らは前半30分、前田がゴール前で敵DFにプレスをかけてボールを奪い、あわやシュートの場面を作る。
続く前半36分にはティーラトン、天野、前田と渡ったボールが前田のヘディングシュートでこぼれ、ゴール前のティーラトンへ。彼のシュートは惜しくもGKの正面を突いた。
また前半38分には天野が右サイドから見事なクロスを入れ、オナイウが合わせたが惜しくも入らず。天野は獅子奮迅の活躍だ。
横浜FMの1点目の得点シーンはその天野から生まれた。前半41分である。まず天野が右から逆サイドにダイアゴナルなすばらしいサイドチェンジを入れる。
それを受けたティーラトンが左サイドを駆け上がりクロス。これに前田がニアで潰れ、その間隙を縫って瞬間的に抜けてきたボールが神戸CBトーマス・フェルマーレンの足に当たりオウンゴールになる。1—0だ。
神戸もチャンスを作り善戦した
前半から後半にかけては神戸も惜しいチャンスを作った。
前半47分にはサンペールがライン裏に落とす絶妙なロングパスを出し、古橋を走らせる。彼はシュートに持ち込んだがDF松原に防がれる。これにはオフサイドの判定が下った。
続く後半32分には途中出場した神戸のイニエスタが長いスルーパス。受けた古橋はシュートしたが惜しくもサイドネットに当たった。
横浜FMは4連勝し暫定3位に
そして後半35分には横浜FMが2点目を奪う。神戸GK前川黛也がパスミスをし、途中出場した横浜FMの水沼にボールが渡った。
その水沼からパスを受けたレオ・セアラがエウベルにボールを渡す。エウベルはシュートしたがGK前川が弾き、そのこぼれ球を天野が押し込んだ。
神戸は痛いミスからの2失点だ。得点差ほどゲーム内容は悪くなかっただけに惜しまれる。
一方の横浜FMは4連勝し、これで8勝3分1敗の暫定3位となった。彼らの勝ち点は「27」だ。首位・川崎Fの「41」とは見かけ上、離れているが、横浜FMは川崎Fより試合消化数が3試合も少ない。
仮にその3試合を勝ったとすれば横浜FMは勝ち点「36」となり、首位とは現時点で勝ち点「5」差と射程圏内に入る。ダークホースの登場でJ1もおもしろくなってきた。
横浜F・マリノスは高い最終ラインを保ち、前から激しくプレスをかけた。
前半20分にアクシデントで攻撃の要マルコス・ジュニオールが天野純と交代したが、この天野が魅せた。彼はすばらしいサイドチェンジに要所を突いたラストパス、と八面六臂の活躍だった。
横浜FMは前半41分に天野が右サイドから左に長いダイアゴナルなサイドチェンジ。これが最終的にはオウンゴールを呼んで1-0だ。
続く後半35分には神戸GKのパスミスから押し込んだ横浜FMが、天野のシュートで2点目を取りシャットアウト勝ちだ。横浜FMはこれでリーグ戦4連勝。J1リーグ戦の11試合で負けなしとなった。
激しい横浜FMのプレッシング
横浜FMのフォーメーションは4-2-3-1だ。スタメンはGKが高丘陽平。最終ラインは右から松原健、チアゴ・マルチンス、畠中槙之輔、ティーラトンである。
2セントラルMFは喜田拓也と扇原貴宏。トップ下はマルコス・ジュニオール。3トップは右からエウベル、オナイウ阿道、前田大然だ。
立ち上がりから横浜FMのプレッシングが激しい。彼らはボールを奪うと2タッチでスルスルとパスをつなぐ。ハイテンポで攻め、ハイテンポで守るサッカーだ。ラインも高い。
神戸・古橋が振り向きざまにシュート
だが最初のチャンスは神戸に訪れた。前半15分にセルジ・サンペールのパスにFWの古橋亨梧が抜け出しゴール前で振り向きざまにシュート。GKの好セーブで得点にはならなかったが惜しいチャンスだった。
バルセロナのカンテラ(下部組織)で育ったサンペールは「ここ」という要所を逃がさない。一撃必殺の好パッサーだ。
一方、神戸のエース古橋はいつものように最終ライン際で駆け引きする。で、ライン裏に抜け出す得意の形で何度もチャンスを作った。
また彼は守備に回ると敵のビルドアップに激しくプレスをかけた。非常にいい選手だ。将来、日本代表のエース格を狙う逸材だろう。
天野が1点目の起点になる
横浜FMのビルドアップはSBを高く上げ、チアゴと畠中の2CBで組み上げる。今日はセントラルMFの扇原は2CB間に下りない。彼らは前半30分、前田がゴール前で敵DFにプレスをかけてボールを奪い、あわやシュートの場面を作る。
続く前半36分にはティーラトン、天野、前田と渡ったボールが前田のヘディングシュートでこぼれ、ゴール前のティーラトンへ。彼のシュートは惜しくもGKの正面を突いた。
また前半38分には天野が右サイドから見事なクロスを入れ、オナイウが合わせたが惜しくも入らず。天野は獅子奮迅の活躍だ。
横浜FMの1点目の得点シーンはその天野から生まれた。前半41分である。まず天野が右から逆サイドにダイアゴナルなすばらしいサイドチェンジを入れる。
それを受けたティーラトンが左サイドを駆け上がりクロス。これに前田がニアで潰れ、その間隙を縫って瞬間的に抜けてきたボールが神戸CBトーマス・フェルマーレンの足に当たりオウンゴールになる。1—0だ。
神戸もチャンスを作り善戦した
前半から後半にかけては神戸も惜しいチャンスを作った。
前半47分にはサンペールがライン裏に落とす絶妙なロングパスを出し、古橋を走らせる。彼はシュートに持ち込んだがDF松原に防がれる。これにはオフサイドの判定が下った。
続く後半32分には途中出場した神戸のイニエスタが長いスルーパス。受けた古橋はシュートしたが惜しくもサイドネットに当たった。
横浜FMは4連勝し暫定3位に
そして後半35分には横浜FMが2点目を奪う。神戸GK前川黛也がパスミスをし、途中出場した横浜FMの水沼にボールが渡った。
その水沼からパスを受けたレオ・セアラがエウベルにボールを渡す。エウベルはシュートしたがGK前川が弾き、そのこぼれ球を天野が押し込んだ。
神戸は痛いミスからの2失点だ。得点差ほどゲーム内容は悪くなかっただけに惜しまれる。
一方の横浜FMは4連勝し、これで8勝3分1敗の暫定3位となった。彼らの勝ち点は「27」だ。首位・川崎Fの「41」とは見かけ上、離れているが、横浜FMは川崎Fより試合消化数が3試合も少ない。
仮にその3試合を勝ったとすれば横浜FMは勝ち点「36」となり、首位とは現時点で勝ち点「5」差と射程圏内に入る。ダークホースの登場でJ1もおもしろくなってきた。