すちゃらかな日常 松岡美樹

すちゃらかな視点で世の中を見ます。

【森保ジャパン】キルギス戦のスタメン予想と戦い方は?

2018-11-20 09:04:35 | 日本サッカー
スタメンは「センターラインまで変えるのか?」がポイントだ

 さあ今日は来年1月に行われるアジアカップに向けての最後の試合、キルギス戦だ。では日本のスタメンと戦い方はどんな展開になるのか? 予想してみよう。まずスタメン予想については、昨日の記事にも書いたが以下に再掲しておく。

【先発メンバー予想】

    ◯大迫
◯原口 ◯北川 ◯伊東
   ◯三竿◯柴崎
◯山中◯吉田◯三浦◯室屋
    ◯シュミット・ダニエル

 上記の予想をするにあたり留意したことは、大幅に選手は変えるとしても、ただしサッカーで最も重要なセンターラインだけは変えない、という点だった。つまりCB吉田ーMF柴崎ーFW大迫という3人のラインである。

 キルギス戦では大幅な選手の入れ替えが予想されるが、特にワントップの大迫だけは外しにくい。このチームは彼がいないと試合にならないからだ。逆にいえば森保監督がもし杉本をスタメンでワントップに使ったとすれば、それは「試合には負けてもいいから勝敗より選手のテストを優先しよう」と判断したことになる。キルギス戦にあたっての森保監督のスタンスを読む上で、ここは大きな見分け方のポイントである。

 ただし個人的には、杉本に関してはもう「見極め」の時期は過ぎていると考える。彼は前監督のハリルにも何度も使われ、まるでいいところがなかったからだ。逆に森保監督が彼を招集したのを見て、「ええっ? まだ見切ってないのか?」と非常に驚いた。ゆえにワントップやセカンドトップに関しては、層を厚くするならFWの武藤や久保を招集するしかテはないだろう。とはいえ杉本には、そんな私の予想をいい意味で裏切る活躍をしてほしいと考えてはいるが。

 次にセントラルMFだが、大迫と同じくセンターラインの柴崎は変えなかった。理由は上記の通りだ。ただし今回招集されているセントラルMFの守田は、9月11日のコスタリカ戦で右サイドバックとして途中出場し、いいプレイをしていた。ゆえにここでもワントップと同様に、森保監督が勝敗よりテストを優先するなら柴崎の代わりに守田を使い三竿と組ませる選択はありうる。

 同じくセンターラインの1人であるCBの吉田についても、勝敗にこだわらないなら代わりに槙野を使う可能性はある。ただし槙野はもうすでに「どれくらいやれるか?」は十二分にわかっているのでテストの必要もなく、あえて今回使うとは予想しなかった。

 最後にGKのシュミット・ダニエルに関しては、個人的に「どうしてももう一度見たい」と強く感じたので選んだ。ゆえにもちろんこのポジションでも、東口の起用は十分に考えられる。

 もしキルギス戦で森保監督が「センターラインの保持」というセオリーを無視し仮に11人総入れ替えをやったとすれば、かなりの勝負師といえるだろう。と同時に森保監督は目先の勝ち負けにとらわれず、長い目で見たチーム運営を考えていると解釈できる。さて、スタメン選びの方針はどっちに転ぶだろうか? ここは見物である。

キルギス戦は引いた相手を崩す戦いになる

 一方、キルギス戦の試合展開については、日本との力関係を考えれば彼らは自陣に引いてカウンター狙いでくる可能性が高い。アジアでの日本の戦いはこのパターンになるケースが非常に多く、ここはアジアカップや、ひいてはW杯アジア予選のためのいいシミュレーションになるだろう。

 ではそんな相手に日本はどう戦えばいいのか? まず考えられるのはサイドを使い、敵のブロックを横に引き延ばすことだ。それにより自陣に引いて中央を固める敵の密度を薄めることができる。

 またGKシュミット・ダニエルが大迫にロングボールを入れ、そのこぼれ球を拾って二次攻撃をするテも有力だ。これなら日本は敵のゴールに近い高い位置でボールを回収し、シュートにもっていくことができる。その場合、日本はゾーンを高く取り、ボールの落下地点に「回収要員」になる複数の選手を配置しておくことがキモになる。

 逆にワントップにグラウンダーのくさびのボールを入れるような攻めは、密集した敵のブロックの中で集中守備を食らう可能性が高く、あまり効果は期待できない。やはり頼りはサイド攻撃だ。また遠目からでもミドルシュートを積極的に打てば、敵の守備者を食いつかせ、前に引っ張り出してバイタルエリアにスペースを作れる。これも有効な手段である。

 いずれにせよキルギス戦は勝敗より、起用した新戦力の見極めが主眼だ。彼らがどれくらいやれるのか? ここは楽しみだ。そして第二にキルギス戦は、引いた相手をどう崩すのか? というアジアでの日本の「永遠の課題」に向けたテストになる。実り多き結果を期待したい。
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【森保ジャパン】ベネズエラ戦の日本は実は3バックだった

2018-11-19 14:41:42 | 日本サッカー
GKシュミット・ダニエルは「リベロ」である

 先日のベネズエラ戦で先発したGKのシュミット・ダニエルは非常に足技に優れ、足で自由自在にパスを出していた。例えばCBから自分の足元に落ちてきたボールを、平気でダイレクトで普通に両SBへ展開する。またワントップの大迫めがけ、正確なロングボールも入れていた。彼のその姿はさながら、2人のCBの後ろに控えるリベロだった。

 してみればベネズエラ戦の日本のフォーメーションは4-2-3-1ではなく、実はGKも含めた3バックの3-4(両SB+2セントラルMF)-3-1で戦っていたことになる。つまり日本のフィールドプレーヤーはベネズエラより1人多かったわけだ。

 こんなふうに最終ラインからビルドアップの1本目になる正確なパス出しができるGKのシュミット・ダニエルは、明日行われるキルギス戦でもぜひ見てみたい選手の1人である。

 ちなみにGKがビルドアップの第一歩になる彼のようなスタイルは、何もシュミット・ダニエルの専売特許ではない。例えばバイエルン・ミュンヘンのマヌエル・ノイアーやマンチェスター・シティのエデルソン、リバプールのアリソンらの例をあげるまでもなく、現代フットボールの最先端では欠くことのできない必須のプレイである。そんな大仕事を代表初先発でサラリとやってのけたシュミット・ダニエルには、まばゆいばかりの将来性がある。

 森保ジャパンでは中島、堂安、南野という若い強烈な2列目ばかりが話題になる。だが彼らばかりでなくシュミット・ダニエルや、すばらしい縦パスを持ちカバーリングにも優れるCBの冨安など、若く将来性のある楽しみな大器が次々にデビューしてくる。森保ジャパンの実に楽しいところだ。まったく森保監督のスカウティング能力には脱帽するしかない。

キルギス戦の先発メンバー予想は?

