<続き>
5.北タイの窯構造
今回はカロン諸窯より三つの窯について紹介する。カロンの開窯時期は一般的に14世紀と云われているが、以下に紹介する窯の諸元と開窯時期については、サーヤン教授の著書「CERAMICS IN LANNA Sayan Praichanjit」より転載した。
5-7.カロン:トゥンマン・ポーター窯
チェンライ県ウィアンパーパオ郡
●平面プラン
地下式楕円形
●窯諸元
全長:3.85m
燃焼室長:1.55m
焼成室長:1.9m
煙道径:0.4m
全幅:1.9m
昇焔壁高:0.5m
●開窯時期
15世紀
●出土陶磁
白磁、緑彩陶、青磁鉄絵、褐色陶
5-8.カロン:フェイパヨーム・ポーユエン窯
ランパーン県ワンヌア郡
●平面プラン
地下式楕円形
●窯諸元
全長:4.6m
燃焼室長:2.2m
煙道径:0.4m
全幅:1.5m
昇焔壁高:0.45m
●開窯時期
16世紀
●出土陶磁
白磁、青磁刻花
5-9.カロン:メーフェウ・サオケーウ窯
●所在地
ランパーン県ワンヌア郡
●平面プラン
地下式楕円形
●窯諸元
記載なし
●開窯時期
15世紀
カロン諸窯の轆轤回転方向は、サンカンペーン諸窯と同様に左右混在で、一つの特徴となっている。
<続く>
5.北タイの窯構造
今回はカロン諸窯より三つの窯について紹介する。カロンの開窯時期は一般的に14世紀と云われているが、以下に紹介する窯の諸元と開窯時期については、サーヤン教授の著書「CERAMICS IN LANNA Sayan Praichanjit」より転載した。
5-7.カロン:トゥンマン・ポーター窯
(写真出典:現地にて撮影)
●所在地チェンライ県ウィアンパーパオ郡
●平面プラン
地下式楕円形
●窯諸元
全長:3.85m
燃焼室長:1.55m
焼成室長:1.9m
煙道径:0.4m
全幅:1.9m
昇焔壁高:0.5m
●開窯時期
15世紀
●出土陶磁
白磁、緑彩陶、青磁鉄絵、褐色陶
5-8.カロン:フェイパヨーム・ポーユエン窯
(写真出典:現地にて撮影)
●所在地ランパーン県ワンヌア郡
●平面プラン
地下式楕円形
●窯諸元
全長:4.6m
燃焼室長:2.2m
煙道径:0.4m
全幅:1.5m
昇焔壁高:0.45m
●開窯時期
16世紀
●出土陶磁
白磁、青磁刻花
5-9.カロン:メーフェウ・サオケーウ窯
(写真出典:現地にて撮影:下段窯)
(写真出典:現地に撮影:上段窯)
(写真出典:現地にて撮影:下段窯の煙道が上段窯の燃焼室に繋がる)
以下、下段窯について記載する●所在地
ランパーン県ワンヌア郡
●平面プラン
地下式楕円形
●窯諸元
記載なし
●開窯時期
15世紀
カロン諸窯の轆轤回転方向は、サンカンペーン諸窯と同様に左右混在で、一つの特徴となっている。
<続く>