えくぼ

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第34回☀朝日歌壇賞

2018-01-15 14:39:11 | 歌う
本日、2017年の朝日歌壇賞が発表された。4人の選者から1名ずつ次の方々か選ばれた。

永田和宏選

☀ 走っても到着時刻は変わらねど走って向かう延長保育 (勝浦静子)


(永田評)お迎え時間が容赦なく迫る。働くお母さん誰もが実感する切なさだろう。

馬場あき子選

☀ホ一ムより転落したる盲人の犬を離せる刹那を思ふ(佐藤純)

(馬場評)駅ホ一ムから転落の一瞬、生と死を分け盲導犬との絆を断つ痛切な愛情。

佐佐木幸綱 選

☀ボクサ一の明日を預かるセコンドの心が投げた黄色いタオル(康哲虎)

(佐佐木評)ボクシング山中慎介のTKO負けに取材。圧倒的な心のドラマ。

高野公彦選

☀肌の敵「一に太陽、二に化粧」白粉はたいて一を制する(毛涯明子)

(高野公彦評)肌を守ろうとする女性の健気な心をユ一モア仕立てで表現した楽しい歌。

以上の4人は男性2名、女性も2名である。受賞の「喜びのことば」は割愛した。が、予想通りではなく意外だったのではないか。朝日歌壇中退の私は自信のない作品のほうが入選した。「これこそ」と投稿した作品はほとんどボツ。私の傲慢さに選者たちは不快だったのではないかと思う、おそすぎましたね、私の反省は。