 さて、明日はいよいよキルギス戦だ。来年1月に行われるアジアカップのために用意された最後の試合になる。では気になる先発メンバーはどんな顔ぶれだろうか? 勝手に予想すれば以下のような感じか。森保監督は、できるだけ平均的にまんべんなく出場機会を与えるタイプの監督だからだ。

【先発メンバー予想】

    ◯大迫
◯原口 ◯北川 ◯伊東
   ◯三竿◯柴崎
◯山中◯吉田◯三浦◯室屋
    ◯シュミット・ダニエル

 キルギスとの力関係を考えれば、気張ったフルメンバーで臨むのは惜しい。それよりも選手層の底上げを考えた、将来のためになる実験的なメンバーで挑みたい。

 ならば、ぜひ先発で使ってほしいのがまず右MFの伊東純也と、ベネズエラ戦でも途中出場して好プレイを連発した左MFの原口元気である。この2人にメドが立てば、中島と堂安に加えて左右両サイドの人材が厚くなる。

 次にワントップは杉本と行きたいところだが、やはりこのチームは大迫がいないと試合にならない。そしてトップ下には今回抜擢されている北川を置く。彼はベネズエラ戦でも途中出場し、鋭い反転からのシュートを見せていた。ぜひ一度先発で使って時間を与え、どれくらいできるのか見てみたい。

 次に中盤の底は熟成されてきた柴崎&遠藤のコンビは一回お休みし、スタメンで三竿に時間を十分やってデキをチェックしたい。三竿がセントラルMF争いに力強くからんでくれば、選手層はグンと厚くなる。なお所属チームで出場機会を失っている柴崎には、試合勘の補充の意味もあり代表ではフルに働いてもらいたい。

 GKはもちろんシュミット・ダニエル。CB吉田の相方には三浦を、左右両SBは山中と室屋にチャンスをやりたい。彼らも今後代表に定着できれば選手層のいっそうの底上げになる。

 さて、この大胆な先発メンバーで一体どこまでやれるのか? なんせ日替わりヒーローが次々に登場する森保ジャパンのことだ。ヤツらは、案外やってくれるんじゃないかと睨んでいる。
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【森保ジャパン】3-0で勝てた試合だった 〜日本1-1ベネズエラ

2018-11-17 21:52:34 | 日本サッカー
3つのミスで勝ちゲームを逃す

 来年1月のアジアカップに向け、いよいよ最後の強化試合となる「11月シリーズ」が始まった。まずは16日に行われた、歯ごたえのあったベネズエラ戦。日本代表は中島、南野、堂安の2列目が躍動しチャンスも作った。だが痛いミスも犯し、3つの大きなミスで勝ちゲームを逃した。

 ひとつめのミスは前半25分。堂安の逸機だ。南野が大迫に縦パスを通し、大迫は横についた堂安にパス。その堂安は軽やかに反転しながらGKの上を狙うシュートを放つが、コースが左に逸れた。GKとの完全な1対1。決めておきたい絶好のチャンスだった。

 ふたつめのミスは前半33分。中島が外した絶好機だ。CBの冨安がハイボールを競ったこぼれ球をMF遠藤が拾い、ワントップの大迫にすばらしい縦パスを通す。受けた大迫は裏抜けを狙い走り込む中島の前のスペースにスルーパスを出す。中島はGKと完全な1対1になったがシュートを弾かれた。これも決めたい一発だった。

 第3のミスは後半35分。自陣ペナルティエリア内で、SBの酒井が意味のないファウルを犯しPKを取られた。あの局面では酒井は敵ボールホルダーの進路を単にふさぐだけでよく、チャージする必要などまったくなかった。酒井は前半39分にすばらしいダイレクトボレーで日本の1点目をもぎ取ったが、1失点の契機も作ってしまった。完全なひとり相撲だ。

 とはいえ日本は素早いトランジション(攻守の切り替え)や爆発的なゲーゲンプレッシング、柴崎&遠藤が組む中盤の底のコンビネーションの熟成など収穫も目立ち、驚いたことにマンチェスター・シティとリバプールのいいとこ取りをしたようなチームになりつつある。

 確かに森保監督が就任してからこれまでの3試合とくらべ、課題は多く残った。ベネズエラの「日本研究」の前によさを消された。また前の選手を4人代えた後半22分以降は試合の流れをつかめず、層の薄さも露呈した。だが、あとは終えた試合の分析を今後に活かせばいい。その意味では引き分けに終わったとはいえ、相対的に実り多かったといえるテストマッチだった。

日本の攻撃を引っ張る3つの積極性

 日本のフォーメーションはこの日も4-2-3-1だ。スタメンはGKがシュミット・ダニエル。最終ラインは右から酒井(宏)、冨安、吉田、佐々木。セントラルMFは柴崎岳と遠藤航のコンビ。2列目は堂安と南野、中島。ワントップは大迫だ。

 さて森保ジャパン最大の売りは3つの積極性である。それは仕掛けと奪回、そして縦への意欲だ。

 まずひとつめ。日本は中島や堂安、南野ら前の選手が敵陣でボールを持てば、前さえ向けたらどんどんドリブルやスルーパスで仕掛けて行く。非常に貪欲だ。ボールロストを決して恐れない。

 そして日本はボールを失ってもリトリートせず、その場で激しくプレスをかけて即時奪回を狙う。ゲーゲンプレッシングである。ボールをロストした瞬間に素早く切り替え、「攻撃的な守備」に突入する。1人目が外されれば2人目がボールに襲いかかり、それでもだめなら3人目が行く。これで相手ゴールに少しでも近い位置でボールを奪い、ショートカウンターをかける。

 残る第3の積極性は、選手のベクトルが常に前を向いている点だ。日本のボールホルダーはまず第一選択として意欲的に縦パスを狙う。これは最終ライン発のビルドアップから中盤、アタッキングサードに至るまで一貫している。

 例えば足元に優れるGKのシュミット・ダニエルが、正確無比なロングボールをワントップの大迫めがけて射し込んで行く。リバプールのようなダイレクト攻撃である。これに大迫は胸トラップ一発で応えて簡単に前を向き、ボールを収める。と、日本はたちまちアタッキングサードでボールをキープできる。

 それだけでなくCBの吉田やセントラルMFの柴崎は、スキさえあれば裏抜けを狙う味方に対し敵DFの背後を突く鋭いスルーパスを放っていた。若いCBの冨安も縦パスが非常にいい。

 これに呼応して堂安は機敏に動き出し、敵のゾーンのギャップを突く。彼はボールが来るより先に走り出し、自分がもらいたい前のスペースをカラダで示す。「ここに出せ」と。スペースでもらうのが決定的にうまい選手である。

トランジションが勝負のカギを握る

 森保ジャパンの2列目の3人はいずれも攻守の切り替えが速いが、なかでも南野はトランジションの申し子のような選手である。彼はワンプレイ終わっても絶対に足を止めない。攻撃でも守備でも、二の矢、三の矢を狙って必ず次の動き出しをする。非常にハングリーだ。

 そしてこれは南野に限った話ではなく、いかにネガティブ・トランジションとポジティブ・トランジションの時間差を縮め、時間軸をシームレスにすることで攻守を活発化させるか? がチームのプレイ原則として一貫している。

 だから森保ジャパンでラストパスが出る局面では、最低3〜4人がいいポジショニングをしてゴール前に詰めているし、逆に守備では、この試合の前半10分に日本のミスから放たれた致命的な敵のシュートにゴール前でスライディングしながらボールを自ゴールから掻き出したCB冨安のような超ファインプレイも生まれる。

