すちゃらかな日常 松岡美樹

すちゃらかな視点で世の中を見ます。

【カタールW杯】ハリルは森保監督と何から何まで正反対だ

2022-04-20 06:42:32 | サッカー日本代表
権力に忖度できない不器用なキャラ

 カタールW杯への出場がすでに決まっているモロッコ代表。にもかかわらず、そのモロッコの代表監督を務めるハリルがまたW杯直前にクビを切られそうだ、てな話題が散発的に流れてくる。

 例によってW杯予選突破時の成績はバツグンなだけに、問題の根は深い。

 パターンは毎回、同じである。スター選手と揉めて排除している点、また自らの戦術を一貫して貫き通し、「攻撃的なサッカーを」というスポンサーやサッカー協会の意向をヘンに忖度しない点でも問題はまったく同じだ。

 彼が日本代表監督時代のことを考えても、例えば「本田と香川はスポンサーの意向があるから外さないでほしい」とか、「日本サッカー協会の田嶋会長は代表監督にイエスマンを望んでおり、『自分の意志』なんぞを持った監督とは一緒にやれない」などと言われても「はいそうですか」と代表監督を退くわけにはいかないだろう。

 ハリルにしてみりゃ、「そんなものに忖度するんじゃ俺が生きてる意味がない」ということだ。

 長いものに巻かれないこういうタイプの人間って確実に減ってきているし(マルセロ・ビエルサくらいか?)、人間の生き方として大いに共感できるので踏ん張ってほしい。

 こういう人間こそが称えられるべきだし、その手腕と抜群の戦績を高らかに称賛されるべきだろう。

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【カタールW杯】スペイン戦はバルセロナを撃破した鎌田を使え

2022-04-16 09:10:42 | サッカー日本代表
敵のプレスを柳のように受け流す

 15日にヨーロッパリーグ(EL)のラウンド8でバルセロナを撃破したフランクフルト・鎌田大地の活躍が報道されているが、まさにあれを見せられるとスペイン戦にはぜひ鎌田を招集すべきだと思えてくる。

 森保監督が鎌田を使わない理由は、おそらくプレイに強度がないように感じさせる点と守備力の問題だろう。

 だが鎌田は敵の力を鋼のように弾き返すのではなく、柳のようにしなって敵の圧力をさらりと受け流すタイプの選手だ。

 一見、力強さがないように見えるが、あれはあれで通用している。また守備力に関しても、バルセロナ戦では3-4-2-1(守備時5-4-1)のシャドーに入り、巧妙なポジショニングで見事に敵のパスコースを殺していた。芸術的だった。

 前であのプレイのできる選手がいると強い。

 なにも敵の選手と力強く競り合うばかりが守備じゃないのだ。

 そしてなにより彼は攻めに回ればライン間で巧妙にボールを受け、前線にキラーパスを出せる。あの破壊力は大きな魅力だ。

4-2-3-1のトップ下でどうか?

 ただ問題はいまや日本代表の標準形になった4-3-3のフォーメーションでは、鎌田の適正ポジションがない点だ。だが、それは4-2-3-1を流用すれば解決できる。トップ下で鎌田を使うのだ。

 ほかにも4-2-3-1はセンターが得意な南野をトップ下で使えるし、日本は4-3-3では出ない力を発揮できる。遠藤航と守田、田中の3センターの形が崩れるのは不安があるが、4-2-3-1であの3人のうちの2人を並べてダブルボランチにすれば中央の強度は担保できるし、なにより4-2-3-1にはそれを補うメリットもある。

 どちらかのフォーメーションに決め込んでしまわず、試合展開や選手と選手の兼ね合いに応じてどちらも使えるようにしておきたい。

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【カタールW杯】初戦のドイツは「5-3-2」で撃破せよ

2022-04-13 05:23:44 | サッカー日本代表
ドイツ戦は引き分け以上を狙う

 森保監督は超絶的に保守的な監督だ。ゆえに今まで試したことがないフォーメーションを採用するかどうかはわからない。

 だがグループリーグ初戦のドイツ戦は、ぜひ5-3-2のフォーメーションでまず守備を固め、カウンターからの速攻で「引き分け以上」を狙うことをすすめたい。

 これにより、かのゲーリー・リネカーが残した名言「サッカーとは22人の男たちが汗みどろになりボールを取り合い、そして最後にはドイツ人が勝ち残るスポーツだ」という格言を打ち砕いてやろうじゃないか。

