高島平三郎 著「教育漫筆」、元々堂、明36.10 160P
[目次]
標題紙
目次
一 教授法の根拠 / 1
二 本能 / 3
三 修身上の教訓を実行せしむ可き方法 / 5
四 修身科と道徳訓練と / 7
五 韋編三たび絶つ / 9
六 一茎の麦穂 / 11
七 児童に世界的観念を与ふる方法 / 12
八 「廉恥を論ず」(入学試験の文題) / 13
九 児童と菓物 / 14
一〇 倫理思想と在上者の責任 / 16
一一 講習員の覚悟 / 19
一二 教育者の活気を振作せよ / 20
一三 先づ地方の博物誌を作れ / 23
一四 何ぞ無寒暑の処に去らざる / 24
一五 天上の月を貪り看て掌中の珠を失却すること勿れ / 25
一六 天才と遊戯と / 27
一七 教育者は社会と触れざる可らず / 28
一八 青年の本領 / 29
一九 工業思想養成の必要 / 31
二〇 丈夫的智識を活用すべし / 33
二一 積極は人間の天性なり / 34
二二 王とはなし能ふ人なり / 35
二三 体罰を要する児童 / 35
二四 教育監督者の責任 / 37
二五 意的興味 / 38
二六 法律的教育 / 40
二七 質問する生徒は悪生徒なりや / 41
二八 発情期の注意 / 43
二九 感覚の教育 / 44
三〇 経済的思想を養成すべし / 47
三一 地図の応用 / 48
三二 児童の善行を表彰せよ / 50
三三 物先つ腐つて蛆之に寄る / 52
三四 画かんとするは人生自然の衝動なり / 53
三五 螟虫駆除と小学児童 / 54
三六 軍隊も亦個人性を重んず / 56
三七 家柄よりも芋がら / 56
三八 天然物に対する趣味を養ふべし / 58
三九 児童の疑問を利用せよ / 59
四〇 裸体の弊風 / 60
四一 社会制度の確定をはかれ / 62
四二 根本的研究の必要 / 64
四三 精神教育と国家 / 65
四四 教育者と新教授法 / 66
四五 通りぬけ無用で通りぬけが知れ / 68
四六 立憲国民の思想を鼓吹せよ / 69
四七 廉恥心 / 71
四八 信州の小学教育者 / 73
四九 再び社会制度確立の必要に就きて / 74
五〇 公共心養成の方法 / 76
五一 教師の準備 / 77
五二 我が邦の道徳の程度は未だ低い / 79
五三 社交法を改良せよ / 80
五四 背徳の二方面 / 82
五五 生物学の智識 / 84
五六 取りおとし取りおとしたるなまこ哉 / 84
五七 大に体育を奨励すべし / 85
五八 公徳養成の基礎 / 88
五九 児童勉学の動機 / 91
六〇 教育ある青年の働く時は今日にあり / 93
六一 訓練の三法 / 94
六二 実験の思想を養ふべし / 97
六三 竹の皮と人生の運命 / 98
六四 政治思想を養ふべし / 99
六五 馬鹿が大事か天才が大事か / 101
六六 性育 / 102
六七 教授の秘訣 / 104
六八 家庭会を設くべし / 106
六九 教室に於ける教師の多弁 / 108
七〇 郷土に関する科学的智識 / 109
七一 人権を重んぜに / 110
七二 個性を滅却すること勿れ / 111
七三 興味説の弊害 / 113
七四 信念につきて / 114
七五 下級生と上級生との取扱方 / 116
七六 功名の犠牲となることなかれ / 118
七七 訓練の秘訣 / 120
七八 児童の服装 / 121
七九 教育界今後の問題 / 123
八〇 学校騒動の責任者 / 124
八一 公民学の智識に就きて / 126
八二 はかなき業にも貴き意味あり / 128
八三 職業の精神 / 129
八四 形式教育の弊 / 131
八五 学校に於ける趣味 / 132
八六 懇話会について / 134
八七 音楽と青年教育 / 136
八八 常識の価値 / 137
八九 社会と学校 / 139
九〇 手と意思 / 141
九一 形式的従順を喜ぶこと勿れ / 142
九二 道徳実践場 / 144
九三 無智の平和と進歩の活動 / 145
九四 校長の選択 / 147
九五 藤樹先生の歌 / 149
九六 基本観念の養成 / 151
九七 山川の感化 / 153
九八 地方風俗の改良と教育者の責任 / 156
九九 教育界の繁文縟礼 / 158
一〇〇 器械標本の価値 / 159
面白そうな内容だ。高島の「・・・漫筆」はいずれも教育者としてのセンスの光る名著だ。
高島平三郎は明治・大正期における心理学者として、ユニークな地位を占めた。ただし、帝大出身者でなかったので無論一流の学者だったが、かれらより一段低く見られてきた。心理学・教育学・哲学倫理学的思考に精通した教育者としては第一級の見識と実力を有する御仁だった。
高島平三郎のところには学位・・・・空白
相当な教育パパだったようだが、改めて高島の人格的側面の全体像をあぶりだしていくことが急務だ。