 すべては「次の瞬間に自分は何をすべきか?」を絶えず頭の回転を止めずにイメージしているから起こることだ。そして敵は、そんな日本の素早いトランジションについて行けずに失点する。こんなふうに現代フットボールにおいてトランジションは決定的に勝負のカギを握っている。

見応えある中盤の底のコンビネーション

 最後にこのゲームの収穫としてあげておきたいのは、柴崎と遠藤の2人で組む中盤の底のコンビネーションである。

 柴崎はロシアW杯での華麗なレジスタぶりが印象に残るため「消えている」かのように感じてしまうが、よく観察すると森保ジャパンの若い強烈な2列目を生かすための地道で黒子的なポジショニングをしていることがわかる。注意深くバイタルを埋め、最終ラインからボールを引き出し、シンプルに前につないでいる。

 かたや遠藤は積極的に前へ出てアグレッシブに相手ボールを刈り取るチェルシーのカンテ的なスタイルを発展させてきており、そのとき柴崎は後ろにステイしてしっかりバランスを取っている。また、その逆もしかり。いわゆる、つるべの動きがきれいに成立している。

 彼ら2人はたがいの動きを細かく見ながら自分のポジショニングを決めている。そのコンビネーションの完成度がどんどん高まってきている。これは大きい。

 さて最後の最後に選手別で3人だけに触れれば……途中出場した原口はよく走って多くのチャンスを作った。ドリブルもキレている。実にアグレッシブで、意欲とガッツが気持ち良かった。彼ならではの泥臭い守備面も込みで考えれば、ライバルの同じ左サイド・中島といい勝負だろう。

 そして瞬発力のあるすばらしいロングキックを連発したGKのシュミット・ダニエルと、いい縦パスとナイスカバーを見せつけたCB冨安の2人はぜひ今後も続けて起用し、大きく育ててほしい。森保監督への切なる願いだ。
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【なでしこ】彼女たちの伸びしろはデカい 〜日本女子代表4-1ノルウェー女子代表

2018-11-12 08:47:33 | 日本サッカー
1年前の課題はかなり修正された

 いろんな意味で、すごくいい試合だった。

 10代の選手が途中出場してくる彼女たちの伸びしろは、とんでもなくデカい。しかもいいサッカーをやっている。高倉監督が進めてきた世代交代がスムーズに回り、大輪の花を咲かせるようになった感じだ。課題だらけだったEAFF 女子E-1サッカー選手権(2017年12月)の頃とくらべると、まるで隔世の感がある。

 まず感じるのは、意味のない消極的なバックパスがめっきり減ったことだ。「前へ」「縦へ」の積極性をもち、2タッチ以内でテンポよくパスをつなぐサッカーが小気味いい。特に急所を突くグラウンダーの長い縦パスが目を引いた。それが最終ラインからビルドアップの1本として出ているのがいい。

 また以前はパスの出し手と受け手の1対1の関係だけだったが、3人目の動きも増えてきた。ファーストタッチで次のプレイをいちばんしやすい場所にボールを置く「次を読む」技術や、ピッチを広く使ったワイドな展開も目につく。持ち前のショートパスだけでなく、フィールドを斜めに横切るダイアゴナルな中長距離のパスが利いていた。

 戦術的にも見るべきものがあり、清水が偽SB化したり、アンカーが最終ラインに落ちてビルドアップしているのを見てびっくりしてしまった。そしてなにより高倉ジャパン立ち上げの頃とくらべ、チーム全体に強いメンタルが身についたのがすごく大きい。

 もちろんインテンシティの高さはさらに求めたいし、球際の強さはもっと必要だ。ボールスピードもまだまだ速くしたい。だが彼女たちの今後の伸びしろを考えれば、それらもなんなくクリアされそうな感じがして頼もしい。

 サッカー日本代表は女子も男子も、輝ける豊穣な未来に向かっている手応えが強くある。それがとてもうれしい。
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【プレミアリーグ】鬼気迫るアーセナルのファイティグ・スピリット 18-19/第11節〜アーセナル1-1リバプール

2018-11-08 07:51:27 | 海外サッカー
アーセナルのパスワークが冴え渡る

 両チームともボールを失ってもリトリートせず、その場でプレッシングして即時奪回を狙う激しい展開になった。

 アーセナルは持ち前の美しいパスサッカーでペースを握った。だがリバプールのCBファン・ダイクにあわやゴールシーンという惜しいシーンもあり、前半は0-0で折り返す。そして逆に先制点を取ったのはリバプールだった。後半16分だ。

 その後は一進一退の攻防が続き、リバプールが押し切るかに思われたが、後半37分にアーセナルが1点を取りゲームは引き分けで終わった。アーセナルは気合い十分でポゼッション率も高く、おそらく今季、彼らのベストゲームのひとつではないだろうか。

 これでリーグは第11節を終わり、マンチェスター・シティが勝ち点29の首位。それを勝ち点27で並び得失点差での2位チェルシー、3位リバプールが追う混戦が続く。4位のトッテナムも勝ち点24と迫り、5位のアーセナルは勝ち点23だ。

威力十分、リバプール3トップのハイプレス

 リバプールのフォーメーションは4-1-2-3。スタメンはGKがアリソン。4バックは右からアレクサンダー=アーノルド、ゴメス、ファン・ダイク、ロバートソン。中盤3センターはアンカーがファビーニョ、右がワイナルドゥム、左がミルナー。3トップはサラー、フィルミーノ、マネである。

 一方、アーセナルのフォーメーションは4-2-3-1。スタメンはGKがレノ。最終ラインは右からベジェリン、ムスタフィ、ホールディング、コラシナツ。セントラルMFはルーカス・トレイラとジャカ。2列目は右からムヒタリアン、エジル、オーバメヤン。1トップはラカゼットだ。

 アーセナルは上位リバプールが相手とあって選手にエネルギーがみなぎり、速いパスワークが非常に利いていた。彼らは最終ラインから時間をかけ、サイドチェンジも交えながらていねいにビルドアップする。ざっくりSB経由とセントラルMF経由の2ルートだ。

 一方、リバプールのビルドアップも同様にその2ルートのほか、局面によっては3トップにロングボールを当てるダイレクト攻撃もよしとしている。両チームとも、プレイスピード、ボールスピードともにトップクラスのデキである。

 ただアーセナルは2CBが横に広がってビルドアップし、そこへリバプールの3トップがハイプレスをかけて2対3の場面を作られ、あわやのシーンもあった。アーセナルは通常、セントラルMFのルーカス・トレイラが左SBとCBの間に下りたり、2CB間に落ちて数的優位を作っていた印象があったが……。

 それだけリバプールの3トップの破壊力はすさまじく、3人だけでショートカウンターを成立させてしまう攻撃力がある。

 さて試合が動いたのは後半16分だった。リバプールだ。左サイドで裏抜けしたマネがクロスを入れる。これをリバプールGKとDFが弾いたこぼれ球に、ミルナーがゴール正面から低い弾道のシュートを叩き込んだ。

