さて金曜日の答えは(すき焼き)でした♪
最近肉料理は焼き肉が主流になりましたが、以前はすき焼きが一般的でごちそうと言えばすき焼きでした。無論会席料理やフランス料理などは健在でしたが、とくに関西は牛肉の特産でしたから…
この工場がある地方都市もご多分に漏れずすき焼きを看板料理に唱っている料理屋さんが何軒もありました。
中でもこの会食に選ばれたお店は老舗のすき焼き専門店でありました。
ここの売りはお肉はもちろんですが、
たまごです。
すき焼きは鍋から具を取り自分の器に移してたまごと絡めて食べますがこのたまごに一工夫ありました。
ではたまごにどんな工夫があるのでしょうか(笑)
…これを明日に延ばせばさすがにお叱りを頂くでしょうね(笑)
このお店のたまごは2つあります。
え!? 違いますよ…
2つのたまごではありません(笑)
1つのたまごを割ると黄身が2つ出てくるのです。
どうです♪珍しいでしょう(微笑)
このお店のたまごは八割はそんなたまごです。
一体どこから仕入れしているのか分かりませんが、これがお店の一番の売りかも知れません…
さて韓国の御客様ですが、 日本のすき焼きを賞味できると興味津々でした。
すき焼きは確かに日本を代表する料理でしょうね。
アメリカの全米ヒットチャートで一位を取ったことのある日本の歌は 「すき焼きソング」でした。
ほんとですよ。
で…その歌はアメリカ風に題名が変わっていますが、坂本 九の「上を向いてあるこう」でした♪
当時まだ日本がよく知られていなかった時代、日本の歌だと分かるために付けた題名でした♪
まぁそれくらいすき焼きは有名な料理だったのです。
それで…話を戻しましょうか(笑)
韓国のお客様は鍋に脂を引いて下ごしらえをするあいだ工場長がする世間話に付き合っていましたが、気持ちはすでに鍋にいっていたようです(笑) 何せ若い人だから食欲もたっぷりあります。
やがて、鍋はグツグツと煮え出してきます。 野菜も煮えて肉なんか火が通ればオッケーです。
「お待たせしました。さあ召し上がって下さい、」
賄いの女中さんが一声掛けました。
韓国のお客様は舌なめずりしながら箸を取ります。
「あ…そうそうたまごを割って下さいね…」
韓国の御お様はたまごをまぶして食べるのを知らなかったのですが、女中さんはまさか外国人だとは思わなかったみたいで、あわててたまごをと 言う始末でした♪
韓国の御お様は習ったとおりたまごを自分の器に割ると… (笑)
そうここがお店の真骨頂です。
三人はお互いに相手の器を見比べました
「あれ~」一人がスッ頓狂な声を上げました。
他の二人も驚いた様子です。
「あの~工場長!たまごが2つあります!?」「そうです。私のも2つです。」
工場長は自分の器を見せて笑顔で言いました。
「お~なんと!」
「すごい!」
三人は口々に絶賛します。
「日本のたまごは黄身が2つあるのですか」一人が首を傾げながら聞くと「いえ、日本も普通は1つです。このお店はこれが自慢なのですよ」
とニコニコしながら説明しますが、内申喜ぶ顔を見てほっとしたとおっしゃっていました(後日談)
始めて食べるすき焼き、黄身が2つあるたまご…
韓国の若い御お様は驚いたり喜んだりと実に嬉しそうにしていました。
が…それは嵐の前の静けさでした。
「ささ…どうぞ♪」
「この辺りに肉がありますよ」勧められて三人は箸でお肉をつまみ上げました。
「うわぁ~大きい…です」
「すごい!です」
お肉の大きさに三人は驚愕の声を上げました。
…これには訳がありました。前もって工場長がお店に頼んでいたのです。「今夜のお客は韓流だからびっくりするくらい大きめのお肉を頼みますよ」
「はいはい分かりました♪」
「日本の名誉の為にもいつもより大きめにしてよ!」
「大丈夫ですよ♪」
「うん、任せたよ」
「あっ、そうそう勘定はいくら安くなってもいいから…」(笑)
「はぁ~」
そんな具合に工場長は今回の視察を成功させるために頑張ったのでした(笑)
そして三人は大振りのお肉を自分の器に取りたまごを十分にまぶして口に運びました。
「う゛ぱぁ!」
「おわぁ~」
「あんぱぁ~」
三人は日本語にないような奇声を上げました
流暢な日本語を操る三人もいざとなると母国語が出てしまうものですね。
「ど、どうしました?」
あわてて聞く工場長以下幹部連中(笑)
今の今までご機嫌にしていたのに…
三人はあわてて肉を吐き出したり、ビールをがぶ飲みしたりと 大騒ぎです。
「一体何が…」
お肉に何か入っていたのか… と訪ねると
三人は声を揃えて「まず~い!!」 (笑)
な、なんで!? 工場長以下みんなは目が点に…(笑)
かなり張り込んだはずのすき焼きをこうもハッキリ不味(まず)いとは…
ビールを飲んだりお茶でうがいしたりとひとしきり口の中からお肉を吐き出したあと、
落ち着いたところを見計らって工場長が恐る恐る声を掛けました。「何か…入ってましたか」
何かじゃあありませんよ!!
一人が泣きそうな顔つきで 一声 「気持ち悪いくらい甘~い」
これには一同唖然!!