[目次]
標題紙
目次
一 教授法の根拠 / 1
二 本能 / 3
三 修身上の教訓を実行せしむ可き方法 / 5
四 修身科と道徳訓練と / 7
五 韋編三たび絶つ / 9
六 一茎の麦穂 / 11
七 児童に世界的観念を与ふる方法 / 12
八 「廉恥を論ず」(入学試験の文題) / 13
九 児童と菓物 / 14
一〇 倫理思想と在上者の責任 / 16
一一 講習員の覚悟 / 19
一二 教育者の活気を振作せよ / 20
一三 先づ地方の博物誌を作れ / 23
一四 何ぞ無寒暑の処に去らざる / 24
一五 天上の月を貪り看て掌中の珠を失却すること勿れ / 25
一六 天才と遊戯と / 27
一七 教育者は社会と触れざる可らず / 28
一八 青年の本領 / 29
一九 工業思想養成の必要 / 31
二〇 丈夫的智識を活用すべし / 33
二一 積極は人間の天性なり / 34
二二 王とはなし能ふ人なり / 35
二三 体罰を要する児童 / 35
二四 教育監督者の責任 / 37
二五 意的興味 / 38
二六 法律的教育 / 40
二七 質問する生徒は悪生徒なりや / 41
二八 発情期の注意 / 43
二九 感覚の教育 / 44
三〇 経済的思想を養成すべし / 47
三一 地図の応用 / 48
三二 児童の善行を表彰せよ / 50
三三 物先つ腐つて蛆之に寄る / 52
三四 画かんとするは人生自然の衝動なり / 53
三五 螟虫駆除と小学児童 / 54
三六 軍隊も亦個人性を重んず / 56
三七 家柄よりも芋がら / 56
三八 天然物に対する趣味を養ふべし / 58
三九 児童の疑問を利用せよ / 59
四〇 裸体の弊風 / 60
四一 社会制度の確定をはかれ / 62
四二 根本的研究の必要 / 64
四三 精神教育と国家 / 65
四四 教育者と新教授法 / 66
四五 通りぬけ無用で通りぬけが知れ / 68
四六 立憲国民の思想を鼓吹せよ / 69
四七 廉恥心 / 71
四八 信州の小学教育者 / 73
四九 再び社会制度確立の必要に就きて / 74
五〇 公共心養成の方法 / 76
五一 教師の準備 / 77
五二 我が邦の道徳の程度は未だ低い / 79
五三 社交法を改良せよ / 80
五四 背徳の二方面 / 82
五五 生物学の智識 / 84
五六 取りおとし取りおとしたるなまこ哉 / 84
五七 大に体育を奨励すべし / 85
五八 公徳養成の基礎 / 88
五九 児童勉学の動機 / 91
六〇 教育ある青年の働く時は今日にあり / 93
六一 訓練の三法 / 94
六二 実験の思想を養ふべし / 97
六三 竹の皮と人生の運命 / 98
六四 政治思想を養ふべし / 99
六五 馬鹿が大事か天才が大事か / 101
六六 性育 / 102
六七 教授の秘訣 / 104
六八 家庭会を設くべし / 106
六九 教室に於ける教師の多弁 / 108
七〇 郷土に関する科学的智識 / 109
七一 人権を重んぜに / 110
七二 個性を滅却すること勿れ / 111
七三 興味説の弊害 / 113
七四 信念につきて / 114
七五 下級生と上級生との取扱方 / 116
七六 功名の犠牲となることなかれ / 118
七七 訓練の秘訣 / 120
七八 児童の服装 / 121
七九 教育界今後の問題 / 123
八〇 学校騒動の責任者 / 124
八一 公民学の智識に就きて / 126
八二 はかなき業にも貴き意味あり / 128
八三 職業の精神 / 129
八四 形式教育の弊 / 131
八五 学校に於ける趣味 / 132
八六 懇話会について / 134
八七 音楽と青年教育 / 136
八八 常識の価値 / 137
八九 社会と学校 / 139
九〇 手と意思 / 141
九一 形式的従順を喜ぶこと勿れ / 142
九二 道徳実践場 / 144
九三 無智の平和と進歩の活動 / 145
九四 校長の選択 / 147
九五 藤樹先生の歌 / 149
九六 基本観念の養成 / 151
九七 山川の感化 / 153
九八 地方風俗の改良と教育者の責任 / 156
九九 教育界の繁文縟礼 / 158
一〇〇 器械標本の価値 / 159
面白そうな内容だ。高島の「・・・漫筆」はいずれも教育者としてのセンスの光る名著だ。
高島平三郎は明治・大正期における心理学者として、ユニークな地位を占めた。ただし、帝大出身者でなかったので無論一流の学者だったが、かれらより一段低く見られてきた。心理学・教育学・哲学倫理学的思考に精通した教育者としては第一級の見識と実力を有する御仁だった。
高島平三郎のところには学位・・・・空白
相当な教育パパだったようだが、改めて高島の人格的側面の全体像をあぶりだしていくことが急務だ。