すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【カタールW杯最終予選】独で今季8ゴール目の奥川雅也を招集せよ

2022-02-21 09:28:27 | サッカー日本代表
機能しない「左サイド問題」解決の切り札に

 2月18日(現地時間)に行われた独ブンデスリーガ第23節のウニオン・ベルリン対アルミニア・ビーレフェルト戦で、ビーレフェルトの奥川雅也が今季8ゴール目を挙げた。

 奥川はペナルティエリア右でパスを受け、ワントラップから右足をコンパクトに一閃。ボールはファーサイドに突き刺さった。

 左も右も両サイドをこなす奥川は、日本代表の機能しない「左サイド問題」の切り札だ。ケガの三笘がまだ復帰できないようなら、ぜひ奥川を招集し左WGで使ってみるべきだ。

 もともと左の南野は機能してないのだから、試してみる価値はある。

 ひょうたんからコマ、という結果になれば儲け物だ。

 というか、おそらく奥川は見事にフィットし日本の救世主に、という可能性が高い。

 絶対にトライするべきだ。

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【2022年 J1 第1節】川崎Fが今年も始動した 〜川崎F 1-0 FC東京

2022-02-19 09:14:35 | Jリーグ
幕開きは川崎Fのハイプレスから

 今年もJ1が幕を開けた。第1節の開幕戦は川崎フロンターレとFC東京。4-3-3同士の対戦だ。

 この日の川崎は立ち上がりからハイラインを取り、最終ラインからビルドアップしようとする東京に対し、積極的にゾーンを押し上げ前からプレスをかけた。

 そのため東京のボールホルダーは判断が遅くなり、味方のサポートも遅れてうまくゲームを作れない。

 全体に川崎は「止める、蹴る」「止める、蹴る」と2タッチの処理でボールの動きがリズミカルなのに対し、東京は1人がボールを持ってから「次のプレイを考える」という各駅停車だ。これが両チームのリズムの違いを生んでいる。

 ところが川崎がハイプレスをやめるに従い、次第に東京も中盤でボールを動かすようになった。そんななか前半27分、東京期待の高卒ルーキー、松木玖生がゴールを視野に入れ果敢にミドルシュートを放つ。いいシュートだった。

 こうして東京は次第に前線へ人数をかけるようになり、厚い攻めを見せるようになる。これに対し、川崎はラインを下げて受け止める。虚々実々の駆け引きだ。

 だが、かくて後半35分。川崎は途中出場したFW遠野大弥の左コーナーキックにFWレアンドロ・ダミアンがニアで頭に合わせ、ゴールへ叩き込む。このまま試合はゲームセットとなった。

 川崎がうまくワンチャンスをモノにしたな、という印象。FC東京にも得点機はあった。川崎自慢のポゼッションサッカーはまだまだこれから、といったところである。

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【カタールW杯最終予選】サウジにボールを持たせてカウンターで狩る

2022-02-05 09:42:18 | サッカー日本代表
冴え渡るショートカウンター

 サウジ戦の日本は、相手にボールを持たせてプレッシングからの速いショーカウンターで敵を葬り去った。これで生きたのがスピードのある伊東だった。

 この試合、日本のポゼッション率は40%なのに対し、サウジは60%。

 戦前、グループ首位のサウジは2位の日本を相手に無理せず守備的に来ると予想されていた。だが、実際にはまるで反対だった。

 かくて前に出てくるサウジに対し、日本のゲームモデルがハマった。

 ボールを握り、前へ出るサウジに対し、日本のお家芸である高い位置でのプレッシングからの「2タッチ以内のショートカウンター」がハマったわけだ。

強くて速い縦パスの嵐

 ピッチの至る所で日本は強くて速い縦パスを刺し、サウジを崩壊させた。

 例えば伊東の2点目の起点になった、酒井の強くて速い縦パスはすばらしかった。

 対するサウジはなすすべがない有り様だった。

 おかげでプレッシング・フットボールが得意な南野も躍動した。

 また中国戦では足元、足元とスローなポゼッションスタイルを展開していた守田、田中、遠藤の3センターも、素早くパスコースを作る一方で、速いカバーリングで急所を抑えた。

 特に田中の運動量はハンパなく、この日の3センターはMVP級の働きをした。

 また終始アグレッシブだった長友に見られるように日本の強いメンタルと勢いがサウジを大きく凌駕した。

 ずっと「戦術がない」と言われてきた森保ジャパンだが、この日に見せたゲームモデルで何かを掴んだかもしれない。

 次に来るオーストラリアとの天王山、そしてワールドカップの本大会へと、加速度的にエンジンがかかってくる姿が頼もしい。

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【カタールW杯最終予選】サウジとの天王山に会心の一撃 ~日本 2-0 サウジアラビア

2022-02-02 09:14:57 | サッカー日本代表
【伊東と南野の2発で撃沈】

 快勝ーー。

 そんな言葉がよぎった森保ジャパンの試合は、いったい、いつ以来だろうか?

 足を振り抜きファーに叩き込んだ伊東の一発は会心の一撃だった。

 ひとつフェイントを入れてぶち抜いた南野のシュートは技ありだった。

 右と左、日本の左右の「矢」が敵に突き刺さった瞬間である。

 ほかにもCBの谷口がドリブルで持ち上がり、ラストパスを出しているのには驚いた。

 谷口と板倉の両CBは「安定」のひと文字で、吉田、冨安の不在を忘れさせた。

 また守田と田中碧の両インサイドハーフもよくパスコースを作り、冴えたカバーリングを見せ、と獅子奮迅の活躍だ。

 チーム全体も中国戦とは打って変わって非常にリズムがよく、いいテンポで試合を進めた。

 ただ唯一、途中出場で試合に入れてなかったSBの中山は気がかりだったが。

 中国戦について書いた分析記事の末尾に、『次の首位サウジ戦を「3-0」で勝ったりすれば本物なのだが』と半ば冗談半分で書いたが、ホントにそれに近い状態になった。

 さて次の天王山は、3月24日の3位オーストラリア戦である。

 ぶちかましてほしい。

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