 例えば日本が起用する選手の例は以下の通りだ。

【スタメン】

FW 古橋亨梧 大迫勇也
MF 田中碧 遠藤航 守田英正
DF 三笘薫 板倉滉 吉田麻也 冨安健洋 伊東純也
GK 権田修一

 上にあげた最終ラインの両サイドは、攻撃的なスタメンの場合の例だ。で、三笘と伊東で点を取ったら、その2人を酒井宏樹、長友佑都と交代させて守備を固めて先行逃げ切りを狙う、ということもできる。

 また中盤の3人は、W杯アジア最終予選で使った4-3-3の3センターと同じだから、それほど混乱はないだろう。

 この布陣で初戦は引き分け以上をめざす。で、続く第2戦はフォーメーションを代えて勝ち切る。そして最終戦のスペイン戦では、すでにスペインが勝ち抜けを決めておりメンバーを落としてくることを期待する。

 これにより日本は、2勝1分けか1勝2分けでグループリーグ通過、という皮算用だ。

 上記のスタメン案で不安なのは、三笘と伊東の守備力だ。もしハナから引き分けを狙うなら、両サイドバックは酒井と長友をスタメンにすることも考えられる。

 なお三笘のポジションは、スタメンから原口元気で行く、というテもありえる。

 では健闘を祈る。

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【カタールW杯】またハリルが代表監督をクビになりそうだ

2022-04-09 13:11:45 | 海外サッカー
倒されても倒されても蘇るゾンビ監督

 日本でもコートジボワールでも、ワールドカップ直前に監督を解任されているハリルがまたクビを切られそうだ。今度はモロッコである。

「自分の考え」に基づき見事チームをワールドカップに導いては、そのたびにサッカー協会とトラブってクビになる名物監督のハリル。

 何度クビを切られようが、彼は絶対にだれをも忖度しない。

 相手がスポンサーであろうが、協会であろうが。

 おもしろいよねぇ。

 ハリルなら、ドイツとスペイン相手にワンチャン嵌めてくれるんだろうな。

 ハリルが日本代表で本田と香川を切ったのは正しかったし、縦に速いショートカウンターを志向したのもまったく理にかなっていた。

 そう考えるとハリルの正しさは、常に終わったあとに「歴史が証明する」のかもしれない。

 大好きだなぁ、このアクの強い嫌われキャラのおっさん。

 戦術の話でもしながら、いっしょに酒を飲みたいなぁ。

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【サッカーJ1リーグ】ヴィッセル神戸はロティ―ナ監督で守備を立て直せ

2022-04-08 11:02:46 | Jリーグ
イニエスタら攻撃陣ばかりに目が行くが……

 ヴィッセル神戸の新監督に、ミゲル・アンヘル・ロティーナ氏(64)が正式就任した。

 ヴィッセルは守備の崩壊が深刻だ。イニエスタら豪華な攻撃陣ばかりに目が行きがちだが、サッカーは守備がダメでは絶対勝てない。

 その点、ロティーナ氏は守備の構築が得意であり、過去、セレッソ大阪の監督時代の20年にはJ1で4位になった実績もある。

 ロティーナ氏はそのセレッソでは「守備的だ」などという、いかにもサッカーをわかってないバカな理由で退任するハメになった。だが彼を信用し、ついていけばまちがいない。

 なぜならサッカーは守備の構築が基本の「キ」であり、いくら豪華な攻撃陣をそろえても守備がザルでは戦えないからだ。

 かつて「日本には守備の文化がない」といった監督がいたが、その意味では「守備的だ」という理由で切られるなどいかにも素人的だし、そもそも別にロティーナ氏は守備的なわけではない。日本人がゾーンディフェンスをわかってないだけだ。

 イニエスタら華やかな攻撃陣の構築とマーケティング的な話題性にばかり注力してきたヴィッセル神戸が、ロティーナ氏の就任をきっかけに基本に帰り「守備の文化」に目覚めることに期待しよう。

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【カタールW杯最終予選】負けに等しい予選最下位国とのドロー 〜日本 1-1 ベトナム