 だがこの日のアーセナルは気迫がすごく、その後何度もリバプールゴールに襲いかかる。そしてどん詰まりの後半37分。アーセナルは途中出場のアレックス・イウォビが出した縦パスで裏抜けしたラカゼットが、一度GKをかわして反転してからゴール右スミに突き刺すビューティフルゴールで同点に追いついた。

 その後もアーセナルはボールを保持して一方的に攻め立てたが、惜しくも逆転はならず。1-1の引き分けに終わった。アーセナルのファイティグ・スピリットには敬意を表したい。
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【プレミアリーグ】バーンリーの魂に敬意を 18-19/第10節〜バーンリー0-4チェルシー

2018-11-02 09:48:40 | 海外サッカー
バーンリーのラッシュにチェルシーが動揺

 立ち上がり、バーンリーが激しくラッシュした。チェルシー陣内にどんどんボールを放り込んでくる。で、ボールを失ってもチェルシーの選手に激しくデュエルを挑んでくる。

 そんなバーンリーの勢いに押され、前半のチェルシーはボールを保持してもパスがつながらない。だが次第に試合の展開に慣れ、前半10分頃から落ち着いた。決してデキがいいわけではないが、尻上がりに調子を上げて行く。

 そんな矢先の前半22分にあげたモラタのゴールを皮切りに、結局、後半には3点を追加し、終わってみればチェルシーの圧勝で終わった。

 これでプレミアリーグは第10節を終わり、勝ち点26で並んだマンチェスター・シティとリバプールが得失点差でそれぞれ1位、2位を分け、3位のチェルシーが勝ち点24。4位のアーセナルが勝ち点22、5位のトッテナムが勝ち点21となった。相変わらずマンC、リバプール、チェルシーの3強が激しいつばぜり合いを繰り広げている。

巧みに斜めのパスコースを作るチェルシー

 チェルシーのフォーメーションは4-1-2-3。スタメンはGKがケパ。4バックは右からアスピリクエタ、リュディガー、ダビド・ルイス、マルコス・アロンソ。中盤3センターはアンカーが不動のジョルジーニョ、右インサイドハーフが同じく不動のカンテ、左インサイドハーフがバークリー。3トップはペドロ、モラタ、ウィリアンだ。

 立ち上がり、バーンリーに押されたチェルシーは前半22分に均衡を破る。カンテが左のバークリーに展開し、受けたバークリーが縦パスを出す。これに3人目の動きでダイアゴナルランしながらボールを受けたモラタがダイレクトでゴールを撃ち抜いた。

 これで立ち上がりのドタバタは落ち着き、完全にチェルシーがボールを保持し、バーンリーが自陣に引いて待ち受ける展開になった。チェルシーはトライアングルを作り、巧みに斜めのパスコースを作ってきれいにボールを回す。

 特にウィリアンは左サイドに開いてボールを受け、攻撃の幅を取る。かと思えば2ライン間に引いてボールをもらい基点になる。非常にいい動きをしている。

 後半、バーンリーはボールを保持しても、チェルシーの守備ブロックの外側でUの字を描くように安全にボールを回すだけだ。最後は焦れてロングボールを縦に放り込んでくるが、チェルシーにあえなく回収されてしまう。

 チェルシーの2点目は後半12分だった。中盤でこぼれ球を拾ったチェルシーはカンテがドリブルしながら左にいたバークリーにパス。バークリーは短くドリブルしてから、ペナルティエリアの外から豪快なシュートをゴール右スミに決めた。彼はリーグ戦3試合連続ゴールである。

 この後、後半17分、同47分にもチェルシーは得点をあげ一方的に攻め立てるが、バーンリーの選手は何点取られてもあきらめず球際で激しく競る。まったくメンタルが衰えない。バーンリーは最後まで試合を捨てず、サポーターに魂を見せつけた。熱い彼らには敬意を表したい。
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【CL 18/19】0-1で勝ち切るイタリアの美学 H組第3節〜マンチェスター・ユナイテッド0-1ユベントス

2018-10-30 08:26:49 | 海外サッカー
ユーベが勝ち点9でダントツの首位に

 UEFAチャンピオンズリーグのグループH第3節は、プレミアリーグで不調のマンチェスター・ユナイテッドとユベントスの対戦になった。ユーベは前半17分にアンカーのピアニッチが右サイドへ展開し、右へ流れたロナウドがクロスを入れる。これにクアドラードがゴール前でつぶれ、そのこぼれ球をディバラが押し込んで先制した。

 このあとユベントスはボールを失えば丁寧に自陣に守備ブロックを作る横綱相撲でマンUを寄せ付けず、0-1でキッチリ勝ち切るイタリアのチームらしい試合運びで勝ち点3を重ねた。

 この結果、グループHはユベントスが勝ち点9でダントツの首位。これを勝ち点4の2位マンチェスター・ユナイテッドが追う展開になっている。

いやらしく時間を使うイタリアらしさ

 ユベントスのフォーメーションは4-1-2-3。スタメンはGKがシュチェスニー。最終ラインは右からジョアン・カンセロ、ボヌッチ、キエッリーニ、アレックス・サンドロ。中盤3センターはアンカーがピアニッチ、右がベンタンクール、左がマチュイディ。3トップはクアドラード、ディバラ、ロナウドだ。

 ユーベはMFベンタンクールが右SBとCBの間に落ちてビルドアップする。彼らは前半17分に先制するや、とたんに後ろ半分でじっくり安全にパスを回して時間を使い始めた。まさかこんな早い時間帯から0-1の勝ち切りを見ているのか? 有利に立った局面で、いやらしく時間を使うイタリアのチームらしい試合運びだ。徹底した遅攻がサマになっている。

 一方、マンUは1点を先制されると、まるで目が覚めたかのように自陣に引いて4-4のブロック守備に移行した。相手にボールを持たせてカウンターを狙う作戦だ。リードはされていてもこれ以上の失点を防ぎ、じっくりチャンスを待つ狙いだろう。

 マンUはユーベのビルドアップに対し、ルカクとマタが前で縦関係を作って中へのパスコースを切っているが、さりとてボールをサイドに誘導しハメて回収しようというような組織性は感じられない。

 彼らはボールを奪っても緻密にビルドアップするというよりも、最終ラインから最前線に長い縦パスを当てるダイレクト攻撃か、アバウトなロングボールを放り込むことが多い。ボールを保持してもパスがつながらず、ボールを失ってはまたブロックを作って守備に回り、という悪循環を機械のように繰り返している。

 マンUはボールを奪ってもポジティブ・トランジションが致命的に遅く、モタついている間にユーベにリトリートされブロックを作られてしまう。そのユーベの守備ブロックは岩盤のように固く、引かれてブロックを作られる前に速攻をかけないと得点機は作れない。結局、ユーベのうまい試合運びに、90分間を空転させられた感じで試合は終わった。
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【CL 18/19】シティの攻撃力が大爆発 F組第3節〜シャフタール0-3マンチェスターC

