関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

場所はさいたま市見沼区の自宅。コードや簡単な耳コピの仕方など、それぞれの方のレベルに合わせて、丁寧に教えます。珍しいヤマハの木目グランドピアノで、好きな曲を弾いてみませんか?左の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

バレンタイン・ライブ無事終了

2013年02月16日 16時32分35秒 | 音楽
        


前日は雪と風、翌日は雨と、天候の不安定な中、14日木曜日だけは穏やかな曇り。ああ、お天気の神様ありがとう。
先日のバレンタイン・ライブはたくさんの方にお越しいただき、和やかな雰囲気の中、約1時間のライブが無事終了しました。ライブ後にゆっくりとランチを召し上がっていただく予定が、私の連絡不足でランチ→ライブとなってしまい、ご迷惑をおかけしてしまいましたが、みなさん何事もなかったようにライブを楽しんで下さりホッとしました。

バレンタインにちなみ「マイ・ファニー・バレンタイン」のアドリブから始まり「おぼろ月夜」「micaduki」「おかあさん」と続きました。とにかく楽屋さんのピアノがいい音で鳴ってくれて、しかもお店の方がPAでついて下さるので、弾いてる自分も気持ちがいいことといったら!

連弾コーナーではまず「Somebody Stole My Gal」をバーンと。その後ミニ音楽講座ということで「きらきら星」のメロディーをモチーフに作られた「What a Wonderful World」の2曲を聴き比べていただくコーナーを。ひっきーさんには王道クラシックで「きらきら星変奏曲(ショートバージョン)」を弾いてもらい、その後私がサッチモを弾きました。ひっきーさんの演奏が終わって私が思わず「私には弾けない」とつぶやいたところ、来てくれた2人のチビッコのうちの1人、最年少のYちゃんが「まつこふさんなられんしゅうすればひけるよねー」と何度も言ってくれてたと聞き(涙)ライブ後Yちゃんに「がんばって練習するね!」と宣言しておきました。
最後に「フレーミー」を演奏し、連弾コーナーに続いて「Hallelujah!!」ソロバージョンを。その後再びゲストコーナーで、decariさんと「ナチュラル・ウーマン」を。うーん、ほんとこの曲はいい曲です。ポップスなんだけどジャズ的な展開も入っていて、パワフルだけど優しさも併せ持つ、お母さんでもあるdecariさんと私が演奏するのにぴったりの曲(キャロル・キングが子育て真っ最中に作ったアルバムの中の曲なので)初めてdecariさんの歌声を聴いた友人にも好評でした。

今回チビッコに楽しんでもらうために用意したのは映画「となりのトトロ」のエンディング曲「となりのトトロ」に、オープニング曲「さんぽ」をくっつけたメドレー。今年に入ってアレンジして練習を始めたのですが、なかなかに手ごわい曲でした。やっぱり久石譲ってすごい。これからはジブリソングのレパートリーとして、どんどん弾きたいと思います。
「何の曲か知ってる~?」とステージから問いかけたところ恥ずかしそうに「トトロー」と答えてくれたTくん。曲の最初の方で「このきょくしってる!」と喜んでくれてたそうです。最初にタイトルを言わず「何の曲かな?」と聴いていってわかった時の喜び。私もよくライブに行くと「あの曲だ~!!」とすごくうれしくなるのですが、それってライブの楽しみの一つだと思うんです。それが子供たちにもわかってもらえて本当によかったです。

今回来ていただいたYちゃんとママ、そしてTくんとママ。mikaさんのお友達で2年前から楽屋さんでのライブには必ず参加して下さっています。あと一組、もう1人のTくんとママ、この3組の方々に背中を押してもらってアルバム「Hallelujah!!」は完成しました。本当は3組揃って来ていただきたかったのですが、今ご家族で海外にいらっしゃって、この日は来ていただけませんでした。海外のTくんとママに届くよう「おなじ月を見ている」を演奏しました。またきっとお目にかかれると思うので、その時はまた目の前で演奏させて頂きたいと思います(ライブ前、海外のTくんのご両親が私たち夫婦と同じ京都の学校のご出身と聞き、腰が抜けそうになりました!世間は狭い・・嬉しい驚きでした)
CDにならい、そのまま続けて「Joyful Joyful」を演奏、途中手拍子をいただき、温かい雰囲気の中、全曲の演奏を終わりました。最後の最後、この日この時を共有したみなさんとだけの曲「2013.2.14」(短めのインプロヴィゼイション)を演奏し、ステージを降りました。

楽屋さんでライブを開かせて頂くのも今回で3回目。今回はスペースレンタルというより、一アーティストとして出させて頂く方向だったので、前の2回よりもグレードアップした、完成度の高いライブを、という気負いがありました。とにかくたくさん弾いて、とことん練習しました。それでも何か気負いがあるとうまくいかない場合がある。不安もありました。ただ、それを払しょくしてくれる出来事がありました。
朝、1通のメールが届き、そこに書いてある言葉の通りにしたら、本当に納得のいく演奏ができたんです。そのメールを下さったのは、私のCDをすごく気に入って下さった大学時代の音楽サークルの先輩でした。本当なら当日来て頂けるはずが、お仕事の都合で来て頂けなかったのですが、そこには「お客さんを楽しませようなんて大それたことは考えず、自分が楽しめばそれが聴く人に伝わるから」といった内容の事が書かれていました。演奏中に何か不安になった時はその言葉を思い出して、ただ楽しむ事に集中しました。やはり同じサークルの先輩で、CDを聴いてライブにも来て下さった女性の先輩から「楽しそうなのが伝わって来たよ」と言っていただけた時には、心からメール下さった先輩に感謝しました。
プロの方はお客さん側の立場と演奏者側の立場の両方を考えて、そのバランスをうまく取りながら演奏されるそうですが、そんな事を考えるのはまだまだ早いということ。とにかく今は自分が楽しむことで、その音が聴いて下さる方に伝わる事が最も大事なんだと、改めて思いました。

今回自分が楽しめたことで、今後もやっていける自信がつきました。メール下さった先輩には一生ついて行きたいと思います多くの方のお陰で自分にとっても楽しい時間を過ごすことができました。このライブに関わって下さった全てのみなさまにお礼申し上げます。