2022-03-30 04:46:58 | サッカー日本代表
急造チームの日本が慌てふためく

 スタメンを大幅に入れ替えて臨んだ前半の日本は連携が悪く、全員が初めてお見合いしたカップルのように意思の疎通を欠いた。単騎の攻めオンリー。コンビネーションがない。

 互いに味方の出方をうかがうようなぎこちなさでダイナミズムがない。借りてきた猫のような11人が中途半端なプレイを繰り返した。

 試合は、敵のコーナーキックからヘッドで決められ先制された。それを統制の取れてない11人の烏合の衆が追いかける。

 日本は後半になるとあわててレギュラー組を途中出場させた。

 すると前半とは打って変わって、チームは共通のインスピレーションで動くようになる。だが追い上げも1点止まりに終わった。なんと最終予選で最下位のベトナムに屈辱のドローである。

日本は待望の三笘・久保・上田の競演だったが……

 日本のフォーメーションは4-3-3。GKは川島永嗣。最終ラインは右から山根視来、吉田麻也、谷口彰悟、中山雄太。

 アンカーは柴崎岳。インサイドハーフは原口元気と旗手怜央。ワントップは上田綺世。右WGは久保建英、左WGは三笘薫だ。

 一方、ベトナムのフォーメーションは攻撃時3-4-3、守備時5-4-1である。

 ベトナムは前半20分に左コーナーキックからヘディングで1点を先制すると、以後、日本のボールになれば全員が自陣にブロックを敷きベタ引きする。

 そのせいで日本のポゼッション率は67%とムダにボールを持たされている。日本にとっては難しい展開になった。

 日本は3センターの機能性がいつもとまったく違う。まさに天と地の差。大幅に選手を入れ替えすぎなのだ。例えば中盤の構成はアンカーを守田、片方のインサイドハーフを田中碧、くらいの感じでスタメンを組みたかった。

 9人もの選手を入れ替えてしまえば、それは別のチームだ。統制が取れるはずがない。

 日本は本当にこの監督でいいのだろうか?

後半からチームは蘇るが時すでに遅し

 かくて前半はギアが壊れた時計みたいに、チーム全体がギクシャクと動いた。前半は「ない」のと同じである。

 そして後半の立ち上がりから、日本は旗手に代えて伊東純也。あわてて「戦術伊東」を投入する。そして原口と柴崎がダブルボランチを組み、久保がトップ下に入った。4-2-3-1だ。

 後半10分。左サイドの崩しからペナルティーエリア手前で原口がシュートを打つ。そのリバウンドを、組み立てのため上がっていた吉田がゴールに詰めた。やっと日本が1-1と追いついた。

 続く後半16分には原口に代えて守田英正、柴崎に代えて田中碧。久保に代えて南野。守田と田中のダブルボランチにし、南野をトップ下に据えた4-2-3-1に変えた。新しい2センターのおかげで選手の絡みが非常に機能的になった。やはり南野も左サイドよりトップ下のほうがいい。

 以降、日本は再三攻めたが逆転はならず。

 レギュラー組と控え組の落差、また選手間のマッチングの問題が大きく目を引く結果になった。

 長丁場のワールドカップは、11人の力だけでは乗り切れない。部分的なターンオーバーも織り込んだ戦い方ができないと森保監督の言う「ベスト8」など夢のまた夢だ。大きな課題だろう。

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【ベトナム戦・希望スタメン】この選手をこのポジションで試せ

2022-03-27 06:00:30 | サッカー日本代表
消化試合を選手のテストにする

 ご存知の通り、24日のオーストラリア戦で勝った日本代表は、すでにカタールW杯への出場を決めた。つまり29日に行われるベトナム戦は消化試合である。

 ならば、ぜひ日本はこのゲームを有効に使いたい。

 ベトナム戦では、いままでスタメンで使ってなかった選手を試したり、これまで出場していない選手の状態をチェックするのだ。

 で、組んでみたのが以下の「希望スタメン」である(なお板倉と遠藤はコンディション調整のため代表から離脱した)。

【ベトナム戦・希望スタメン】

FW 上田綺世(林大地)
MF 三笘薫(原口元気) 南野拓実 久保建英
MF 田中碧 守田英正
DF 中山雄太 中谷進之介 谷口彰悟 山根視来
GK シュミット・ダニエル

選手を試すテストの意味は?