2018-10-28 09:45:04 | 海外サッカー
ズルズル下がるシャフタール

 リヨンとの試合(2-2の引き分け)が非常にいい内容だったのでシャフタール・ドネツクには期待したのだが、残念な結果に終わってしまった。

 シャフタールはマンチェスター・シティの攻撃をこわがりラインが徐々にズルズル下がり、カウンター狙いのような形になった。狭いスペースでも存分にプレイできるシティに対し、ラインを下げて守っても意味はない。もっとラインを高く保ち、ライン裏でなくむしろ中盤のスペースを殺すべきだった。

 それでもシャフタールはシティのビルドアップに対し、4-4-2でミドルプレスし、最初はベタ引きはしていなかった。そしてボールを奪うと2タッチ以内の速いパスワークでいい攻撃をする。

 とはいえボールポゼッションは圧倒的にシティが高く、立ち上がりからずっと彼らが押し込んでいる。だが前半から何度も決定的なチャンスを迎えるが、シティは決めきれないーー。

偽SBの予防的カバーリングでカウンター対策も万全

 シティのフォーメーションは4-1-2-3。スタメンはGKがエデルソン。4バックは右からストーンズ、オタメンディ、ラポルト、メンディ。中盤3センターはアンカーがフェルナンジーニョ、右がケガから復帰したデ・ブライネ、左がダビド・シルバ。3トップはマレズ、ジェズス、スターリングだ。

 シティは攻撃時には左SBのメンディが上がり、ディフェンスラインが左にスライドして3バックで攻める。一方、守備に回ると4-1-4-1になる。

 試合が動いたのは前半30分だ。ジェズスのシュートのこぼれ球をダビド・シルバが詰めた。これでシティの攻撃力が一気に爆発する。5分後の前半35分には、シティの左CKからラポルトがヘディングシュートを決めた。

 そしてシティの3点目は後半26分。途中出場したベルナルド・シウバが中央をドリブルで進み、ゴール左スミに強烈なシュートを叩き込んだ。

 3点リードし安全圏に入ると、シティは左右SBのメンディとストーンズが偽SBのポジショニングを取りアンカーの両脇を埋め、2-3-5でビルドアップ。これで予防的カバーリングがバッチリで敵のカウンターへの備えも万全だ。

 尻に火がついたシャフタールは両SBを高く上げ、2-2-3-3で攻め始めるが果たせず。終わってみればシティのいいところばかりが目立つワンサイドゲームになった。シティの快進撃が止まらない。
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【プレミアリーグ】拙攻同士の身のない凡戦 18-19/第9節〜ハダースフィールド0-1リバプール

2018-10-25 09:08:04 | 日本サッカー
師弟対決となった両監督

 クロップとワグナーという両監督の師弟対決となったこの試合。ハダースフィールドは立ち上がりからハイプレスで激しくハメにくる。その網の目をかいくぐってリバプールがビルドアップする、という展開だ。対するリバプールは、ハダースフィールドのビルドアップに対し3トップでプレッシングする。

 リバプールのフォーメーションは4-3-3。スタメンはGKがアリソン。4バックは右からゴメス、ロブレン、ファン・ダイク、ロバートソン。中盤はシャキリ、ヘンダーソン、ミルナー。3トップはサラー、スタリッジ、アダム・ララーナだ。

 試合は前半24分に早くも動いた。リバプールだ。右SBのゴメスからシャキリに縦パスが通り、そのシャキリがサラーにスルーパスを出す。これで裏抜けしたサラーが軽くゴール左スミにボールを突き刺した。

カウンターの掛け合いはリバプールに軍配が

 両チームともボールを失うとリトリートせず、その場でプレッシングして即時奪回を狙う。必然的にカウンターの掛け合いになるが、ハダースフィールドのほうはボールを保持してもなかなかシュートまで行けない。ボックスの外側でパスを回している感じだ。

 後半になると逃げ切りを見たのか、リバプールはミドルプレスに切り替えた。と同時にハダースフィールドのカウンターを警戒し、ボールを失った場合の帰陣を早くした。これでクロップの思惑通り試合は収束し、リバプールの勝利に終わった。

 ハダースフィールドはハイプレスとファイティグスピリットはすばらしいが、アタッキングサードでの決定力に乏しいのが低迷の原因だ。リバプールはチャンピオンリーグのための先発ローテーションのせいで戦力が落ちて拙攻が続き、ハダースフィールドに決定力さえあれば試合はどうなっていたかわからなかった。
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【マンC攻略法を考える】どうすれば強豪マンチェスター・シティに勝てるのか?

2018-10-24 06:43:46 | 海外サッカー
引いて守る人海戦術では意味がない

 2018-19年シーズン、勝ち点20で首位を行くマンチェスター・シティが第9節で当たったのは、古き良きイングランド・スタイルを残すバーンリーだった。まさに往年のフットボールと、未来志向のフットボールとの対戦である。

 このゲーム、ポジショナルプレイの花を咲かせて圧倒的な攻撃力を誇るシティに対し、バーンリーは相手ボールになればディフェンディングサードまでリトリートし、「ゴール前にバスを停めて」ボックス内を選手で埋める人海戦術に出た。

 だが精密な技術力をもつシティによって、この古びた戦い方はあっさり無効化された。彼らは猫が歩くほんの一歩分のスペースさえあればすべてを可能にする。ボックス内を仮に11人で埋めても、わずかに残ったスペースを使いシティは余裕でゴールを生み出す。

 実際、この試合では後半9分の2点目のゴールが分水嶺になった。

 シティのサネがペナルティエリア内でバーンリーの選手と交錯し、「PKだ」とアピールしながら倒れた。このときバーンリーの選手たちはプレイを止めてしまったが、審判はファウルを宣してない。すかさずシティにセンタリングを入れられ、ベルナルド・シウバにシュートを決められた。

 前半のバーンリーは失点を1点に抑え、緊張感のある戦い方をしていただけに悔やまれる1点だった。これで緊張の糸が切れ、あとはシティが5点を奪うド派手なゴールショーが演じられた。

ハイプレスでシティのビルドアップを破壊する

 このゲームで実証されたように、シティに対し引いて守る戦い方は意味がない。彼らはほんのわずかなスペースさえあればすべてを可能にするからだ。

 とすれば考えられるのは、ハイプレスでシティの綿密なビルドアップを破壊する方法だ。最前線からマンツーマンでハメてシティにクリーンなビルドアップを許さず、できるだけ前でボールを刈り取ってしまう。で、あとはショートカウンターをかけて素早くゴールを仕留める。

 ただしこの方法とて、もしハイプレスを外されると非常に危険だ。重心が前に偏っているぶんピッチの後ろ半分にはたっぷりスペースがある。ハイプレスの網の目を抜け出したシティの選手に、この後ろのスペースを自由に使われたらひとたまりもない。

 しかもシティはビルドアップ時にアンカーのフェルナンジーニョが最終ラインに落ちたり、左SBを高く上げて残りのDFが中央にスライドして3バックを形成し、3-1-3-3で攻撃を組み立てるなど精密なビルドアップの構築に余念がない。

 おまけにSBが前に出て絞る偽SBのポジショニングをし、シティの4-1-2-3の構造的な弱点であるワンアンカーの両脇のスペースをSBが埋め、敵のカウンターにあらかじめ備える予防的カバーリングを行うなどカウンター対策にもぬかりがない。

