えくぼ

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大曲の花火大会

2017-08-27 13:47:10 | 歌う
26日夜、秋田県大曲の花火大会が雄物川河畔で行われた。全国から選び抜かれた花火師が「日本一」を目指し腕を競った、大雨の影響で観覧席用の資材が流されたり、観覧席が水につかったりしたが、清掃して無事に開催されたそうである。

夜空に散る花火は華やかで儚い。花火は恋の歌によくでてくる。

⚡音たかく夜空に花火うち開きわれは隈なく奪われている

夭折の歌人、中城ふみ子の代表作として知られている。この歌を知ってから花火は哀しさや辛さも私に伝えるようになった。

娘の頃の私の夏の楽しみのひとつは家の二階から多摩川の花火を見ることだった。家族や親戚、知人などが集まり飲んだり食べたりしながら花火を楽しむ。半世紀前でも花火は華やかだった。

⚡ゆがみたる花火たちまち拭ふとも無傷の空となることはなし

斎藤史のこの歌は花火の美しさを否定しているのか。このような歌を知ると花火を詠みにくくなる。

わたしの花火は夜空に捧げる花ばな、人間が空へ贈る花ばな、空の邪魔をしないようにすぐに消えてしまう🌼花ばな、この夏も去ろうとしている。