 まずフォーメーションについては「プランBを持っておく」という意味で、あえて4-2-3-1にした。これは南野を中央で使ってみるためでもある。

 では上にあげた希望スタメンで選手を試す意味はそれぞれ何か?

 まずこれまで控えだった三笘と上田は、スタメンで使いどう機能するかを見たい。また今回追加招集したFWの林は、交代出場させてプレイぶりをテストする。

 さらに南野を中央で使う意味は、彼が得意なセカンドトップでプレイさせて出来を検証するためだ。長らく出番のないMFの久保も得意な右サイドでぜひ見たい。

 同様にずっと控えの原口は交代出場で状態をチェックする。

 一方、守備陣に関しては、まず左SBの中山はスタメンでどの程度できるのか? を検証する。CBについては吉田はさすがにお休みだろう。だが板倉は代表離脱。ならば何度も招集されては使われてない中谷進之介をこの機会に代表でぜひ見たい。

 最後にGKのシュミット・ダニエルに関しては、彼が得意な後ろからの丁寧なビルドアップの出来を見たい。もしこれが実現すれば、日本代表のサッカーは生まれ変わる。

 これらのテストで、貴重なデータが得られることはまちがいないだろう。

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【森保ジャパン】FW上田綺世は守備を磨いて頭ひとつ抜けろ

2022-03-26 04:18:01 | サッカー日本代表
長所が多いタイプだが……

 FWの上田綺世が、W杯出場を決めた一昨日のオーストラリア戦で後半18分から途中出場し気を吐いた。

 オフ・ザ・ボールの動きや得点感覚、シュートレンジの豊富さ、ハイレベルなトラップなど、上田はFWとして複数の要素において飛び抜けて光るものがある。

 特に「この形になったら俺のものだ」という、絶対的に自分の得意な型をハッキリもっているのが強みだ。

 たとえばオーストラリア戦でも、後半24分に南野からのパスを受けて素早いトラップから右足を振り、ペナルティエリア中央からゴール右を狙った鋭いシュートを放った。

 だがその彼がなぜ、「途中出場」に甘んじているのか?

 なぜか彼はA代表では、頭ひとつ抜けられない。

 もちろん彼を使わない森保監督に非があるのは明らかだが、ならば現状、今までの自分になかった要素をさらに磨いて監督にアピールしてはどうだろうか?

最前線での守備を強化せよ

 例えば森保監督へのアピール度がいちばん高そうな典型は、守備への貢献だ。

 オーストラリア戦での彼は、すばらしいプレスバックでいいところを見せていた。だがJ1リーグでは相手ボール時の上田は常に軽くジョギングしているだけのようなイメージがある。

「敵のパスコースは切るがボールを奪う気まではない」という印象だ。

 相手チームがディフェンスラインでボールを回しているときには「意識を切って」いるかのような気がする。

「守備は俺の仕事じゃない」ということかもしれないが、そこを一歩進んで突き詰めるのも重要だ。

 相手ボールの時、もっと競り合いの機会を増やす。味方と協力し、積極的に敵をハメてボール奪取までを視野に入れて動く。これが身につけば一粒で二度おいしい。そうなればもう監督は彼を放っておかないだろう。

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【三笘ゴラッソ】2ゴールを決めた三笘薫を代表OBが「采配的中」って違うだろ

2022-03-25 06:46:33 | サッカー日本代表
三笘をスタメンで使わない采配に疑問

 昨日行われたカタールW杯アジア最終予選のオーストラリア戦で、見事、ワールドカップ出場を決めた森保ジャパンである。

 そのW杯出場へのカベをぶち破ったのは、後半39分に途中出場し、0-0から2ゴールを叩き込んだ三笘薫だった。

 ところがなんとその三笘のゴールを見て、ある代表OBが「采配的中!」と森保監督を持ち上げていた。明らかに監督とナアナアだ。

 はぁ? 冗談じゃない。

 問題なのはあの大器・三笘を「後半39分」にならなければ投入しない保守的な森保監督のほうであり、「采配的中」どころか「宝の持ち腐れ」以外の何物でもない。

FW上田綺世はなぜスタメンじゃない?

