関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

TRIX@BAJ Part3

2006年07月24日 00時51分00秒 | 音楽
ツアーが全て終わっていないので、暗転の後の光景についてはくわしく書きませんが、「毛根ファンク」のシンセ・ソロで、窪田さんのピッチ・ベンドに合わせて絶妙な動きをする例のものを、笑わない人はいないと思う。それはそれはすごかったです。でも、笑い抜きで聴いてもカッコイイ曲でした。初めてライブで「サムライ」を聴いたときと同じく、「面白い、でもカッコイイ」という感想。

「残りあと2曲となってしまいました~」「え~っ」「でもここからが長いのがTRIX!」そーです、そこがいいんです。今回ライブ開始の時間も7時35分頃と早く、残り2曲プラスアンコールを2曲やったとしても、帰りの電車の時間までかなり余裕がありました。思わず「サイン会ももしかしたら・・・」と思ってしまったくらい。
2万5000発ちょうど?のすごいドラム・ソロの入った「Jumping Flush」。熊谷さんのたたきまくり姿、かっこよかったです。普通のインスト・バンドだとフロントの楽器が最も注目されるけれど、全員が1番なのがTRIX。バンドとしてのバランスの良さみたいなものを、この曲で感じました。お願いだからこの4人で続けて下さいと切に願います。大好きなバンドのメンバー・チェンジほど辛いものはありません。
その次の超長々乱入の1曲、「An Index」。とにかくすごい、そして笑える。窪田さんはビン底メガネをかけると人が変わってしまうようです。大阪で買ったというエフェクター・ケースにmicroKONTROLをのせ、弁当売りよろしく首からかけて、いろんな音に合った曲を客席で演奏しておられました。最後のリコーダーの上半分+microKONTROL製尺八が圧巻でした。途中でリコーダー取れてたし。
1番私がツボにハマったのが、須藤さんが平井くんのミニ・ギターで弾く「アサヤケ」「マジック」「哀愁のヨーロッパ&くちなしの花の違い講座」、そしてベースでの「ルッキング・アップ」「ファイトマン」「ギャラクティック・ファンク」「ミスティ・レディ」「トゥルース」など、有名フュージョン・ナンバーの数々。昨年はEW&Fのフレーズを弾いておられましたが、こういうパロディっぽいの、好きです。大ウケしちゃいました。
須藤さんと平井くんのコント?や、特許出願中の熊谷さんの装着式ドラムもすごかった。窪田さん以外は1メートルとない近い場所でその演奏が観られたのもうれしかったです。(窪田さ~ん)
最後は全員ステージに戻っての演奏。熊ちゃんはドラム・セットに戻らず、そのまま装着タイプのものでエンディングまでたたいてました。

アンコールになかなか出てきてくれないと思ったら、裏で何を演るか悩んでいたそうです。演ろうと思っていた2曲ともが、抽選で選ばれてしまったからで、結局「Malaga」となり場内大拍手。盛り上がる曲ですもんね。窪田さんの熱いシンセ・ソロを堪能し、「こんな大変そうな曲でもニコニコしてる平井くんってすごい」と感動したり。この曲も「TRIX系」のひとつではないでしょうか。唯一無二の感じがします。最後の最後は「See You」。キメのところを須藤さんと平井くんが楽しそうにジャンプしてました。シンセの音がキラキラしていて、最後にふさわしいさわやかな曲でした。

私が聴きたかったもうひとつの曲、「Waiting for you」が聴けなかったことと、前に比べて音が大きかったようで、キーボードの繊細な音が聞こえにくかったのがちょっぴり残念でしたが、そんなことは置いときましょう!と思える充実の内容でした。こんなに楽しいライブは他に探してもないと思います。これからもずっと続いて欲しい。でももし、笑いを一切カットした、超2枚目な感じのライブがあったら、そっちも絶対行きます!(だってTRIXはフュージョン界のヴィジュアル系だから)サイン会などを必ず開いて、ファンを大切にしてくれるところも素晴らしいです。ただ今回も私は参加できませんでした。ダンナさまはもう2回もサイン会に出ていていいな~、と。私もいつかサインしてもらうゾ!っと。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