 結論をいえば、ぶっちゃけ下位や中位のチームではシティにはとても勝てないだろう。彼らに土をつける可能性があるのはリバプールとチェルシーだけだ。あとはあえて挙げれば、好調時のマンチェスター・ユナイテッドかアーセナルくらいだろう。

 かくして、今季もマンチェスター・シティを中心にリーグが回って行く。いったい彼らを倒すのはどのチームなのか? そんな目でプレミアリーグを観るのもおもしろいかもしれない。
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【プレミアリーグ】「王」の底力 18-19/第9節〜チェルシー2-2マンチェスターU

2018-10-23 13:11:05 | 海外サッカー
息詰まる熱戦は痛み分けに

 立ち上がりからマンチェスター・ユナイテッドは、チェルシーのビルドアップに対し自陣にリトリートしてブロックを作った。相手をリスペクトし、ボールを持たせてカウンターを狙う作戦だ。

 これに対しチェルシーは、グラウンダーのショートパスをつなぎながらポゼッションする。ポゼッション率は60%。試合は当初、そんな展開が続いた。当然、チェルシーが先制する。

 だが後半10分にユナイテッドが1-1と追いつくや勢いづき、試合は思わぬ展開になる。最後は2-2の痛み分けである。まさにユナイテッドには「腐っても鯛」という言葉がふさわしいゲームとなった。

位置的優位を確保するチェルシー

 チェルシーのフォーメーションは4-1-2-3。スタメンはまずGKがケパ。最終ラインは右からアスピリクエタ、リュディガー、ダビド・ルイス、マルコス・アロンソ。中盤3センターはジョルジーニョがアンカーで右がカンテ、左がコバチッチ。3トップはウィリアン、モラタ、エデン・アザールだ。

 一方、ユナイテッドは4-2-3-1。スタメンはGKがデ・ヘア。4バックは右からアシュリー・ヤング、リンデレフ、スモーリング、ルーク・ショー。セントラルMFはマティチッチとポグバ。2列目は右からラシュフォード、マタ、マルシャル。1トップはルカクだ。

 試合が動いたのは前半21分。右CKからリュディガーがヘディングシュートを決め、チェルシーが先制した。

 チェルシーはトライアングルとロンボ(菱形)がよくできており、フィールドを横切るダイアゴナルな中距離のパスがよく通る。位置的優位、質的優位を確保した彼らは、スペースのない狭いゾーンでも流麗にパスをつなぐ。下りてきてポストになった選手がクサビのボールを受け、ボールをいったん落として次に前方へ展開するパターンが利いている。

 これに対しユナイテッドは、チェルシーの心臓部であるジョルジーニョには、トップ下のマタとCFのルカクが前後に挟み込んで対応している。

 自陣に引いたユナイテッドはボールを奪って時おりカウンターを発動するが、結実しない。ボールを奪う位置が低い(自陣)のでなかなかうまくパスをつなげず、すぐロストしている。もともと彼らは相手にボールを持たせるシナリオだが、やってるうちに相手にボールを保持されている心理的圧迫感に見舞われている感じだ。

逆転しユナイテッドが勢いづく

 ところがハーフタイムを挟んだ後半10分。そのユナイテッドが同点に追いつく。敵ゴール前に押し込んだユナイテッドはまずアシュリー・ヤングが右からシュートし、それをマルシャルがゴール前でトラップする形でシュートを決めた。

 同点に追いついたユナイテッドは勢いづき、自陣でボールを奪ってからのコレクティブ・カウンターが形になってきた。ルカクのポストプレイも目に見えて多くなる。

 そしてユナイテッドは後半28分、2点目を取りついにリードを奪う。CBのリンデレフが右サイドのアシュリー・ヤングにパス。次にヤングが前方のマタに当てていったん落としたボールを、再びヤングがマタの前方のオープンスペースに落としてマタが抜け出した。

 右サイドをフリーで進むマタは、左のラシュフォードにパス。そのラシュフォードが逆サイドのマルシャルに展開し、マルシャルがゴール右スミに鮮やかに突き刺した。自陣からきれいに組み立てた美しいゴールだった。逆転しユナイテッドの選手たちは全身にエネルギーがみなぎり、競り合いにことごとく勝ち始める。

 そのままユナイテッドが勝ち切るかに思われた後半51分。運命の時が訪れる。チェルシーが同点に追いついたのだ。右から入ったクロスにダビド・ルイスがヘディングシュートし、ゴールポストを叩く。そのリバウンドを途中出場のバークリーがきっちり押し込んだ。

 アディショナルタイムでの劇的な追撃弾で両者痛み分けである。息詰まる熱戦にふさわしい幕切れだった。これで第9節を終わってチェルシーは勝ち点21とし、勝ち点23の首位マンチェスター・シティを追う3位に。ただしチェルシーと同勝ち点でアーセナル、トッテナムの三者が並び、得失点差で順位がつく混戦に突入した。今季もプレミアリーグは熱い。
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【森保ジャパン】属人的なサッカーは善か、悪か?

2018-10-21 10:17:31 | 日本サッカー
属人性の是非はケースによってちがう

 前回の記事で「属人的」という言葉を使った。で、今回のお題は、その属人的な要素によって左右されるサッカーって果たしていいのか? 悪いのか? がテーマである。まず、あいまいな言葉なので意味を説明しておこう。

 属人的という言葉は、ビジネスの現場などでよく使われるキーワードだ。意味は以下のような感じである。

1. 業務が特定の人物のスキルに依存してしまうこと

2. ゆえに、その人物にしか(その業務の)やり方が分からなくなってしまうこと

3. 業務が標準化(マニュアル化)されていないため、担当者の経験や勘に頼らざるをえないこと

ビルドアップやネガティブ・トランジションの場合は?

 一方、前回の記事でこの「属人的」なる言葉を、森保ジャパンに対して使ったのは以下の部分だ。引用しておく。

--------------引用開始-----------------

 例えば厳しい目で見れば、ビルドアップやボールを失った場合のネガティブ・トランジション時に取るべき挙動など、チームとしての約束事が判然としないケースが散見される。状況に応じて対応を変えているのではなく、そのとき対応する選手が誰か? という属人的な要素によって「そのケースにどう対応するか?」が左右されてしまっている印象がある。

 おそらく監督がプレー原則を選手に明示してないからだ。

------------引用はここまで--------------

 私が書いた記事では、ビルドアップとボールを失った場合の対応の2つを例にあげ、それらに関しチームとしての約束事が判然としない点について「属人的だ」と書いた。どういう意味か? 具体的に説明しよう。

 例えば2人のCBがボールを保持し、ビルドアップしようとしている。ここに敵の2人のFWがプレッシャーをかけてきた。局面は2対2だ。数的優位がない。そこでセントラルMFのA選手が両CBの間に下り、3バックを形成してビルドアップした。だが別のときには、同じ状況でセントラルMFのB選手は最終ラインに下りずスルーした。で、2CBは敵の2人のFWにプレスをかけられボールを失ったーー。

 この例では「ビルドアップ時には数的優位を確保する」というプレー原則を監督が示さず、それがチームの約束事として標準化されていないため、セントラルMFのA選手とB選手ではやり方が違ってしまった。つまりA選手の経験や知識に頼らざるをえなかった。これでは非効率であり、「属人的だよね」というお話だ。

共通理解がないと守備はできない

 一方、ボールを失った場合の対応についても具体例をあげよう。

 例えば自チームがボールを保持し、敵陣に攻め込んだところでボールをロストした。このときA選手は「いまゲーゲンプレッシングをかけてボールを奪回すれば、敵ゴールに近い位置でショートカウンターをかけられる」と考えた。で、前に突っ込みプレスをかけた。

 ところがB選手は逆だった。「ボールを失ったのでブロック守備に移行しよう」と考え、前に突っ込んだA選手とは逆にミドルサードまでリトリートしてブロックを作ろうとしたーー。

 まあこんな極端な例は珍しいとは思うが、この例では「アタッキングサードでボールを失ったとき、どう対応するか?」というチームの約束事が共有されてない(標準化されてない)のでA選手とB選手はちがう対応をしてしまった。で、「こんな属人的な対応ではダメだよね」ということだ。

攻撃は属人的なほうがいい?