 これに類する森保監督の保守的な采配の例は枚挙にいとまがない。

 例えばこの同じ試合で、後半18分から途中出場したFW上田綺世もそうだ。彼はこの試合、大迫の欠場で急遽、代表招集された選手だ。

 上田はこのゲームで、後半24分にペナルティエリア真ん中からゴール右へ巻いて行く狙いのすばらしいシュートを放った。

 彼は「この局面にハマったら絶対的な強みがある」というタイプの選手である。控えに置いておくには、まったく勿体ない。

 ほかにも巧妙なパスで三笘の1ゴール目に絡んだ右SBの山根視来もそう。彼は酒井宏樹が出場辞退したため、たまたまチャンスを掴んだ選手である。

 つまり昨日の試合で活躍した選手はどの選手も、本来ならスタメンで出場しているべき選手なのだ。

南野拓実の起用法も疑問だ

 またスタメンの選手の起用法にも疑問がある。

 例えば昨日の試合で左WGに使われた南野拓実は、ゴールを襲うあわやのシュートを何本も放っていた。

 だがそれらのシュートはすべて、持ち場の左サイドからピッチの中央に絞ってプレイして得たものだ。

 以前にも書いたが、彼は中央に陣取るセカンドトップ・タイプであり、激しくプレッシングするストーミングからのショートカウンターでこそ生きる選手だ。

 そのとき彼はピッチの中央で相手ボールに対する「ファーストディフェンダー」になる。で、ボールに激しく襲いかかり、奪ったら縦に速いカウンターで仕留める。それが彼のスタイルである。

 彼はオフ・ザ・ボールでこそ生きる選手だ。にもかかわらず現状は左サイドで自分でボールを持ち、敵とのアイソレーションを求められている。

 そんな彼が左のウイングというおよそ似つかわしくない場所にいるのは、まさに森保采配の「成果」だといえるだろう。

ベトナム戦後には監督交代せよ

 これだけ選手の起用法をまちがえている監督がトップにいてすら、日本代表はこの強さである。

 チームはまだまだ十分な伸びしろがある。

 ならば選手起用のうまい監督にチームの舵取りをまかせれば、W杯本大会ではどんなに有望か?

 もはや日本サッカー協会がやるべきことは、ひとつしかない。

 ベトナム戦後、森保監督にはめでたく「勇退」していただき、ぜひしかるべきゲームモデルを策定できる采配のうまい監督に就任してほしいものだ。

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【カタールW杯最終予選】三笘のゴールでさあワールドカップだ 〜日本2-0豪州

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【カタールW杯最終予選】三笘のゴールでさあワールドカップだ 〜日本2-0豪州

2022-03-24 21:58:59 | サッカー日本代表
途中出場の三笘が2ゴール

 日本はこの試合で勝てば、文句なしでワールドカップ出場が決定する。引き分けてもまだ最終戦のベトナム戦を残している状態だ。

 雨のアウェイ、オーストラリア戦。前半の日本は、トップの浅野を狙った無理目の長いボールを盛んに入れる落ち着かない展開だった。だが後半は一転してどっしり構え、じわじわとポゼッションから押し上げた。

 そして後半のどん詰まり。交代出場の三笘薫が鮮やかに2ゴールを挙げてカタール・ワールドカップへの出場を決めた。

大迫欠場のワントップ、代役は浅野だ

 日本のフォーメーションは4-3-3。スタメンは、左SBが長友佑都、右SBは酒井宏樹の出場辞退でチャンスを掴んだ山根視来。CBは吉田麻也と板倉滉のコンビである。

 一方、中盤はアンカーが遠藤航。インサイドハーフは守田英正と田中碧。左WGは南野拓実、右WGは伊東純也、大迫が出場辞退したCFの代役は浅野拓磨だ。

 日本は前半から雨のグラウンド状態や浅野のスピードを意識してか、フィフティ・フィフティの状態でも浅野に長いボールを入れるケースが多い。で、そこから相手ボールになりカウンターを食らう、というパターンだ。

 そのせいで試合は序盤から切ったはったのオープンな展開になっている。

 いや日本は引き分けでもOKなのだ。ゆえにまず守備を固めてその結果もし勝てればよし、くらいの塩梅で行きたいのであるが。

 やはり「この試合で決めよう」という、はやる気持ちが強いのだろうか?

