関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

場所はさいたま市見沼区の自宅。コードや簡単な耳コピの仕方など、それぞれの方のレベルに合わせて、丁寧に教えます。珍しいヤマハの木目グランドピアノで、好きな曲を弾いてみませんか?左の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

ピアノって最高!

2007年01月25日 17時21分49秒 | 音楽
きのうBS2の「シブヤらいぶ館~歌のない音楽会」に小曽根真、塩谷哲両氏が出ておられたのを録画しました。夕食の準備をしながらだったので、今朝録画したものを見直しました。お2人のデュオを映像と共に聴いたのは初めてだったので、とても感動しました。

まずのっけから、お2人の見つめ合いながらの演奏に、こちらが照れてしまった。特に小曽根さんの塩谷さんを見る眼には、愛すら感じました。でも曲間でのアナウンサーとのトークで、お互いがお互いをそれはそれはリスペクトしておられることがわかって、「あなたと一緒に演奏できて、うれしくてたまらない」、そんな空気がお2人の間に流れている様子は、Synchronized DNAを思い出す感じで、熱い見つめ合いに納得。ジャズはお互いの顔を見ながらが基本ですし。

「Cat Dance」では塩谷さんがネコを思わせる飄々とした歩き方で登場したり、ピアノをたたきながら小曽根さんが移動して、連弾になったかと思ったら塩谷さんを押し出してしまい、仕方なく塩谷さんが今度はピアノをたたきながら小曽根さんの元いたピアノを弾き出したり。ピアノが2台というと昔テレビで見たキース・ジャレット&チック・コリアを思い出すのですが、若い頃見たということもあるのでしょうが、全然面白くなかった。それがこのお2人だと、ピアノが2台というシンプルな(グランドピアノが2台をシンプルというかはさておき)楽器構成なのに、とても楽しくてあきさせない。お互いの曲をソロで弾くというのも、それぞれのファンにとって興味深い。小曽根さん作曲の「Home」を塩谷さんが心を込めて弾く姿と音に、思わず号泣してしまいました。温かい、タイトル通りのメロディで、ピアノという楽器がいかに優しく美しい音を奏でるものであるかを、改めて思い知った気がしました。

最後にモーツァルトを2人で弾かれたのですが、小曽根さんが妙にジャズっぽいフレーズを弾いたときの塩谷さんのうれしそうで楽しそうな表情が、とてもうらやましく思えました。塩谷さんは高校生のとき小曽根さんのライブに行って、5歳年上の小曽根さんがあまりにすごかったので、この人のことは置いておこうと思ったんだそうです。プロになって小曽根さんからのラブコールも、最初は社交辞令と思っていたんだそうで。私たちからするとお2人とも天才的なピアニストなので、上には上があるんだと。それにしても背の高さも同じくらいで、それぞれカッコイイお2人なので、見栄えもするし、ぜひ今年もライブをやっていただきたいものです。

電気の楽器も大好きな私ですが、やはりピアノという楽器は奥が深いし、これからも追求していきたいと思います。う~ん、グランドピアノ欲しい・・・。お誕生日に誰か買ってくれないかしら。(どこに置くんだよ