よく考えてみると韓国はキムチを始め唐辛子の食文化でした。
辛いのが旨さなのです。
そんな食文化の国から来た人達です。
すき焼きのベースは砂糖と醤油でありますが、このお店は特に甘口仕立てにしていたのですね(笑)
せっかくの会食はヘドをつかれて台無しになりました(涙)……
最近肉料理は焼き肉が主流になりましたが、以前はすき焼きが一般的でごちそうと言えばすき焼きでした。無論会席料理やフランス料理などは健在でしたが、とくに関西は牛肉の特産でしたから…
この工場がある地方都市もご多分に漏れずすき焼きを看板料理に唱っている料理屋さんが何軒もありました。
中でもこの会食に選ばれたお店は老舗のすき焼き専門店でありました。
ここの売りはお肉はもちろんですが、
たまごです。
すき焼きは鍋から具を取り自分の器に移してたまごと絡めて食べますがこのたまごに一工夫ありました。
ではたまごにどんな工夫があるのでしょうか(笑)
…これを明日に延ばせばさすがにお叱りを頂くでしょうね(笑)
このお店のたまごは2つあります。
え!? 違いますよ…
2つのたまごではありません(笑)
1つのたまごを割ると黄身が2つ出てくるのです。
どうです♪珍しいでしょう(微笑)
このお店のたまごは八割はそんなたまごです。
一体どこから仕入れしているのか分かりませんが、これがお店の一番の売りかも知れません…
さて韓国の御客様ですが、 日本のすき焼きを賞味できると興味津々でした。
すき焼きは確かに日本を代表する料理でしょうね。
アメリカの全米ヒットチャートで一位を取ったことのある日本の歌は 「すき焼きソング」でした。
ほんとですよ。
で…その歌はアメリカ風に題名が変わっていますが、坂本 九の「上を向いてあるこう」でした♪
当時まだ日本がよく知られていなかった時代、日本の歌だと分かるために付けた題名でした♪
まぁそれくらいすき焼きは有名な料理だったのです。
それで…話を戻しましょうか(笑)
韓国のお客様は鍋に脂を引いて下ごしらえをするあいだ工場長がする世間話に付き合っていましたが、気持ちはすでに鍋にいっていたようです(笑) 何せ若い人だから食欲もたっぷりあります。
やがて、鍋はグツグツと煮え出してきます。 野菜も煮えて肉なんか火が通ればオッケーです。
「お待たせしました。さあ召し上がって下さい、」
賄いの女中さんが一声掛けました。
韓国のお客様は舌なめずりしながら箸を取ります。
「あ…そうそうたまごを割って下さいね…」
韓国の御お様はたまごをまぶして食べるのを知らなかったのですが、女中さんはまさか外国人だとは思わなかったみたいで、あわててたまごをと 言う始末でした♪
韓国の御お様は習ったとおりたまごを自分の器に割ると… (笑)
そうここがお店の真骨頂です。
三人はお互いに相手の器を見比べました
「あれ~」一人がスッ頓狂な声を上げました。
他の二人も驚いた様子です。
「あの~工場長!たまごが2つあります!?」「そうです。私のも2つです。」
工場長は自分の器を見せて笑顔で言いました。
「お~なんと!」
「すごい!」
三人は口々に絶賛します。
「日本のたまごは黄身が2つあるのですか」一人が首を傾げながら聞くと「いえ、日本も普通は1つです。このお店はこれが自慢なのですよ」
とニコニコしながら説明しますが、内申喜ぶ顔を見てほっとしたとおっしゃっていました(後日談)
始めて食べるすき焼き、黄身が2つあるたまご…
韓国の若い御お様は驚いたり喜んだりと実に嬉しそうにしていました。
が…それは嵐の前の静けさでした。
「ささ…どうぞ♪」
「この辺りに肉がありますよ」勧められて三人は箸でお肉をつまみ上げました。
「うわぁ~大きい…です」
「すごい!です」
お肉の大きさに三人は驚愕の声を上げました。
…これには訳がありました。前もって工場長がお店に頼んでいたのです。「今夜のお客は韓流だからびっくりするくらい大きめのお肉を頼みますよ」
「はいはい分かりました♪」
「日本の名誉の為にもいつもより大きめにしてよ!」
「大丈夫ですよ♪」
「うん、任せたよ」
「あっ、そうそう勘定はいくら安くなってもいいから…」(笑)
「はぁ~」
そんな具合に工場長は今回の視察を成功させるために頑張ったのでした(笑)
そして三人は大振りのお肉を自分の器に取りたまごを十分にまぶして口に運びました。
「う゛ぱぁ!」
「おわぁ~」
「あんぱぁ~」
三人は日本語にないような奇声を上げました
流暢な日本語を操る三人もいざとなると母国語が出てしまうものですね。
「ど、どうしました?」
あわてて聞く工場長以下幹部連中(笑)
今の今までご機嫌にしていたのに…
三人はあわてて肉を吐き出したり、ビールをがぶ飲みしたりと 大騒ぎです。
「一体何が…」
お肉に何か入っていたのか… と訪ねると
三人は声を揃えて「まず~い!!」 (笑)
な、なんで!? 工場長以下みんなは目が点に…(笑)
かなり張り込んだはずのすき焼きをこうもハッキリ不味(まず)いとは…
ビールを飲んだりお茶でうがいしたりとひとしきり口の中からお肉を吐き出したあと、
落ち着いたところを見計らって工場長が恐る恐る声を掛けました。「何か…入ってましたか」
何かじゃあありませんよ!!
一人が泣きそうな顔つきで 一声 「気持ち悪いくらい甘~い」
これには一同唖然!!
よく考えてみると韓国はキムチを始め唐辛子の食文化でした。
辛いのが旨さなのです。
そんな食文化の国から来た人達です。
すき焼きのベースは砂糖と醤油でありますが、このお店は特に甘口仕立てにしていたのですね(笑)
せっかくの会食はヘドをつかれて台無しになりました(涙)……