 日本のボール時、オーストラリアはけっこうスペースをくれるケースが多い。で、思わず前の選手は「行け行け」になってしまう。で、最前線とディフェンスラインの間が間延びしてしまう。よくない傾向だ。

 逆にオーストラリアは絶対に勝たなければいけない試合なのだ。その焦りを利用し日本がカウンターで勝てればよし、という試合なのだが。攻め急ぎが気になる。

ドラマは最後にやってきた

 ところが後半に入り、やや試合は落ち着いた。日本は前半とくらべ無理をしなくなり、じっくりポゼッションするようになった。

 そして後半19分、浅野に代えて上田綺世を、長友に代えて中山雄太を投入する。

 後半24分、くさびのボールを受けた上田がワントラップしゴール右へのコースを狙ったシュートを放つ。さすが上田は浅野と違って(笑)可能性を感じさせる。上田はこのあともピンチの場面ですばらしいプレスバックを行った。いい。

 後半39分、日本は南野に代えて三笘薫を、田中に代えて原口元気を投入した。この選手交代がドラマを生み出す。

 後半44分、右サイドの山根がペナルティエリア内にいた守田へパス。その守田のすばらしいポストプレイから三笘がゴールを決める。1-0だ。フロンターレ・トリオが巧みなコンビネーションで右サイドを切り裂いた。

 そして大団円は後半49分。右サイドの三笘がボールを持ったまま完全停止した状態から、単独でくねくねドリブルを開始。そのまま右足で鮮烈なゴールを決める。これで2-0だ。

 三笘と上田が「俺をスタメンで使え」とプレイで猛アピール。森保監督にはぜひ一考を促したい。

 さあワールドカップだ。

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【カタールW杯最終予選】大迫と酒井が代表辞退。代役は? 戦術は?

2022-03-20 09:12:02 | サッカー日本代表
林大地と中谷進之介が追加招集

 オーストラリア戦に向けて意気上がるサッカー日本代表だが、ショッキングなニュースが飛び込んできた。FWの大迫勇也(神戸)とDFの酒井宏樹(浦和)が負傷のため参加辞退すると発表されたのだ。

 代わってFWの林大地(シントトロイデン)とDFの中谷進之介(名古屋)が追加招集された。

 さて、ではこの選手の入れ替えで、スタメンや戦術はどう変わるのだろうか?

 前線の配置でいちばんベーシックなのは、FWの上田綺世をトップに置く形だ。

 彼はオフ・ザ・ボールの秀逸な動きとシュート力では群を抜いており、自分の絶対的な形をもったアタッカーだ。そろそろ代表でもブレイクしていい頃だろう。

 一方、東京五輪で獅子奮迅、魂のフォアチェックとポストプレイを見せた林大地も大きな魅力だ。

 オーストラリア戦では、どんなに最悪でも引き分けが求められる。林の前線からの泥のような守備とポストプレイで粘りの試合をするのも一案だ。

 彼が前線でボールを収めて基点を作れれば、大迫がいるときと同じような戦いができるだろう。

 あと面白いのは南野拓実をゼロトップ的に使い、前線でのストーミングからのショートカウンターで暴れるパターンだが……たぶん監督が森保さんなのでやらないだろう。

右SBは山根視来で決まりか?

 他方、酒井が欠けた右SBは山根視来で決まりだろう。ハーフスペースを巧妙に使った彼のポジショニングはずば抜けている。

 森保監督の信頼が厚い長友を右SBで使う手もあるが、個人的には山根をおすすめしたい。サッカーがダイナミックになるからだ。

 さあ、これで気分一新。引き分けなどと言わず、オーストラリア戦をガッツリ勝ち抜こう。

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【カタールW杯アジア最終予選】オーストリア戦は「勝ちさえすればいい試合」だ

2022-03-17 17:39:33 | サッカー日本代表
監督交代はベトナム戦後に

 カタールW杯アジア最終予選の、オーストラリア戦・ベトナム戦のメンバーが発表された。

 もちろん奥川が選出されてないなど異存はあるが、ぶっちゃけ、天王山のオーストリア戦は「勝ちさえすればいい試合」だ。内容など関係ない。

 監督交代は、ベトナム戦後がベストだろう。

 健闘を祈る。

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【カタールW杯最終予選】独で今季8ゴール目の奥川雅也を招集せよ

