サッカー選手の分類法
サッカー選手のタイプを分類する方法はいろいろある。
例えばその選手はオン・ザ・ボールか? オフ・ザ・ボールか? という分け方をすると話がけっこうわかりやすくなる。
ただし厳密にはオン・ザ・ボールが「得意な選手」か、オン・ザ・ボールしか「できない選手か」という違いはあるが。
それでいけば、先日、記事にした久保建英(ヘタフェ)なんかは、オン・ザ・ボールしか「できない選手」の典型だ。彼はボールのないところでの威力がガクンと落ちる。非常に惜しい。
彼はきっとボールを触るのが大好きで、子供のころからずっとそういう練習ばかりしてきたのだろう。だがしかし……サッカーはボールのない所でどう機能するか? も大きい。
その意味では、彼はオフ・ザ・ボールの動きを身につければ大きく伸びるだろう。
オフ・ザ・ボール型の典型は南野拓実だ
一方、その久保と対照的なのが、プレミアリーグ・サウサンプトンFCの南野拓実だ。彼は久保と正反対でボール扱いのレベルはあまり高くないが、典型的なオフ・ザ・ボールで生きる選手である。
南野によるボールのないところでのプレッシングは非常に利いている。カウンタープレスの申し子のような選手といえる。アグレッシブでハートが熱いのも大きな特徴だ。
そのほかボールコントロールでなく、スピードで生きる浅野拓磨(パルチザン・ベオグラードとの契約を解除したばかり)のようなタイプもオフ・ザ・ボール型の選手と言える。
また伊東純也(KRCヘンク)なんかもそうだったが……ただし彼はすでにオフ・ザ・ボール型から脱皮し、堂々、もはやマルチ・プレーヤー化したといえるかもしれない。
これらの中間で、オン・ザ・ボールもオフ・ザ・ボールも両方いける選手といえば、最近売り出し中の古橋亨梧(ヴィッセル神戸)なんかはそう。
彼の裏のスペースへの飛び出しは素晴らしいし、ボールに追いついてからのコントロールも完璧。ワンタッチですべてを決めてしまう。いい選手だ。
原口元気は両刀使いだ
このほかにはボールコントロールもうまいが、アグレッシブでインテンシティの高さや献身的な守備がウリの選手もいる。原口元気(ハノーファー96)なんかはこのタイプだ。
彼はワールドカップでもゴールを決めているし、オフ・ザ・ボールではなんといってもサイドを蒸気機関車のように爆走し上下動する壮絶な守備がすごい。
ああいう選手がチームにひとりいれば監督は助かる。
最近、守備に開眼しつつあるアイントラハト・フランクフルトの鎌田大地などもそんな両刀使いと言えそうだ。
あと原口元気みたいなインテンシティの高いプレイができ、アグレッシブな守備もいい両刀使いの選手といえば、サガン鳥栖のFW林大地がすばらしい。
上田綺世も両方いける
こう考えてくると、日本人フォワードでオン・ザ・ボールもオフ・ザ・ボールも両方いける選手というのは案外、少ない。
その意味では鹿島アントラーズの上田綺世はオフ・ザ・ボールの動きがいいし、オン・ザ・ボールのボールコントロールも穴がない。
となれば古橋と上田は、日本人フォワードとしてかなりのおすすめ株といえるだろう。
サッカー選手のタイプを分類する方法はいろいろある。
例えばその選手はオン・ザ・ボールか? オフ・ザ・ボールか? という分け方をすると話がけっこうわかりやすくなる。
ただし厳密にはオン・ザ・ボールが「得意な選手」か、オン・ザ・ボールしか「できない選手か」という違いはあるが。
それでいけば、先日、記事にした久保建英(ヘタフェ)なんかは、オン・ザ・ボールしか「できない選手」の典型だ。彼はボールのないところでの威力がガクンと落ちる。非常に惜しい。
彼はきっとボールを触るのが大好きで、子供のころからずっとそういう練習ばかりしてきたのだろう。だがしかし……サッカーはボールのない所でどう機能するか? も大きい。
その意味では、彼はオフ・ザ・ボールの動きを身につければ大きく伸びるだろう。
オフ・ザ・ボール型の典型は南野拓実だ
一方、その久保と対照的なのが、プレミアリーグ・サウサンプトンFCの南野拓実だ。彼は久保と正反対でボール扱いのレベルはあまり高くないが、典型的なオフ・ザ・ボールで生きる選手である。
南野によるボールのないところでのプレッシングは非常に利いている。カウンタープレスの申し子のような選手といえる。アグレッシブでハートが熱いのも大きな特徴だ。
そのほかボールコントロールでなく、スピードで生きる浅野拓磨(パルチザン・ベオグラードとの契約を解除したばかり)のようなタイプもオフ・ザ・ボール型の選手と言える。
また伊東純也(KRCヘンク)なんかもそうだったが……ただし彼はすでにオフ・ザ・ボール型から脱皮し、堂々、もはやマルチ・プレーヤー化したといえるかもしれない。
これらの中間で、オン・ザ・ボールもオフ・ザ・ボールも両方いける選手といえば、最近売り出し中の古橋亨梧(ヴィッセル神戸)なんかはそう。
彼の裏のスペースへの飛び出しは素晴らしいし、ボールに追いついてからのコントロールも完璧。ワンタッチですべてを決めてしまう。いい選手だ。
原口元気は両刀使いだ
このほかにはボールコントロールもうまいが、アグレッシブでインテンシティの高さや献身的な守備がウリの選手もいる。原口元気(ハノーファー96)なんかはこのタイプだ。
彼はワールドカップでもゴールを決めているし、オフ・ザ・ボールではなんといってもサイドを蒸気機関車のように爆走し上下動する壮絶な守備がすごい。
ああいう選手がチームにひとりいれば監督は助かる。
最近、守備に開眼しつつあるアイントラハト・フランクフルトの鎌田大地などもそんな両刀使いと言えそうだ。
あと原口元気みたいなインテンシティの高いプレイができ、アグレッシブな守備もいい両刀使いの選手といえば、サガン鳥栖のFW林大地がすばらしい。
上田綺世も両方いける
こう考えてくると、日本人フォワードでオン・ザ・ボールもオフ・ザ・ボールも両方いける選手というのは案外、少ない。
その意味では鹿島アントラーズの上田綺世はオフ・ザ・ボールの動きがいいし、オン・ザ・ボールのボールコントロールも穴がない。
となれば古橋と上田は、日本人フォワードとしてかなりのおすすめ株といえるだろう。