 だが話はまだ終わらない。ケースによっては属人的なプレイがOKになるのだ。

 例えばA選手がボールを保持しているとき、敵の守備者が寄せてきた。で、A選手はドリブルでマーカーを1人かわしてシュートした。一方、まったく同じ状況のとき。B選手は自分をサポートしにきた選手Cを壁に使ってワンツーをし、それによりマーカーを振り切ってシュートしたーー。

 このケースではドリブルを使ったA選手とワンツーを使ったB選手ではやり方がちがうので属人的だといえるが、この場合はOKである。というよりむしろ、そこでA選手とB選手が同じ手法を使ったのでは、敵に読まれてマーカーをかわせない可能性さえある。つまり属人性、バンザイだ。

 こんなふうにサッカーでは、属人的であることがダメなときとOKなときがある。つまりケースバイケースなのだ。ざっくりいえば、おそらく守備に関しては属人的ではダメで、約束事を標準化し選手間で共有して組織的に動けるようにしておく必要があるケースが多いだろう。

 一方、攻撃に関してはむしろ「属人的であること」が武器になるケースが多い。特に1対1ではそうだ。「選手Aにしかできないフェイント」なんてふつうにあるし、むしろ選手Aにとってはそれが切り札になる。ほかにも瞬間的なひらめき、イマジネーションは攻撃時に非常に有効だ。

 とはいえ攻撃に関しても、組織プレーになればなるほど選手間で共通理解がなければできない場合が出てくるので、やはりケースバイケースといわざるをえない。

【結論】「何に関して属人的か?」を明示しないと議論にならない

 こんなふうに「属人的であることは是か、非か?」を論じるときには、「それはどんな局面における何の話なのか?」を明示しないと議論が噛み合わない。

「個か? 組織か?」とか、「リアクションサッカーか? アクションサッカーか?」みたいな不毛な二元論で終わるお題と同じになってしまう。

 サッカーの世界ではこういうことって多いので、気をつけておきたいものだ。
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【森保ジャパン】よくいえば個性重視、悪くいえば「選手まかせ」はいつまで続くのか?

2018-10-19 07:01:01 | 日本サッカー
監督が「自分」を出すのは3-4-2-1導入時だ

 森保監督は、ハリルジャパンから西野ジャパンへと続いた道程に強く影響を受けている。ハリルジャパンからは縦への速さやデュエル、カウンター志向を受け継ぎ、かたや西野ジャパンからは選手の個性重視や攻撃志向、セントラルMFを両CB間に落とすビルドアップ等を継承している。頭がよく、柔軟な指揮官だ。

 フォーメーションに関しても、おそらく森保氏は当初、監督就任と同時に3-4-2-1への着手を前提にしていたはずだ。だが西野ジャパン的スタイルの継承を望む世論の動向を見て、柔軟に対応しているのだろう。国民が支持するスタイルこそが、ナショナルチームの力になると考えているのではないか? その意味ではきわめて民主的だ。

 その点、選手を集める前から自身のフィロソフィ(サッカー哲学)をチームコンセプトに色濃く反映させていたハリルとは対照的だ。民主的な森保氏と対比させれば、ハリルはさしづめ「独裁者」と映るだろうか。むろんどちらがいい悪いの問題でなく、方法論のちがいである。

 そしてこの点が今後、森保ジャパンの浮沈を握っているように見える。

選手まかせゆえの無原則

 森保ジャパンが現状うまく行っている理由は、西野ジャパン同様、選手の個性を生かして監督がでしゃばりすぎてない点だ。森保監督は自分の考える戦術で選手を縛ってない。むしろ西野ジャパンのように選手がアイディアを出し合い、個を生かし合っているのだろう。

 だから中島や堂安ら若い2列目が伸び伸びとプレイできている。

 ただしこの点はよし悪しだ。あくまでチーム作りの初期段階である「いま」ならOK、というお話である。なぜなら森保ジャパンのゲームを仔細に見れば、基本的なプレー原則が一貫しておらず明らかに監督の手が入ってない部分が垣間見えるからだ。

 例えば厳しい目で見れば、ビルドアップやボールを失った場合のネガティブ・トランジション時に取るべき挙動など、チームとしての約束事が判然としないケースが散見される。状況に応じて対応を変えているのではなく、そのとき対応する選手が誰か? という属人的な要素によって「そのケースにどう対応するか?」が左右されてしまっている印象がある。

 おそらく監督がプレー原則を選手に明示してないからだ。

 そして森保ジャパンでは4バックが続く限り、この状態が継続する可能性が高い。よくいえば民主的、悪くいえば「選手まかせ」ゆえプレーに一貫性がなく、無原則だ。親善試合ならともかく、このままではハイレベルな場、例えばW杯の決勝トーナメントではとても戦えない。

 だが個人的には、悲観はしていない。おそらく森保監督は将来フォーメーションを3-4-2-1に移行させた段階で自身のフィロソフィを明確に打ち出し、選手まかせをやめて、わかりやすくいえば「ハリル的なチーム運営」に入るだろうからだ。

 いまはその移行期であり、選手に自由にやらせて観察している初期段階なのだろう。なお個人的には3-4-2-1の採用には反対だが、今回のお題はそこではない。あしからず。
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【森保ジャパン】ウルグアイ戦で彼らは「公約」を果たしたか?

2018-10-18 07:42:38 | 日本サッカー
若い三銃士の活躍に目を奪われるが……

 ウルグアイ戦に先立つこの記事で、試合の見どころとして以下の4点をあげた。

(1)スタメン予想

(2)中島ら若い2列目がウルグアイに対しどこまでやるか?

(3)ロシアW杯で縦横無尽に攻撃を組み立てた柴崎は通用するか?

(4)ポストプレイはいいがゴールが少ない大迫は点を取れるか?

