関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

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リカちゃんvs勝間

2010年04月23日 15時03分18秒 | Weblog
精神科医の香山リカさんのことを知ったのは、今から20年くらい前。働いていた頃、各駅停車に座って、のんびりと雑誌のSPA!を読んで帰るのが何よりの楽しみ、というオヤジのような時期がありました。オヤジといえば中尊寺ゆつこさんのオヤジギャルのマンガも、その頃載っていたな~。あのヘタウマな絵が好きでした。
そのSPA!にリカちゃんがコラムを連載していて、メガネの外見も何か好きだし、子供の頃大好きだったリカちゃん人形の名前をペンネームにしているところも面白いしで、長年なんとなく好きだったんです。最近では朝の番組のコメンテーターで時々拝見しては「この淡々とした男みたいなところが好きだな~」と。お医者様なので頭は抜群にいいはずなのに、それを前面に出さないところがクールでカッコイイ。妙に普通っぽいしゃべり方がいいんですよね。

一方、我が家が購読している日経新聞で「勝間和代」という名前をよく見かけるようになったのは昨年。彼女を目指す「カツマー」なる人種がいたり、BSでは「勝間総研(カツケン)」という番組までできていて「この人は何する人なんかな~、とりあえず経済関係のすごい人みたい」という認識でした。
私は元々活字を読むのは好きなほうで、最近はひたすら自己啓発や夢の実現に関する本を読んでは「うんうん、そ~なのよ」と納得しています(アヤシイですか?(笑))本屋さんに行って新しい本が出ていると、うれしくて思わず買ってしまう。先日も自己啓発系の話も通じる中学校のお母さんに何冊か貸出しました。

ある日新聞の本の広告を見ていて大爆笑してしまいました。リカちゃんの新刊「しがみつかない生き方」の項目にあった「<勝間和代>を目指さない」。何かとにかく最近やたらと売れてるこの人の名前を引き合いに出していたので「笑える~」と。
その後今度は勝間さんの本の帯に「香山さんにも読んで欲しい」みたいなのがあって「何か余裕やな~」と。
勝間さんの「結局、女はキレイが勝ち」にも確かリカちゃんの推薦文?が書かれていて(今貸出中なので確認できないんですが)それもあって買って読んでみたら、そこそこ納得できる内容でした。確かに外見はいい方がいいというのは「いつまでもデブと思うなよ」なんかを読んでもそう書いてありました。結婚経験があり子供もいる人が書いている分、共感できることも多かったですが、バリバリのキャリアウーマンで、仕事をする女性の目線の本が多いので、今回の本は専業主婦も認める文章を入れました!と、ちょっとそんな匂いもしましたが。

そんな2人の応酬を眺めていたら、春休み実家の近くの本屋さんで「もうこれは買って読むしかないでしょ!」という本を見つけてしまいました。それが2人の対談を本にした「勝間さん、努力で幸せになれますか」面白かったです。すれ違いな感もありましたが、それぞれの言っていることに「これは勝間が正しいな」とか「これはリカちゃんの言ってることが共感できる」とか「2人が共通のことに頷いてる!」とか。女の人って感情的になりやすいので、どうなんだろう?と思いましたが、頭のいい2人なので、すれ違いながらも思い切り自己主張したり、お互いの意見を尊重したりしていました。

内容で一番強烈だったのは、女性が親の引いたレールに沿って人生を送っていて、40歳くらいになって親の言う通りにして来たことに爆発してしまい「私の人生を返せ」となってしまう、そういう人が増えているという話でした。

まあ、読んでみて最後に思ったのは「どちらが正しいということはないな」「人の考え方ってほんとそれぞれだな」ということと、「見た目はやっぱりリカちゃんの方が好き」ということでした(笑)内容はなかなか硬派で面白いので、ご興味のある方はぜひ♪