同窓会ライブで得たもの

45年生きててこの方、女子中高の同窓会に一度出たきり、同窓会というものとはとんとご縁がありませんでした。ただここ数年、新しい出会いも大切だけど、旧交を温めるのも大切なことと思い、折に触れ昔の友人やお世話になった方との再会の場を作ったりしていました。それはほんの小さな同窓会。でもこんなに大きな同窓会に呼んで頂くことができて、何だか感慨無量でした。写真はカメラマン＆ビデオ撮影隊だったダンナさまに撮ってもらいました。

総勢約100人、音楽サークルFSSの第2回目のライブ同窓会でした。上は私たちが小学生の頃に大学生だったお兄さま、お姉さま。下は私たち85年度生とその下の86年度生が中心で、あともう少し若い世代が数名来ていました。何と9代が揃ったそうで、40数年も続く伝統のサークルなんだと、その時初めて知りました。

トップバッターとして、同期のひえっちさん、Tくん、Kくんとハードロックの名曲を3曲。「Into The Arena」「Dream Warriors」「Spotlight Kid」。やー、楽しかったー！！ロックインストってカッコイイです。オルガンの音を中心に弾いたのですが、もっとオルガン特有のグリスとか上手くなりたいなー。「Spotlight Kid」のギターとのユニゾンも気持ち良かったし。何だかハードロックに目覚めたかも(笑)
最近はピアノを中心に弾いていたので、バンドでシンセ弾きまくりというのが久々だっただけに、やっぱりバンドでシンセもいいなあと思った次第です。

その後も続々と先輩方のバンドが入れ代わり、1つ上の先輩を中心としたギャルバン、フォークソング・ソサエティの名前通りのアコースティックなコーラス・グループや、関西の学校ならでは、阪神のハッピを衣装に男性ツインボーカルでノリノリだった、私たちの大先輩がたのバンド、大人のバンドコンテストに出てもおかしくないほどエンターテイメントなオヤジバンドなどなど。

中でも私が一番すごいと思ったのが、トリをつとめたバンドでした。そこにはひえっちさんも参加していて、サークルの垣根を越えた方々で構成された男性4人バンド。そこでボーカルをとったBABYさんという大先輩のパフォーマンスが、本当に素晴らしかった。演奏はみなさんプロ並み、MCではみんなを笑わせたり100人に同じダンスを踊らせたり。ロッド・スチュワートで有名な「Do Ya Think I'm Sexy」の「ウォウォウォウォ～ウォ～」を男女別に歌わせるなど、お客さんである私たちをどんどん楽しませてくれました。100人の一体感がものすごかった瞬間でした。音楽やるならここまでやらんと！ものすごく勉強させてもらいました。

ある先輩ご夫妻のエピソードから、この会を続けて行こうとみんながそれぞれ心を熱くして、会の締めくくりはFSS恒例シングアウト（コーラスと振り付けで楽しむ音楽のジャンルだそう）オリジナルのフォークソングを歌ってお開きとなりました。

同じ大学の同じサークルにいたというくくりで、初秋の1日をみんなで過ごす。それも大学のある思い出の地、京都で。こういうことができるのも、音楽というツールがあったお陰ではないかと思います。本当なら入学したての私をこのサークルに勧誘してくれた、高校放送部の先輩でもあったEさんにも会いたかったなあ。

音楽の持つ力を、改めて感じた1日でした。