 では上から順に見て行こう。まずスタメン予想に関しては、11人とも当たった。だがまあこれは宝クジみたいなもんだ。次の(2)「若い2列目はどこまでやるか?」に関しては、見ての通りである。どこまでもヘチマも、中島、南野、堂安の若い3人は日本代表をむしろ牽引していた。

 あえてケチをつければ、堂安は前半に消え気味になっていた点と、中島は大量のシュートを打ったが1度もモノにできなかったことくらいだろうか。

 ただそうはいっても中島はすばらしいクロスで南野のゴールを演出していたし、シュートを打てば入らなくても味方がリバウンドを詰める可能性があるのだから、これは言いがかりに近い。

 さてもう一点、巷間、南野を香川のライバルとし、香川と比較する論調があるが、これはいささかピント外れだ。タイプがちがう。南野は司令塔的なトップ下というよりセカンドトップであり、(本人は「自分はどこでもできると言っているが)香川との対比はやや的外れだろう。

 逆にいえば、ではなぜ森保監督は香川のような司令塔的なトップ下を招集しないのか? を見れば、森保ジャパンの今後がある程度読める。おそらく森保監督が本来志向している3-4-2-1には司令塔的なトップ下は不要だからであり、逆にいえば司令塔的なトップ下を招集しないのは将来的な3-4-2-1への布石であると見る。

柴崎は消えていた?

 一方、(3)「柴崎はウルグアイに通用するか?」については、残念ながら彼は期待に応えられなかった。もっともぼんやり見ていると柴崎は消えていたように感じるが、南野の2ゴール目の起点になった鋭い縦パスを出すなど、それなりのプレイはしていた。

 柴崎といえばどうしてもロシアW杯でのゲームメイクぶりと比較してしまうのだが、ウルグアイ戦では中島ら2列目のアタッカーが強烈だったこともあり、ボランチである自分はやや下り目でバイタルエリアを埋めてウルグアイのカウンター攻撃に備えよう、という意図もあったように読める。

 つまり「予防的カバーリング」の位置取りをして前線からこぼれてくるボールを拾い、二次攻撃につなげようという狙いだ。

 とはいえ中盤のデュエルで負けるなど彼は元気がなかったことは否めず、試合に入れていなかったと言われても否定はできないだろう。所属チームで試合に出られてないことも影響していると思われるが、彼にはがんばってほしいものだ。

大迫はゴールゲッター化したか?

 最後に(4)「ゴールが少ない大迫は点が取れるか?」については、ウルグアイ戦で彼は中島のシュートがGKに弾かれたリバウンドを詰め、1ゴールをあげた。だが前半19分と同32分、後半23分に、どフリーのシュートを3本も外しており、決定力不足は否めない。

「いや大迫はポストになり、ボールを収めて前線で基点になっているんだから」という論調はあるし、実際その通り彼は重要な機能を果たしていると思うが、大迫はFWである以上、めぐってきたシュートチャンスは絶対ものにすべきであるし、今後も彼には引き続きそこを求めたい。
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【森保ジャパン】彼らは一直線にゴールをめざす 〜日本4-3ウルグアイ

2018-10-17 15:59:52 | 日本サッカー
獲物を狙う猟犬のように

 まるでワールドカップの決勝トーナメントを観ているかのようだった。ウルグアイは攻撃的だ。彼らはボールを失ってもリトリートしてブロックを作ったりせず、その場で激しくプレッシングしてボールの即時奪回を狙う。真っ向勝負だ。

 このやり方は日本も同じで、必然的にピッチのあちこちで激しいデュエルの火花が散った。その壮絶な撃ち合いを制して日本は堂々4-3の勝利。しかも相手はFIFAランク5位の強豪ウルグアイだ。まさに歴史の1ページが開いたと言っても過言ではない。

 日本は攻守の切り替えが速く、いったんボールを持つと攻め切ることができていた。そのため相手からボールを奪っての速攻カウンターが得意なウルグアイは日本に遅攻を強要され、自分たちの形に持ち込むことができなかった。

 それにしても中島、南野、堂安のワンダースリーはすさまじかった。すごい躍動感だ。しかも楽しい。彼らは個の力がすばらしく、数的優位なんていらないんじゃないか? という感じだ。

 中島はえらく俊敏で小回りがきく。彼は細かいステップを踏むドリブルでラツィオ所属のDFカセレスをキリキリ舞いさせ、堂安はワンツーから抜け出しAマドリーのゴディンをぶち抜いてゴラッソを叩き込んだ。

 そして南野はファーストタッチでマーカーを完全に置き去りにした1点目と、シュートのリバウンドを詰めた計2点で3試合連続ゴールである。日本代表は彼ら3人にぐいぐい牽引される形で高みを極めた。

 あのカバーニが、シュートを外し地面を叩いて真剣にくやしがっていたのがやけに印象に残った。彼らはド必死だったのだ。だが勝ったのは日本である。カバーニのシーンは象徴的だった。

メインディッシュは中盤のデュエル

 日本のフォーメーションは4-2-3-1。スタメンはGKが東口。最終ラインは右から酒井、三浦、吉田、長友。セントラルMFは柴崎岳と遠藤航。2列目は右から堂安、南野、中島。ワントップは大迫だ。

 立ち上がり、ウルグアイは日本のビルドアップに対し、激しく前からプレスをかけてきた。

 その彼らのフォーメーションは4-4-1-1。ビルドアップ時にはセントラルMFのルーカス・トレイラ(アーセナル)が左SBとCBの間に下りてくる。これにより左SBのサラッキ(RBライプツィヒ)はかなり高い位置取りをする。彼らはプレイ強度があり、競り合いに非常に強い。

 そのせいか、この試合は激しいデュエルの応酬になった。片方がゆっくりビルドアップし、もう片方がプレッシングでそれを制限する、などという平和なシーンはあまりない。もっぱら中盤での過激なデュエルがメインディッシュである。

足を止めずにパス&ゴー、こぼれ球を詰める

 試合が動いたのは前半10分。左サイドの中島が放ったプラスのクロスに、南野がファーストタッチでマーカーを外し、ゴールをぶち抜いた。美しいゴールだったが、さらに劇的だったのは後半14分の堂安の3点目だった。

 ボックス付近で堂安は左にいた酒井にパス&ゴー。堂安はそのまま足を止めずに酒井からリターンパスをもらい、ゴール左スミに叩き込んだ。一連の動作があまりに速すぎて、一瞬、何が起こったのかよくわからなかった。

 しかもこの日、日本が奪った4点のうち、2点目と4点目はいずれも味方のシュートのリバウンドを詰めたものだ。サッカーでは、誰かがシュートを打つととたんに足が止まりがちになる。だが彼らは決して足を止めず、味方のシュートと同時に前へ突っ込みこぼれ球を詰める。まるで獲物を狙う猟犬のように貪欲だ。

 こんなふうに2列目の若武者3人がガンガン行くタイプなので、柴崎岳と遠藤航の2セントラルMFは上がらずバイタルエリアを埋め、もっぱら予防的カバーリングに徹していた。

 もちろん課題はある。

 3失点のうち1失点目はお決まりのセットプレイからの被弾だし、2失点目と3失点目はミスによるものだ。修正する必要はある。だが彼らのサッカーはそれらを補って余りあるほど魅力的でスペクタクルだ。それに中島のあの子供のような笑顔を見ると、なんだか心が洗われるような気分になる。

 さて、歴史はまだ始まったばかりだ。われわれは少なくとも今後4年間、このチームを楽しめるのだ。日本人は、どえらいコンテンツを手に入れたものである。
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