2022-02-21 09:28:27 | サッカー日本代表
機能しない「左サイド問題」解決の切り札に

 2月18日(現地時間)に行われた独ブンデスリーガ第23節のウニオン・ベルリン対アルミニア・ビーレフェルト戦で、ビーレフェルトの奥川雅也が今季8ゴール目を挙げた。

 奥川はペナルティエリア右でパスを受け、ワントラップから右足をコンパクトに一閃。ボールはファーサイドに突き刺さった。

 左も右も両サイドをこなす奥川は、日本代表の機能しない「左サイド問題」の切り札だ。ケガの三笘がまだ復帰できないようなら、ぜひ奥川を招集し左WGで使ってみるべきだ。

 もともと左の南野は機能してないのだから、試してみる価値はある。

 ひょうたんからコマ、という結果になれば儲け物だ。

 というか、おそらく奥川は見事にフィットし日本の救世主に、という可能性が高い。

 絶対にトライするべきだ。

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【2022年 J1 第1節】川崎Fが今年も始動した 〜川崎F 1-0 FC東京

2022-02-19 09:14:35 | Jリーグ
幕開きは川崎Fのハイプレスから

 今年もJ1が幕を開けた。第1節の開幕戦は川崎フロンターレとFC東京。4-3-3同士の対戦だ。

 この日の川崎は立ち上がりからハイラインを取り、最終ラインからビルドアップしようとする東京に対し、積極的にゾーンを押し上げ前からプレスをかけた。

 そのため東京のボールホルダーは判断が遅くなり、味方のサポートも遅れてうまくゲームを作れない。

 全体に川崎は「止める、蹴る」「止める、蹴る」と2タッチの処理でボールの動きがリズミカルなのに対し、東京は1人がボールを持ってから「次のプレイを考える」という各駅停車だ。これが両チームのリズムの違いを生んでいる。

 ところが川崎がハイプレスをやめるに従い、次第に東京も中盤でボールを動かすようになった。そんななか前半27分、東京期待の高卒ルーキー、松木玖生がゴールを視野に入れ果敢にミドルシュートを放つ。いいシュートだった。

 こうして東京は次第に前線へ人数をかけるようになり、厚い攻めを見せるようになる。これに対し、川崎はラインを下げて受け止める。虚々実々の駆け引きだ。

 だが、かくて後半35分。川崎は途中出場したFW遠野大弥の左コーナーキックにFWレアンドロ・ダミアンがニアで頭に合わせ、ゴールへ叩き込む。このまま試合はゲームセットとなった。

 川崎がうまくワンチャンスをモノにしたな、という印象。FC東京にも得点機はあった。川崎自慢のポゼッションサッカーはまだまだこれから、といったところである。

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【カタールW杯最終予選】サウジにボールを持たせてカウンターで狩る

2022-02-05 09:42:18 | サッカー日本代表
冴え渡るショートカウンター

 サウジ戦の日本は、相手にボールを持たせてプレッシングからの速いショーカウンターで敵を葬り去った。これで生きたのがスピードのある伊東だった。

 この試合、日本のポゼッション率は40%なのに対し、サウジは60%。

 戦前、グループ首位のサウジは2位の日本を相手に無理せず守備的に来ると予想されていた。だが、実際にはまるで反対だった。

 かくて前に出てくるサウジに対し、日本のゲームモデルがハマった。

 ボールを握り、前へ出るサウジに対し、日本のお家芸である高い位置でのプレッシングからの「2タッチ以内のショートカウンター」がハマったわけだ。

強くて速い縦パスの嵐

 ピッチの至る所で日本は強くて速い縦パスを刺し、サウジを崩壊させた。

 例えば伊東の2点目の起点になった、酒井の強くて速い縦パスはすばらしかった。

 対するサウジはなすすべがない有り様だった。

 おかげでプレッシング・フットボールが得意な南野も躍動した。

 また中国戦では足元、足元とスローなポゼッションスタイルを展開していた守田、田中、遠藤の3センターも、素早くパスコースを作る一方で、速いカバーリングで急所を抑えた。

 特に田中の運動量はハンパなく、この日の3センターはMVP級の働きをした。

 また終始アグレッシブだった長友に見られるように日本の強いメンタルと勢いがサウジを大きく凌駕した。

 ずっと「戦術がない」と言われてきた森保ジャパンだが、この日に見せたゲームモデルで何かを掴んだかもしれない。

 次に来るオーストラリアとの天王山、そしてワールドカップの本大会へと、加速度的にエンジンがかかってくる姿が頼もしい。

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