「鎌倉に春が」
昨日、久しぶりに北鎌倉を訪ねた。クラブツーリズムのツアーを利用して、新宿発9時、朝寝坊のわたし向きのツアーである。前の日は雨なのに昨日は晴天、気温は低かったが。
✿鎌倉に春が来たよと紅梅も白梅も笑う光のなかに 松井多絵子
北鎌倉市にある東慶寺は、かつて女人救済の縁切り寺。白梅も紅梅も見ごろ。梅の花は上品で地味である。サクラのように酔うことができない。しかし東慶寺は狭い境内に紅梅白梅が交錯しているためかとても華やかである。東慶寺の梅は「梅ジャム」にもなる。
✿石道に散るまだ若き紅梅がわれのブーツに踏まれていたり
東慶寺を去り少し歩くと精進料理の店・鉢の木、ここの2階で昼食。和室だが椅子なのがありがたい。私だけではなく畳に座るのがイヤな老女たちが多い。この店はミシュランガイドに掲載されているらしい。本格的精進料理、出汁に至るまで動物性の素材を使わないそうだが、私たちの昼食は鶏の照り焼きもある「半月点心弁当」。ツアーの料金7980円に含まれている。或る老女が個人で食事をした際この弁当は2310円だったとか。ご参考まで。
✿ 花すでに終わりとなりし枝先にうら若き紅梅いくつか残る
東慶寺の梅の花はとてもキレイでしたが、他の梅の花々は枝に少し残っているだけ。鎌倉にはすでに春がきていました。東京より少し早く春が来ていました。
今日は朝も昼も寒くてぶるぶる、春はいつ来るのかしら
3月7日 松井多絵子