もう読みたくないですよね。すみません・・・。私の性格上、年明けには落ち着いているでしょう。ダメなんです、一度火がつくと。でもたぶんタバコの火くらいの感じですので。2月にはまたKK JAMに行って窪田さん一色になっていると思います。
夕方、晩ご飯のしたくをしながら、パソコンでデイヴ・コズのアメリカでやっているラジオ「
Radio Koz.com」を聴くことができました。HPやらブログやらやっていながら、私はかなり遅れてるほうなので、「ネットでアメリカのラジオを聴ける」ということにとても感動してしまいました。いい世の中になったなあ・・・。ちなみに東京のラジオ局J-WAVEでも、土曜の早朝にデイヴ・コズの番組をON AIRしているそうです。週末早起きして聴かなくちゃ
彼のファースト・アルバムと最新アルバムがきのう届きました。いっそコンプを狙おうかとも思ったのですが、あとの2枚(1枚は超ベタなクリスマス・アルバム)は試聴して何となくやめておこうかと。(HMVにはないのですが、HPを見たらもう1枚アルバムが。赤ちゃんの写真のジャケットで、そちらはちょっと気になります)
ファーストはその名もずばり「DAVE KOZ」、90年発表の作品です。ジャケットに写るデイヴはかなりクルクルパーマのロン毛で、服装も白っぽいTシャツにベストと、今の短髪にスーツや黒のシャツが似合う大人な感じとは遠くかけ離れた感じ。音楽はといえば、どこにでもありそうなサックスの入ったフュージョンだなあ・・・と感じる曲も。でも2曲目のクレジットにはソプラノとEWI!と書かれていたり(どこでEWIを吹いているのかはイマイチ?)テナーの曲が少し前の窪田さんのソロアルバムに近い感じだったりと、90年という時代を感じながら楽しむことができます。(その頃の私は就職したばかりで、音楽的にはあまり力の入らない時期だった気が)
それから13年後の2003年発表の最新作「SAXOPHONIC」は、かなり洗練された大人の音楽で、それはそれはカッコイイです。どう表現すればよいかわからないのですが、今どきの音楽っぽいというか。1曲目の「HONEY-DIPPED」は東京JAZZの登場の曲でもあったのですが、ミドルテンポにスラップベース、そこにデイヴのアルトがハモって聴こえるテーマがのっかって、落ち着いたファンキーさが何ともいえない。WurlitzerやClavinetなど、古いエレピの音を多用してのR&Bっぽい曲や、リー・モーガンの「サイド・ワインダー」の印象的なピアノを使って、リズムは今どきのドラムンベース(とダンナさまが言ってました)、そこにデイヴのアルトという、古さと新しさが同居した「SOUND OF THE UNDERGROUND」は、とても面白いとおもいました。テナーが魅力的な「ALL I SEE IS YOU」、ソプラノだけど「スムースジャズだぞ!」と主張していないさわやかさの「JUST TO BE NEXT TO YOU」など、聴かせるタイプの曲もとてもGOOD。アルバムタイトルにもなっている「SAXOPHONIC(COME ON UP)」では、打ち込みのドラムにスクラッチやボーカルが入り、そこにアルト、テナー、ソプラノが混在する、まさにデイヴ・コズ・ワールド。
また、以前カテゴリーについて書いたときにコメントいただいた香魚さんの、スムースジャズについての印象=ソプラノサックスの多用、私も同意見だったので調べてみたところ、このアルバムでソプラノだけの曲は、13曲中3曲でした。(ソプラノとアルトなど、色々と使っている曲は他に4曲あったので、7曲と考えると結構使っているかも)ただ、バラードしっとり系が必ずソプラノかというとそうでもなかったので、アルバム全体を聴いてみて、これをスムースジャズと呼ぶなら、私は好きかも、って思いました。今手元に5枚のアルバムがあり、そのうち最初のほうはフュージョン系、中ごろがスムース系、そして最近はコンテンポラリー系、そんなカテゴライズを自分の中でしてみました。93年の「LUCKY MAN」はポップでファンキー。そして今のところ東京JAZZで唯一売っていて、ライブ終了後バカ売れしていた「THE DANCE」が最もスムージーな感じ。ワムの「ケアレス・ウィスパー」なんかが入っていてびっくりしました。もしかして日本向けに作ったものだったりして。
今年も残すところあと10日となり、そろそろ2006年のまとめに入る時期ですが、今年の大収穫として「デイヴ・コズを東京JAZZで観れたこと」を、まず一つ目に挙げたいと思います。