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関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

場所はさいたま市見沼区の自宅。コードや簡単な耳コピの仕方など、それぞれの方のレベルに合わせて、丁寧に教えます。珍しいヤマハの木目グランドピアノで、好きな曲を弾いてみませんか?左の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

西脇辰弥さんのハーモニカ・ワークショップ

2007年11月18日 17時33分33秒 | 音楽
行ってきました~。楽しくて内容充実の約2時間でした。

最初モリダイラ楽器の場所がわからず、JR神田駅からかなり大回りして、電話で場所を確認しつつ何とかビルを発見。6時からのスタートに間に合い、ホッとしながらエレベーターを待っていると、1階奥の倉庫のようなところから人影が。お顔を見てびっくり。西脇辰弥さんご本人だったんです!思わず「こんにちは!」とご挨拶してしまいました。
何でも喫煙所がそこにあったんだそうで、エスコートしていただいて同じエレベーターに乗ることに!いきなり何てラッキーなんでしょう!以前勧めていただいたHOHNERのCX12を持って来たことなどお話しつつ、4階で降りられた西脇さんを見送り、会場のある5階へ。
すでに半分以上の席が埋まっていましたが、せっかくなので一番前の席に座りました。その後トイレを借りて戻ってくると、西脇さんが私の席の両隣の男性とお話していて、その中に入れてもらってまた少しお話を。Fantomを使っていることをお伝えしたところ、「・・まつこふさん?」と!ブログにも時々書き込みさせていただいているので、覚えていて下さったんです~。感動~。
左隣の若者がどうやら先日あったSONARのデモ・イベントに行ったようだったので、声をかけてみたら、若いのに(後で聞いたら19歳でした、おばちゃんびっくり)丁寧に受け答えしてくれる優しいいい感じの子だったので、始まるまで使っている機材の話などで盛り上がりました。彼はKORGのTRITONを持っているとのこと。なかなかの通とみた。
前列の方々は若干年齢層が高く、みなさんハーモニカの手練といった感じ。私はほとんど吹けないけれど、せっかくだから持って行きました。

6時を少し過ぎてワーク・ショップの始まり。前方には巨大な液晶画面と、シンセは下がFantomX8で上がV-Synth。MIDIでいっぱいつないでありました。
最初に少しトークがあって、いきなりFantomで「ジャジャン」と、バラエティーでよく出てくるオーケストラ・ヒットをベースにした音とともに、画面には「黒人歌手に学ぶ」みたいな文字が出て、場内爆笑。以後ちょっとずつ音を変えた「ジャジャン」は毎回ウケていました。
カーペンターズとジョージ・ベンソンの「マスカレード」(懐かしい~)を聴き比べて、黒人の歌いまわしの妙をハーモニカに取り入れる、といった内容でした。確かに黒人歌手って、演歌でいうこぶし、ジャズピアノの装飾音みたいなものをいっぱい歌ってます。

「他の楽器に学ぶ」では、デビッド・サンボーンのサックスの音をよく聴いて、それを西脇さんがそっくりそのままにハーモニカで吹くというコーナー。もうほんとすばらしいという言葉しか出ません。「さあ、みなさんも」って、これはいくらなんでも・・・。

それぞれの調でブルースのスケールを吹くという章では、ちょっとしたごまかし術(失礼!)も伝授していただきました。周りの方は実際に吹いてみて納得されている様子でした。う~ん、すごい。

「俺の練習法」出ました!「俺」シリーズ!何でもハーモニカを始められた頃、MTVをかけっぱなしにして、ひたすら乱入するという遊びをやっておられたそうで、実際にやってみようということでラジオをかけて、色々チューニングするのですが、なかなか音楽をやっている局がない!あ、やってる!とみんなでちょっとアドリブを吹いてみるんだけれど、すぐに曲が終わっちゃう。曲待ちで25人ほどの人が固唾をのんでラジオを聴いている、それもビルの1室で。何か笑っちゃいました。
でもこの練習法は鍵盤楽器でもすごく生かされそうだな、と思いました。どんなキーでどんなタイプの曲がかかるかわからないけど、とにかくアドリブ!ジャズの基本ということでしょうか。

お仕事がどんなステップで進められていくのか、といったお話はとても興味深かったです。平原綾香さんの「感謝」では、最初イントロのハーモニカはアドリブだったそうです。それがピアノとうまくからまなくて、お互いの魅力を消し合ってしまったので、ハーモニカのメロディを作曲して、シンプルかつキャッチーなものに変えたんだそうです。

あと、私が個人的にすごく感動したのが、服部克久さんの「音楽畑」シリーズのお話。最初服部先生から渡された譜面がわりとカチッとしたもので、それを西脇さんが書き起した譜面が大画面に映し出されました。確かにジャズのコードだけを書いたものとは違い、装飾音符まできちんと書かれた、クラシックの譜面のようなもの。それまでジャズ系のお仕事だと、コード譜のみがほとんどだったそうで、西脇さんにとってはいつもと違うやり方だったようです。しかも日本でベースやドラム、ハーモニカを録音したものを、ロンドンまで持って行き、オーケストラによるストリングスを後で入れたんだそうで、その曲を譜面を見ながら聴いたのですが、それはそれはJAZZYなテイストで、こんなことを言っては何ですが、まるでトゥーツ・シールマンスが吹いているとしか思えない楽曲に仕上がっていたのでした。しかも!ストリングスを後で入れたにも関わらず、西脇さんのハーモニカのフレーズの1部を先にストリングスが弾いて、あたかもそれを西脇さんがなぞったかのようなアレンジが施されていて、これには西脇さんも脱帽だったそうです。

「Nitty Gritty」「Eternity」「High Density」などご自身のアルバムからの曲も演奏してくださいました。生音のハーモニカはもちろんのこと、Fantomのシーケンサーの音が素晴らしく、ライブと遜色のない音に、プロのすごさを思い知った感じがしました。

最後に質疑応答。一番に質問させていただいたのは、お話の間でもよく出てきていた「ピッチベンドをかける方法」が私にはわからなかったので。(周りの方はやり方もご存知でうまく吹いていらっしゃいました)ハーモニカを吹きながら少し上向きに傾ける感じで、息を強く細く吹き込むと半音下がった音が出るとのこと。会場ではうまくできなかったのですが、さっきやってみたところ、下唇がちょっと穴にかぶさる感じにするとそれっぽい音が出ました!やった~!
ハーモニカのお手入れに関することや、よく使用されるエフェクターなど、色々な質問が飛び、少し時間をオーバーして8時頃に終了となりました。

その後は記念撮影&サイン大会。黒のケースにサインをお願いしようと白の油性ペンを買って持って行ったところ、モリダイラさんのほうにペンの用意がなかったようで、アンケートを書いていると「どなたかペンをお持ちの方は?」と西脇さん。すかさずお渡しして、無事にサインをもらえた初老の紳士から感謝されてしまいました。お役に立ててよかった。
写真撮影の順番を待ってまずサインをいただき、それからお写真を。以前銀座駅でのライブの時もお写真をお願いしたのですが、そのことも覚えていてくださって、またまた感激。スティービー・ワンダーの「Isn't She Lovery」のワンフレーズも聴けたし、お話もたくさんさせていただけて、本当に素晴らしいワークショップでした。Vol.2もぜひ参加したいです♪西脇さん、そしてこのワークショップを企画してくださったモリダイラ楽器さん、ありがとうございました。