草葺屋根時代の面影を残す、隣家の間隔。奥にある石垣(急崖)は山裾を削って町場を造成した痕跡。崖下には井戸が掘られている。湧水を処理するための溝
向かって左側の源五郎家は境界いっぱいに屋根を出している。松四郎家は3尺さげて軒下を通路として活用。
奥行が14間4尺(26m)。山裾を削って町場を造成したことが判る。
往還に沿った主屋と裏の離れに付属屋(各世帯の事情によって借家/家畜小屋/倉庫・土蔵など)
急崖下の井戸(計測はしていないが深さ壱丈程度あるらしい)。側面には石組が施してある。ここに井戸を掘リ、屋敷の両側に溝を通すことによって屋敷地は湿気からは大いに救われてきたはず。
穴があるので「牛繋ぎ石」かと思って調べてみたら・・・・
そこが平たい漬物石だった。重量は30㌔はあっただろうか。かなり大きな石だ。松四郎家は代が変わり一家のご当主は令和に入って土地建物を売り払い広島市方面に転居。