きのうはいつものセッション大会に参加して来ました。GW期間中でダンナさまの実家に行く予定だったので、当初不参加にマルをしていたんですが、息子の部活が毎日あり、結局ずっと家にいることになり・・・。セッション大会に行くと娘もお友達に会えて喜ぶし、何と今回、節電対策で初めてのアンプラグドということで、施設のグランドピアノをレンタルすることにして手ぶらでの参戦。ああ~~、何てらくちん。たまにはいいよね。
以前からぜひ参加を!との声が高かったチェロのMさん。今回ようやくの参戦ですごくいい雰囲気を醸し出しておられました。何せチェロとグランドピアノが並んで座ってて、アコースティックのギターとベース、パーカッション系はカホンとマラカス。そこに女性ボーカル2人と女性コーラス。大きな音が苦手な私には、音量的にもかなりいい感じでした。
ジョージ・ベンソンで有名な「マスカレード」のカーペンターズ版と、宇多田ヒカルの「FIRST LOVE」。ピアノが結構重要なポジションの曲で、コピーする時間も短かったんですが、何せどちらも曲がいい!やっぱりいいと思うと人間、のめり込むものなんですね。短期集中でだいたいの構成を覚えてやってみたら、いい感じになりました。そして何よりチェロが入ることで、生楽器の豊かなサウンドが心地よく響いて、すごくぜいたくな空間になりました。ボーカルのお2人にも気持ち良く歌っていただけたみたいで良かったです♪
GW期間中ということもあり、ダンナさまにもお許しをいただいて打ち上げにも参加させてもらったんですが(楽しいお酒でございました)そこである方から言われた一言が、後になって自分の中にぐぐっと来るものがありまして・・・。たぶん「マスカレード」を指してだと思うんですが、結構JAZZYな大人の響きが出ていたのでしょう、こんな風に言われたんです。
「まつこふさんのピアノ、やらしい感じで良かったヨ~

」
うう!こ、これは私が目指している方向そのものではないか!!言ってくれた方にとっては何気ない言葉だったと思うんですが、後になってだんだんうれしくなって来たんです。
色んなミュージシャンの演奏を聴いていて「これはエロい!そしてそこがカッコイイ!!」と思うことがしばしばあります。マサ小浜さんのギターにはほんとそういう色気があります。最近聴いたマリーンのCDでも、マリーンの歌がめちゃめちゃ色っぽいな~と思いました。もう私もいい大人なので(笑)そういう風に言ってもらえる演奏をしたいな~と思っていて、新しいCDに入れる曲もそんな観点から選んだものもあるんです。大人のつや感を出したいというか・・・。
以前読んだ国府弘子さんの記事で「エッチな演奏」みたいな表現があり、すごくそれが心に残りました。また「自分が大ファンの人がいつもライブを観てくれてるというドキドキ感を持つ」みたいなことも書かれてました。う~~ん、それってすごくいいかも

私もあの人がお店の一番後ろの席に座って煙草を吸ってる姿を想像しながら弾いてみようかな~
また、数年前の東京JAZZで小曽根真さんがマイク・スターンのバンドと競演した時のインタビューで、久しぶりにハモンドオルガンを演奏した小曽根さんがメンバーに「僕の演奏は・・・NASTY(いやらしくなった)と思わない?」と英語で話して、その言葉にメンバーが大ウケするという場面があり、それもすごく印象に残っているんです。うん、やっぱり音楽に「いやらしさ」は大事なんですね。
よし!これからはどんどんそういう方向を目指そう

あ、決してシルク姐さんみたいに観た目セクシー系を目指すんじゃないので安心して下さい(笑)